フォトアルバム

ウェブページ

最近のトラックバック

Powered by Six Apart

« 2013年2月 | メイン | 2013年4月 »

2013年3月

2013年3月30日 (土)

3月30日 春のせせらぎを



3月も、あっという間でした。

気づけば、来週から4月なのです。

今日は、気温が上がらない一日とありましたが、午後からしだいに陽射しが出てきました。

まだ、外の風景は、土けた色が広がっていますが、目の前を流れる実沢川は、

雪融けの水を勢いよく運びながら、流れるせせらぎの音を聞かせてくれます。


利用者さんも、陽射しに誘われて、ウッドデッキまで出てこられ、

せせらぎの音を聞きながら、水の流れを、ゆったりと眺められていました。



Dscn1158



いましばらくすれば、まだ、雪の残る土手沿いにも、蕗のとうが目を出し、

春の訪れを知らせてくれます。

昨年は、この土手にアスパラが出ており、収穫もされています。

今年は、どのくらい出るのか、楽しみです。


本日は、利用者さんの誕生会も行われました。

2人の利用者の方が、皆さんより祝福を受けられています。

鮮やかな着物に身を包んでの登場となり、最初は緊張されていたようでしたが、

しだいに笑顔で、お祝いのケーキを召し上がっておられました。


特別な日だけは、ちょっとした贅沢も、たまにはいいんではないでしょうか。

2人とも、とても、着物が似合っていましたよ。




Dscn1163a



2013年3月29日 (金)

3月29日 野球観戦2



今日の朝方は、視界をもやが覆い、深い霧につつまれたようでした。

川沿いは、霧が覆いやすいという話を聞いていますが、今年初めてのような気がします。




Dscn1113


テレビでは、曇り空の下、高校野球の熱戦が繰り広げられていました。

本日は、山形県代表の3回戦が行われることから、野球好きの男性利用者さん達は、

テレビが気になってしょうがない様子でした。

試合開始のサイレンの合図とともに、見やすい場所に陣取り、応援しようかという最中に、

立て続けに相手側から、点数を入れられてしまいました。

序盤は、それでも接戦だったのですが、後半は相手に押し切られるかたちで無念の敗退となりました。


続いて行われた試合では、宮城県代表校が、強豪校を破るという快挙を起こしております。

利用者さんが、帰り支度を行っている中での、東北勢の嬉しいニュースに、利用者さんの間でも歓声が起こりました。

震災を乗り越えて、勇気と感動を与えてくれる球児達の活躍を今後とも期待しております。




Dscn1130Dscn1140



2013年3月28日 (木)

3月28日 桜飾り



本日は、天井にかけられていた葉もない枝に、利用者さんの協力を得て、

桜の花を咲かせることにしました。

最初は、職員が行っていたのですが、見でらんね!、と言わんばかりに、

利用者さん自ら、上に立ち、枝に桜の花を取り付けてくれました。


私は、支えをしながら、花の良いポイントを伝達していました。

少しずつ、桜の花が芽吹いていき、これから暖かくなるにつれて、

今以上の満開の桜が、天井に咲きほこることになるでしょう。


その日が、とても楽しみです。




Dscn1097Dscn1107Dscn1105



2013年3月27日 (水)

8月27日 野球観戦



今日は、春らしい暖かい一日でした。

その暖かさに誘われてか、ウッドデッキに出られ川の流れを眺めている利用者さんもおられました。

屋内が暖かいだけに、窓を開け、外から入ってくる風が心地よく感じられました。


庭の芝生は雪をかぶっている間に、ずいぶんとモグラに荒らされたようで、

いたるところに、穴が出来ていたり、土が掘り返されていました。

春とともに、現在は色が枯れたようになっている芝生ですが、あおあおと繁って、

緑で覆いつくしてくれればと思います。


テレビでは、選抜高校野球大会の熱戦が繰り広げられています。

本日は、山形代表の山形中央高校の出番となり、利用者さんも一緒に観戦し、応援しておりました。

利用者さんの中には、うちにいるときは、野球を見るのが楽しみで毎日見てるの、

なんて話される熱心な高校野球ファンの方もおられました。


点の取り合いから、はらはらする展開もありましたが、見事に打線爆発し、逆転劇となりました。

地元のチームが勝つと、どことなくみんな嬉しくなるものです。

今後の試合も期待しつつ、出来うれば、あと一勝、更に一勝

さらなる活躍が楽しみです。




Dscn1071Dscn1081






2013年3月26日 (火)

