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2013年7月

2013年7月31日 (水)

7月31日 一枚の書



今日は、利用者さんから一枚の手書きの書を見せて頂きました。

「自分の思ってだことば、いえで書いできただけなんだ」

と、少し照れながら話して下さった書です。


これを見た職員も顔がほころんでました。




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2013年7月30日 (火)

7月30日 理容カット



今日も一日をかけて、雨雲が空を覆い、時折目に見える激しい雨が降っていました。

山の上には、白い靄がかかっていました。

テレビの報道は、相変わらず濁流がすべてを押し流す映像を映し出していました。

日本海側を中心に、被害は拡大しています。

時折降る強い雨に、まだこちらも安心できる状況ではないことを思い知らされています。


今日は、施設に、理容カットで、美容師さんが来られて、利用者さんの髪を

バッサバッサと切り揃えてくれていました。

夏らしくさっぱりとしたすがすがしい頭になられていました。

利用者さんは、鏡に映った自分を見て、

「髪なぐなた、アハハハ」

と、笑われていたり、

「さっぱりした!」

と、機嫌よく、お風呂場に向かわれていました。



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私もそろそろ、無精になった髪を綺麗にしてもらいに行かなくてはなりませんね。

利用者さんの顔を覗き込み、笑顔を確認しているそんな一日でした。





2013年7月29日 (月)

7月29日 棒々鶏



現在、ニュースで、最も注目を集めている都道府県と言えば、山口県です。

理由のひとつは、山間の集落で起こった不可解な事件の舞台であり、

もうひとつは、現在水害で甚大な被害が起ってもいる現場でもあるからです。


山形県を襲った異常気象が、次に目を付けたのが、山口県となりました。

一日で、一か月分の降水量を記録したことで、床上浸水、土砂崩れが起っています。

こちらがやっと復旧しつつある断水が、いままさに起っているのです。


これまで、さして災害には無縁と思われていた地域に、こうした災害が起こっていることは、

何度も言っているように、異常気象ならではなのでしょうか。


水道は復旧しましたが、水源の寒河江川は、相変わらず茶色く濁った流れを見せています。

綺麗な川の姿を見るには、まだしばらく時間がかかりそうです。



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今日のお昼ご飯のメインは、「 棒々鶏 」

はて、これは、いかなる料理なんだろうと、ボードに書かれたその文字に首をかしげていました。

首をかしげながら、「 ぼうぼうどりとは、いなるものぞ 」 と、職員に尋ねると、

(食べると)どこかが、ボーボーになるんだと囃し立てられるわけです。

私の首はますます真横に傾いていくわけです。


そうして、登場した「 棒々鶏 」ですが、白い鶏肉に、細切れにされたキクラゲのようなものが降りかかっており、

香ばしい匂いがする、とてもおいしそうな料理でした。

本日、私が検食係になっていたもので、ほくほくと暖かいご飯と一緒に頂きました。

とっても美味しかったと、記録には残しました。


さて、腹が満足したところで、その「ぼうぼうどり」とは、何ぞやという私に、

職員が笑いながら、諭すように、「ぼうぼうどり」ではなくて「バンバンジー」ですと教えてくれました。


どこからどのように、読んだら、「バンバンジー」などと読むことができるのか、

私は腑に落ちませんでしたが、その料理の名は聞いたことはあります。

果たして、私の中で、その名と、先ほど食べた料理が、マッチしているかどうかはとても怪しいのですが、

少しだけ、豆知識を得たような気持になりました。

ですが、再び目の前にしたら、きっと再び「 ぼうぼうどり 」と読んでしまうのでしょう。





2013年7月27日 (土)

7月27日 異常気象



本日も、再び強い雨が降り出しました。

庭には、滝のように流れ落ちる雨水が、激しく水滴を飛ばしていました。

落ち着いたかに見えた川の流れも、若干増えたように見えます。


このところ、断水が大きな話題となっていましたが、周辺の地域では

ほとんど復旧が見られたようで、ホームセンターや、コンビニエンスストアでも、

大量に積み重ねられた水のボトルが、若干値下げされた風で、

今更感をかもしだしながら、メインの位置に置かれたままになっていました。


水の恐さと大切さを知ることができた数日間でしたが、改善し元の生活に戻ると、

いつものように何事もなかったかのようになるのでしょう。


異常気象は、依然として日本を覆い、各地に水害をもたらしています。

今回起った事態が、稀ではなく始まりではないことを願います。



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屋内では、利用者さんが、それぞれに創作活動を行っています。

それぞれに、出来ることに取り組んでいます。

今日も、雨が降っています。

溢れるほどに水が天から降り注ぎ、人は水を求め、雨の中を走り回りました。

何かが可笑しい皮肉のような日々でした。



2013年7月26日 (金)

7月26日 100歳VSパソコン



100歳にして、読書をたしなんでいらっしゃる利用者さんに、

パソコンを勧めてみました。

「どれ、やってみようかの」

などと腰をあげて、私に付き合ってくれて、パソコンの前に座りました。

「昔ね、ちょっと触ったことがあってね」

そうおっしゃられ、マウスを手に持たれました。


しかし、時代も変わり、パソコンも数年で、早変わりです。

100歳の利用者さんにとっては、きっとつかの間の数年だと思いますが、

あまりにも変わるスピードが速すぎました。



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画面をじっと見つめる利用者さんです。

インターネットというものに挑戦されましたが、字が小さくて、

マウスのどこのボタンを押せばいいのかも、戸惑われておりました。

スタートから、たくさんの新しいことを学ばなくてはなりません。

これは、利用者さんだからというわけではなくて、私ら全ての年代が、この壁にぶち当たるわけです。

誰にでも平等に横たわる試練の壁なのです。


「さっぱり、わからん!」

ということでしたので、自分で行って頂くより、見て楽しんでもらえることを優先することにしました。


グーグルアースで、自分の生まれた土地や、遠い海外の写真を映し出しました。

それには、とても興味深くご覧になっておられました。


いつか、100歳の利用者さんが、マウスをさっそうと操り、パソコンを楽しまれる姿を期待しております。




2013年7月25日 (木)

7月25日 豪雨の爪痕



昨日の夕方より、断水していた河北町に通水がされ、久しぶりに自宅でシャワーを浴びることができました。

川の水は、相変わらず茶色く濁ったまま流れていきます。

目前の実沢川の水も、先日は濁りが薄かったのですが、昨日から再び濁りが増してきました。

その原因を、本日川の上流の方に、出かけた際に、目にすることができました。

上流の水は、濁りが薄いのですが、ある地点から、濁りが増していました。

このところの増水により、川の流れが変わってしまい、新たな流れが地盤の緩い土壁を削っているようでした。

その地点から、明らかに水の濁りが変わっていました。


そして、その川の下流では、今までなかったはずのものが目に入りました。

どこから流れてきたのか、何かが川の真ん中に置き去りにされていました。

川の濁りが激しく、その