3月26日 春祭りまで



朝から、何故か外は吹雪いており、冬をぎりぎりまで引っ張ってやろうとしているような天気でした。

もう、雪はうんざりだ、などと車の中で利用者さんと話していました。


送迎でお伺いする利用者さんのお宅の玄関口には、木々の芽が大きく膨らんでおりました。

もうすぐ・・・もうすぐと、芽吹くのを待ち望んでいるようでした。




Img_3370


河北町の春の雛祭りは、4月の2日、3日に、行われます。

谷地八幡宮脇の通りに、たくさんの出店が立ち並びます。

由緒あるお雛様を見学することができるお屋敷も開かれます。

お祭りに利用者さんと一緒に遊びに行ければ、いいんですけどね。


今日も、4月に向けての創作活動の大詰めが行われています。

熱心に取り組まれており、おやつも忘れてしまうほど、頑張っている利用者さんもおりました。



Dscn1059Dscn1054Dscn1065



2013年3月25日 (月)

3月25日 読んであげるね



天気予報では、すっかり春模様の天気が続く中、本日雪マークがついておりました。

10%と、わずかな確率ですが、きっと県内のどこかで、最後の雪が降るのかもしれませんね。


今日の私は、気合を入れて、入浴の着脱補助に入っております。

あっちいったりこっちいったり、衣服を着せたり、脱がせたりと、

自分でもかなりの運動量になった気がします。

利用者さんの間に入って行うことで、普段見えなかったところも気づくことができました。


デイルームの天井を飾っていた、団子木の名残の装飾品を、本日、遅ればせながら外しています。

これからの季節にあった、春らしい装飾に変えるつもりですので、今度お見せするまでに、

楽しみにしておいてください。




Dscn1021Dscn1026


今日の午後から、職員のお子さんが、ひょこっと顔を出してくれました。

利用者さんの前で、しっかり挨拶されて、手持ちの絵本を朗読して聞かせてくれました。

利用者さんも、表情をほっこりしながら、その朗読の様子に聴き入っておられました。




Dscn1040Dscn1041



2013年3月23日 (土)

3月23日 新しい試み



寒河江の水田は、すっかり雪が消えていましたが、河北町には、まだ雪が残っているところもあり

雪融けあとには、水を吸ったぬかるみが出来ていました。

そこは、白鳥が羽を休めるための休息の場になっています。

雪融けとともに、北上していく群れも、この辺りの雪が消えてしまうと、

さらに北へと飛んでいってしまうでしょう。


長旅お疲れさまです。

今だけは、この場で羽を休め、通りがかる人達の目を楽しませてください。




Img_3356Img_3357Img_3359



4月も近づき、笑和感のデイルームも新たな試みをしていきたいということで、

大きく配置替えを行うことにしました。

リハビリの運動を行うスペースが、今まで、創作活動の場所と離れていた為に、

真ん中の空間がぽっかり空いてしまい、同じ空間なのに、職員も利用者さんも分かれてしまい

少しもったないような状況になっていました。

その問題点が、気になっていたので、話を切り出し、いかに良い空間作りができるかを皆で検討し、

今回の配置換えとなりました。

これにより、職員と看護師さんとの関係も、より密になり、お互いにサポートし合えるようになります。


今日、初めて、新しく配置されたデイルームに来られた利用者さんも、新鮮な気持ちだったと、話されていました。

毎日、毎日、少しずつ反省と検討をしながら、少しでも良い方向に持っていければと思います。


私が思い描いていた、川の流れを見ながら、皆で運動を行える環境が、春にむけて着々と進行しています。




Dscn1009Dscn1017Img_3353



2013年3月22日 (金)

3月22日 桜飾り



本日から、高校球児達の熱戦が繰り広げられています。

朝から、テレビに映し出されていたのは、球児達が集った開会式の様子でした。

どの選手たちも、良い顔をして臨んでいました。

開会式が終わり、さっそく始まった試合の様子を、利用者さんが、眺められていました。

晴れやかな空の下、県を代表した者達が繰り広げる熱戦

いつの時代にも、この光景は、青春の輝きをドラマとともに見せてくれます。




Img_3340


送迎で車を走らせると、この辺りの田んぼは、まだ白い雪に覆われています。

それなのに、ものの5分程、車を走らせただけで、広がる田んぼの風景には雪がないのです。

降り立っている白鳥の数も、少なくなり、空を群れをなして飛んでいきました。

いかに、豪雪地の狭間にいることを改めて実感されます。


今日は、利用者さんと一緒に、部屋を春模様で彩っております。

様々な桜の花を用いて、装飾を施しております。

季節が移り変わり、窓から見える風景も変化していきます。

私達、皆の心も模様替えしなければいけませんね。


来月の今頃は、お花見で、川の土手沿いをドライブしているのでしょう。

春のスイーツフェアなのか、新聞の広告には甘そうな団子やケーキの広告が入っています。

職員も、にこにこしながら、お団子食べたいね~と、何故か私の方を見ながら、

利用者さんと盛り上がりながら話をしていました。




Dscn0991Dscn0993


2013年3月21日 (木)

3月21日 ぼらんてぃあさん



積もっていた厚雪が消えていき、しだいに春めいた陽気になってきたのかと

思っていたのですが、今日はなんと雪が降ってきました。

窓の外では、横殴りの吹雪の光景が見られるほどでした。


冬の終わりの最後っぺなんて、ゆるいことを言ってもいられないほど、

北の地方では、猛吹雪に見舞われ、多重接触事故の様子がニュースで報道されていました。


今日が、最後の雪の日であることを、願います。




Dscn0952Dscn0953


さて、そんな雪の日でしたが、今日はボランティアの学生さんが来所してくれました。

丁度、春休みにはいられたというので、その機会を利用して、私達にコンタクトしてくれたのです。

来られたきっかけのひとつに、笑和感のホームページで、私が呼びかけておいた、


ボランティアさん大歓迎!


が、見事に功をそうしてくれたようです。


福祉系の学校に在学されているということで、直接施設の中に入って、雰囲気に親しんでもらうというのは

本人にとっても刺激になるのではないでしょうか。

もちろん、こちらも、利用者さんが話し相手が出来たと喜んでくれているし、見守りに参加してくれるおかげで、

職員にとっても大助かりです。


ボランティアさんには利用者さんと一緒に、創作活動や軽体操に一緒に参加してもらいました。

パワフルな利用者さんの様子に圧倒されていたようでした。

そんな感じで、あっという間に、一日は過ぎていきました。

最後に、利用者さんを玄関で見送っておりました。



Dscn0974



このように、昨日にはなかった今日、というサプライズがあると、楽しいですね。

これからも、ボランティアに来て下さる方、歓迎しておりますので、よろしくお願い致します。

ご連絡は、笑和感まで!




2013年3月20日 (水)

3月20日 夢にぼたもち



天気は、ぱっとしない曇り空です。

春分の日である今日は、太陽が春分点に達して、昼夜が等しくなる日とのことだそうです。


今日のお昼ご飯は、ぼた餅が、振る舞われました。

納豆、あんこ、ずんだ、の3種が用意されています。

利用者さんも、皿の上にのっている3種の色とりどりのぼた餅に、

思わず顔をほころばせておりました。



Img_3325


3つの中で、どれが一番好きなのかと、聞いてみると、だんぜん、ずんだが一番人気でした。

さて、なんで、ずんだ という名前なんだろうと、利用者さんに質問されました。

頭をぎゅっとひねってみて、答えました。

「 昔、神様に御供え物とともに、ささげる舞というものがあって、その時の舞のリズムが

ズンダカ、ズンダカ・・・と聞こえたことにより、その時に皆に振る舞われた豆をつぶして作った餅が、

ずんだ餅と言われるようになったんです 」

と、適当なことを言ってすいませんでした。



それで、調べてみたところ、ずんだというのは、枝豆や空豆をつぶしてペースト状にしたものの総称であり、

地方によって、その呼び名が異なっているとのことです。

「ずんだ」 と呼ばれているのは、岩手や宮城を中心としたところで、

「じんだ」 と呼ばれているのが、会津をのぞく福島県や、山形県の庄内地方だそうです。

「じんだん」 と呼ぶのが、山形県の置賜地方なんだそうです。

そして、福島県の会津や、今私達がいる山形県の村山地方では、「ヌタ」と呼ばれています。

ですので、この辺りに住んでいる人にとっては、「ヌタ」、「ヌタ餅」というのが、一般的なんですね。



Img_3327



そうして、豆知識を披露して、利用者さんは、たいそう、そのヌタ餅にご満悦で、

追加でおかわりを、ぺろっと平らげる利用者さんも、たくさんおられました。


普段、食欲がほとんどわかない利用者さんも、この時ばかりは、満面の笑みで、ヌタ餅を頬張っておられました。

夢にぼた餅とは、よく言ったもので、昔から愛された食べ物なんですね。





2013年3月19日 (火)

3月19日 うどんうまい



窓から見える景色は、轟々と濁った水が絶え間なく流れていき、

その流れの中には、太い木の幹や黒々とした枝が、転がるように勢いよく流されていきました。

雪融けが続く限り、穏やかな川の流れを耳にするのは、まだまだ時間が必要なようです。

勢いよく恐いほどに流れる川のほとりには、相変わらず仲の良い鴨のつがいの姿が見られました。

対照的な光景に、思わずその仲睦まじい姿を目で追っていました。



Dscn0915


利用者さんの中には、創作活動のつるし飾りを、すでに作り終えた方もおりますが、

週に一度しか来所されていない方は、まだ終わられていない方も多く、

4月前には持ち替えられるように、ラストスパートで午後からも時間を割いて

取り組まれている利用者さんもいました。

自分でいろいろと考えながら、熱心にボンド付けをされている姿が見られました。



Dscn0907Dscn0906Dscn0917



私個人事ですが、良いことと残念なことがありました。

良いことは、今日が私の検食当番の日だったということです。

特製うどんと、天ぷら盛り合わせという、嬉しい献立でした。


つるつると、喉越しもほどよく美味しくうどんを頂き、ぱりぱりと食感豊かな天ぷらを、

うどんの上に乗せたりしながら、衣のついたちくわと野菜のかき揚げを頂きました。

デザートの、桜の花びらを思わせるつぶつぶが入った手作りの桃ゼリーも美味しかったです。



Img_3320



さて、残念なことは、今日はお弁当を持ってきていたことです。

このお弁当は、今日の夕食代わりです。


いつも美味しいご飯が食べられる利用者さんが、うらやましいですね。




2013年3月18日 (月)

3月18日 赤頭巾



雲が厚く覆っている空模様で、時折雨が降り地面を黒く濡らしていました。

目前の川の流れは、激しく水かさも増しています。

窓から見える場所で、鴨が雪融け跡の草跡に頭を突っ込んで、餌を探しているようでした。




Dscn0857


利用者さんが、お地蔵さんのために、赤い頭巾を作ってくれました。

さっそく、冬用の毛糸の帽子から、頭巾へと交換してくれました。

笑顔が、更に増したように、よく似合っていました。

こちらも思わず頬が緩んでしまいますね。




Dscn0872Dscn0883Dscn0889



2013年3月16日 (土)

3月16日 旧知の仲



肌寒い朝ですが、空は青く晴れています。

雪融け水も加わってか、目の前を流れる実沢川の水量も多く、

轟々と勢いよく光を浴びながら、寒河江川へと流れていきます。


ババババッっと、数羽の鴨が水面から飛び立っていきました。

中には、のんびりと川の流れにのって、どんぶらこと流れていくマイペースな鴨もいました。




Img_3281



さて、旧知の仲と言いますが、人が集まる場所においては、新しく顔を合わせての知人や友達も多くできますが、

やはり、昔からの顔見知りや友人の方は、特別だと思います。


利用者さんの多くは、最近のことはなかなか覚えられないけれども、昔のことはよく覚えていると言われます。

だからこそ、自分が十分に動くことが出来た日々の鮮やかな思い出が蘇れば、

それだけで、その瞬間は特別な時間になります。


長い間、利用者さんと接しているなかでも、そうした瞬間に立ち会った時に、これまで見たことのない

利用者さんの姿を見ることができます。

昔からの知り合い、友達の存在は、年を重ねるごとにその価値が大きくなるものだと思いました。




Dscn0835




2013年3月15日 (金)

3月15日 消防避難訓練



今日は雲一つない快晴で、絶好の避難訓練日和です。

皆さん、頑張って避難しましょう!



Dscn0824



と、言うことで、今年初めての、消防と避難訓練を実施致しました。

設備会社の担当者の方が来られて、火事場発見から、火事ぶれ、消防署への通報、初期消火活動、

利用者さんの避難誘導、そして消火器を使った消火訓練を行いました。


今回は、日中の入所施設の個室から出火したという想定で、限られた人数の中、

いかに車椅子を使用されている利用者さんを、非常口から屋外に避難できるかということを、

主に考えて行いました。

火事が発生する危険性が多い夜間帯に出勤しているせせらぎ草の職員に、通報などの重要な流れを

経験してもらいたいと思ったからです。

特に、消防署への通報と連絡対応は、今回行った職員も、訓練だったとはいえ、

緊張してうまく出来なかったとの反省がありました。

来所頂いている利用者さんも、火事報告と非常ベルがなったと同時に、職員の誘導で、

玄関口から、外に出られました。

目立った混乱はなかったものの、一つの入り口に集中してしまった為、次回の訓練時は、

より迅速な避難が出来るように、複数の非常口から分散して避難できるようにと考えました。





Dscn0805Dscn0809Dscn0814





2013年3月14日 (木)

3月14日 春は・・の季節



今日も、良い天気でした。

アスファルトの上に、元気に雪をばらまいています。


ウッドデッキにかけられたビニールシートも取り外しました。

でも、何やら保護したつもりのシートのせいか、塗料が剥げており、がっかりです。

実沢川から、サギが優雅に飛び立つ姿を眺めていました。


今日は、フットケアのボランティアの先生が来所してくださり、利用者さんにフットマッサージの

手厚いサービスを施して頂きました。

とても気持ちよさそうに、居眠りしながら、施術を受けられていました。

これで、脚も若返り、体調もすこぶる元気になりますね。




Dscn0737



今日の業務が終わる頃、せせらぎ草では、利用者さんが退所されるとのことで、

お別れ会を、せせらぎ草の利用者さんと職員の方も加わり、行っていました。

別れを惜しむ歌を歌ったり、ささやかなプレゼントを渡したりと、ほのぼのしたひと時を過ごしました。

利用者さんや職員の方も、思わず涙ぐむ方もおられました。

笑顔のまま、ここを去っていくのは喜ばしいことです。

でも、やっぱりどこか寂しいですよね。


春は出会いと別れの季節と言われています。

卒業していく生徒さんを見送る先生とまではいかなくても、私達職員は、

ほんの少しだけ別れの寂しさというものを共有したところです。


これからも、お元気で笑顔で過ごされることを願います。



Img_3241Img_3251Img_3252



2013年3月13日 (水)

3月13日 折り紙の薔薇



昨晩、布団の中で、白鳥が鳴きながら飛んでいくのを耳にしたような気がしました。

この辺りでは、まだ降り立つ田んぼが雪に覆われているために、南へと向かっていったんでしょうか。

白鳥が降り立った話を聞いたら、是非ドライブがてらに利用者さんと出かけてみたいですね。


今日は、一日を通して曇り空で、時折雨が降る一日でした。

気温も低く、肌寒さに思わず身震いをしてしまいました。


利用者さんが、家で作ってきたんだ、と言って、ビニール袋に入れてきた、あるモノを

職員に手渡してくれました。

中には、ピンクの花びらが鮮やかな一輪の薔薇が入っていました。


その薔薇は、折り紙で作られていました。

薔薇の花びらひとつひとつが一枚の紙から作られたとのことです。

緑の葉も、色鮮やかに力強く作られていました。

利用者さんも、手に取って見られながら、感心されていました。


作って皆さんに見せてあげたいという一心から、こうした作品が生まれたのかもしれませんね。




Dscn0732




2013年3月12日 (火)

3月12日 一銭五厘



今日は陽気に恵まれ、積もっていた雪の高さもだいぶ低くなったのを感じています。

雪は降らなくなるでしょうが、世の中、飛来してくる黄砂やらPM2.5が、空から降ってきて、

人々の生活に大きな不安を与えています。

中国の街並みが黄色のスモッグに覆われている光景を、テレビやネットで見ましたが、

現在、日本でも九州から広くは都内まで、その猛威が広がっているとのことです。

幸い、山形県には、それほど深刻な状況が、まだ確認されていないこともあり、

今日は、車の中から雲一つない空を眺めながら、送迎を行ってきました。

この空が、黄色く霞まないことを願います。


今日の朝の話題で、昔のお金の価値について話題になっていました。

今では使わなくなってしまった、一円より下の単価です。

いや、株などの相場では、今も使われていましたね。

一円の下の貨幣単価 「 銭 」 です。

更に、その下の貨幣単価は 「 厘 」 です。

銭や厘とは、どのくらいの価値があるのか、すぐにぴんときますか?


利用者さんの話を耳にすると、

「むかし、ハガキは一枚、1銭5厘だったんだ」

「豆腐は、3銭だった」

などと、話されていました。


さて、どのくらいの価値があるのかと、調べてみますと、

銭とは、1円の 1/100 の価値であり、

厘とは、1円の 1/1000 だというのです。


上の利用者さんが話していた、ハガキ1枚 1銭5厘というのにも理由がありました。

日中戦争時代の葉書代から、召集令状は別名 「一銭五厘」 とも呼ばれていたそうです。

知らないことばかりで、驚かされます。





Dscn0669




2013年3月11日 (月)

3月11日 あの日から2年



3月11日という日を迎えることは、日本に住む人々、とりわけ東北に所縁ある方にとっては、

とても胸中に去来する強い思いを再認識できる大切な意味を持ちます。


東北を襲った大地震、東北大震災、それによりもたらされた津波による犠牲

そして放射能汚染

あの日から、2年が経ちました。

しかし、復興という言葉を掲げながらも、未だに充足されたという結果に至っていない現実があります。

それを、改めて今日のこの日に、日本は現状を再認識し、更に一歩踏み出さなくてはなりません。


2年前のあの時、あなたはどこで何をしていたのですか?


そんな話題が、今日一日で、どれだけの人々の間で交わされたのでしょう。

多くの人々が、2年前のあの日を思い返したはずです。


利用者さんにも同じ質問で聞いてみたのですが、私が期待していた回答は返ってきませんでした。

忘れてしまったというのです。

大震災があって、大変なことになっているという現状は、わかるのですが、あの瞬間、

自分は何をしていたのか、忘れてしまったとのことでした。


ただ、利用者の方にとっては、あの恐ろしい記憶は、必要ないのではないかと思いました。

私達若い世代が、あの時の経験を継ぎ、後世に伝えていかなければならないのだと思います。


午後2時46分 テレビから式典の中継が流されています。

職員と利用者さんも参加して、全員で黙祷をしました。

鐘の音だけが響いていました。




Dscn0637





2013年3月 9日 (土)

3月9日 パットゲーム



今日も、気持ちよく晴れました。

利用者さんは、つるし飾りや部屋に飾る桜の花びらを作られています。

たくさんの色とりどりの花びらが机の上に並べられていました。



Dscn0559


今日は、陵西中学校の生徒さんから頂いた、パットゲームを利用者さんと一緒に使わせてもらっています。

このパットゲームは、ただ、打って穴に入れるだけのゲームではないんです。

なんと、穴が点数ごとにあり、更にその穴が回る!

穴が回転するのです。

こうして、入った玉の点数を競いあうようにして遊ぶことができます。


私も、お手本として、ゴルフパットを握って玉を転がしてみたのですが、

これがなかなかに難しいものです。

利用者さんが、代わる代わる交代しながら、パットゲームを楽しまれました。


ゲートボールを経験されてきた利用者さんにとっては、腕のみせどころですね。

経験による腕の見せ所ではありますが、点数は運しだいで、誰にでも競い合う楽しみがもてそうです。



Dscn0570Dscn0578


本日、利用者さんの誕生会が行われています。

私も、番傘を持ち出して、お祝いの即興傘踊りを披露しました。

立派な挨拶をされておりましたが、これからもどうぞお元気で!




Dscn0591



2013年3月 8日 (金)

3月8日 みちやっこ



すっかり暖かくなり、テレビでも気温上昇が話題になっておりました。

今日も利用者さんは、元気に来所されています。


ある利用者さんが、昔の想い出を語っていたところ、芸者上がりの歌い手さんが

よくテレビの歌番組に出ていたのよ、なんて話をされていました。

その中でも、印象に残っていた芸者さんが、「美ち奴 (みちやっこ)」という方で、

その方の歌う歌を記憶伝いに口ずさんでおりました。


そういう、昔のネタなら、私におまかせあれ、ということで、

さっそくテレビのリモコンを、ぽちぽちといじって、テレビ画面に、

かの「美ち奴」が歌っている姿を、映し出しました。


画面に次々と映し出される昭和の歌と、着物で着飾った歌い手の方々

「懐かしいちゃ~」

と、画面を食い入るように見つめながら、利用者の方同士で話されていました。

そして、その中でも、想い出の一曲が、「まんしゅうむすめ」でした。

軽快なリズムで、テレビから聞こえてくる歌声に、利用者さんも、

歌を口ずさんでいました。

「こんな歌あるごとすっかり忘れでだけは」

と、歌を耳にした男性の利用者さんが、そう語りながら、歌を歌ってくれました。


きっかけがなければ、聴くこと歌うことなどなかった歌を、再び思い返し、歌うに至ったというのは

なかなかにない経験だったのではないかと思います。

眠っている想い出の発掘というのも、まるで記憶の宝探しのような、そんな嬉しい気分にさせてくれます。




Dscn0521Dscn0523Dscn0544





2013年3月 7日 (木)

3月7日 輪投げ始めました



今日は、暖かい陽気に恵まれ、いっきに春が訪れたようでした。

積もった雪も、毎日目に見えて溶けていくのがわかります。

長い冬が終わったのを実感できた一日でした。


今日は、さっそく陵西中学校の生徒さんから頂いた輪投げゲームを使って、

レク活動で使わせてもらいました。

恥ずかしながら、今まではペットボトルを並べて、行っていたので、

利用者さんの参加率もいまいちだったのですが、今日の本格的な輪投げ盤をもってすれば、

利用者さんのやる気スイッチも、ワンランクアップしたようです。

みんなで、ワイワイ話しながら得点を競われていました。

盤が近いのに、なかなかうまく入らずに、首をかしげながらも笑顔で輪を投げられていました。

皆で楽しめる良いものを頂きました。

本当にありがとうございました。



Dscn0485Dscn0488Dscn0516




今日は、一部の職員の方と一緒に、高畠のほうにある施設さんに研修を兼ねた見学に行ってきました。

自然に恵まれた環境の中に立地され、窓からは遠い山並みを一望する事ができました。

すぐ後ろの小川から、鴨が飛び立ち、鳴き声に空を見上げると飛んでいく白鳥の一団が通り過ぎていきました。

丁度、今が白鳥が飛来されているというので、施設では白鳥見学が行われているそうです。

笑和感、せせらぎ草のように、デイサービスと老人ホームが併設されているということで、

いろいろと参考になるお話を聞かさせて頂きました。


今後も、こうした機会があれば、視野が広がっていくと思います。






2013年3月 6日 (水)

3月6日 贈り物



今日は、晴れ間が見えたり、雲に覆われ、激しい雨が降ったりと、変わりやすい天気でした。

今日も朝から、利用者さんのお宅にお邪魔して打ち合わせをしております。

瞳がブルーのネコさんに、手のひらを差し出し、甘噛みされてきました。




本日、デイの利用者さんが帰られた後なのですが、これまでにも様々なボランティア活動で、

お世話になった陵西中学校の生徒さん達が来所してくれました。

ペットボトルキャップ収集で得た収益金を元に、レクリエーションの備品を購入して頂いたのです。

以前に、学校の担当の先生より、施設で使用するもので欲しい備品などはありませんか、ということを聞かれ、

レク活動で使用する備品が、不足していたこともあり、先生にお話をしておりました。


今回、生徒さん達が寄贈してくれた備品は、輪投げセットと、パターの練習ができるゴルフゲームです。

生徒さん方が来所されるというので、せせらぎ草の利用者さんと一緒に到着を待っておりました。

今まで、のんびりとソファーでくつろいでいた利用者さんも、生徒さん達が到着すると

すくっと立ち上がり、生徒さんを前に、

「この度はありがとうございました」

と、深々とお辞儀をしながら、挨拶されました。

生徒さんからの挨拶より先に、お礼のコメントとなり、笑いが起りました。



Dscn0452




それから、生徒さんより、自ら育てられた花を頂きました。

利用者さんも、お花を抱えて緊張しながらも、お礼の言葉を返されていました。



Dscn0465aDscn0468a



私達職員の言葉よりも、時に利用者さんからの言葉の方が、生徒さん達にとって、温かく伝わるものがあります。

この度は、忙しい中、お越し頂き、寄贈ならびに花のプレゼント

本当にありがとうございました。


今度、寄贈して頂いた備品を使って、楽しまれている利用者さんの姿を紹介できるかもしれませんね。



2013年3月 5日 (火)

3月6日 天気予報



今日の天気予報では、雪のマークがずらっと山形県を覆っていたのですが、

雪が降ったのは、朝の送迎の時だけだったようです。

予報も、雪が少しでも降れば、当たりですからね。


以前、天気予報の豆知識を聞いたことがあるのですが、

予報で、雪の確率が50%です、というと皆さんはどんな風に思っていますか。


普通に考えると、50%、つまり2分の1の確率で雪が降るかもしれないと思う方もいるかもしれません。

ですが、これは違うそうなんです。

その地域において、50%の場所で雪が降りますよ、という解釈が正解なのだそうです。

つまり、村山地方に雪の確率50%であれば、同じ村山地方でも、雪が降る地域が50%、降らない地域が50%

だという解釈なのだそうです。


と、いうことを、以前聞いたことがあるのですが、もし間違っていたら、すいません。




Sora



さて、午後からは、からっと青空になりました。

利用者さんは、朝からタオルたたみを手伝ってくれたりと、今日も元気いっぱいです。

創作活動では、それぞれの作品に熱心に取り組まれておりました。


そういえば、施設を利用されている方のお孫さんが、先日放送されていた山形県を特集した番組に登場されていました。

利用者さんの中でも、その番組を見られて知っている方がおり、話題になっていました。

私も、偶然移動中の車で、その放送を見て、思わず車を駐車場に止めて見入ってしまいました。

とても面白い番組だったので、ぜひまた再放送をしてくれればなと思います。



Dscn0407Dscn0409Dscn0415



今日の私は、事業所回りをしております。

寒河江市と大江町を車で回ってきました。

大江町の道の駅付近に、昼休みを利用して立ち寄ってみたのですが、最上川沿いは、雪捨て場になっておりました。

そして、その場所は偶然にも、あの「おしん」の最も有名なシーン、

いかだに乗っておしんが家族と別れるシーンの撮影現場だったんですね。

私、この年になって初めて知りました。

今は、たくさんの雪で覆いつくされて、人ひとりいない寂しい場所ですが、

暖かくなったら、利用者さんと一緒に、最上川の雄大な流れとせせらぎを聞きに遊びに来てみたいですね。




Img_3063Img_3071Img_3073



2013年3月 4日 (月)

3月4日 親分登場



北海道では猛烈な地吹雪に巻き込まれ、9人の方が亡くなられたという悲しいニュースがありました。

車が雪で覆いつくされて身動きがとれなくなってしまうという事態、

暖を取れれば安全だと思いがちな車内に、排気ガスが流入するというまさかの事態、

慣れた土地だからと、歩いて家を目指そうとして外に出て途中で力尽きてしまったこと・・・。

日常の生活の場の中においても、襲い来る自然の前では、人間は無力であることを痛感させられます。

本当に残念で無念さだけが残る事故でした。

娘さんを抱いたまま亡くなられたお父さんの話は胸が苦しくなります。

亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。



雪も一段落して、今日は青空に恵まれた一日でした。

春の陽気なのか、太陽の光が暖かく、野鳥のセキレイも、雪のなくなった屋根から

雪の後片付けをしている私を、見下ろしていました。

敷地のアスファルトも、だいぶ雪が融けて黒い地肌を見せていたので、

日陰にある雪を日向へと投げこんでいます。




Img_3050


笑和感では、今日も雛祭りの行事が行われています。

利用者さんが、代理のお雛様となり、着物を着て、皆さんにお披露目をしております。

凛々しく、清楚な着物姿で、頭にはお椀をかぶり、手には笏の代わりにしゃもじを持っています。

お昼ご飯は、土曜日と同じく、雛御膳が振る舞われています。

綺麗な菱餅型のちらし寿司です。



Dscn0384


さて、今日は、新しく一人の役者が、笑和感にお目見えしております。

股旅姿のヤクザ者が一人、利用者さんの前に登場しました。



Dscn0400


実は、ある男性の利用者さんに、ご本人さんの同意を得て、私が踊りの時に行う化粧を施しました。

以前から、こういう格好をしてみたいという発言が、本人様よりありましたので、

この機会に、思い切って行うことにしてみました。


もともと役者映えする顔をされていたので、化粧を施した顔も貫禄がありました。

カッパと三度笠を携えて、利用者さんの前に登場すると、皆さんから拍手が送られました。

刀を抜いて、遠くにみえるお月様に向かって、刀を向けます。

自らも、ヤクザ者の気分になったのか仁義をしながら啖呵をきりました。

なるほど、やはりお似合いでした。




Img_3061a


2013年3月 2日 (土)

3月2日 雛御膳



笑和感では、今日から雛祭りを開催しています。

立派なお雛様もついにデイルームに鎮座され、利用者さんの運動する様子を眺められています。

そして、利用者さんにも、雛祭り気分を味わって頂きたいということで、

春色の着物に身をつつみ、頭にもそれっぽいものを乗せまして、お祭り気分を味わっております。



Dscn0328Dscn0293Dscn0296a



そして、今日のお昼ご飯も、調理師さんが腕を振るって頂き

雛祭り限定のスペシャルメニューの雛御膳が、利用者さんに振る舞われました。

ちらし寿司は、菱餅の形に整えられており、雛祭りの気分を盛り立てています。

利用者さんの中には、

「もったいないがら、うちのかかさ持っていぐんだ」

と、言われた利用者さんもおりました。


雛御膳

ちらし寿司、 天ぷら盛り合わせ、 茶わん蒸し、 うるい酢みそかけ、 甘酒プリン、 お吸い物



Dscn0311Dscn0309Dscn0308


利用者さんが作られているつるし飾りも、順調に完成しております。

最初の頃は、自分に作れるのかなと、話しておられた利用者さんも、

職員から教えられながら、それぞれに素敵に仕上げられています。

是非、家に持ち帰られても、飾ってくださいね。




Dscn0291Dscn0353




2013年3月 1日 (金)

3月1日 3月です



今日から3月です。

多くの学校で卒業式が行われるということで、職員の中でも、

御子さんの門出の行事に出席されている方もおります。

あいにくと、今日は曇りの天気が続き、午後からは雨模様となっています。

涙雨なのでしょうか。

きっと、多くの別れの涙が、全国で流されたに違いありません。

想い出に重なり、仰げば尊しをもう一度聞いてみたい感じです。


3月になったということで、これから暖かくなることを期待していますが、

今日は、雨で済んだところなのですが、明日はまた雪で荒れそうだとのことです。

天気予報から、はやく雪マークが無くなってしまうことを願います。




Dscn0268



そして、もうすぐ雛祭りということで、物置小屋からお雛様を運び出してきました。

大きいものなので、今日一日では仕上げることはできませんでしたが、

明日には全体を見直して、完成させたいなと思います。

デイルームには、皆さんの目に届くようにと、ガラスケースに入った、お雛様が設置されました。

季節が、変わるのは早いものです。




Img_3024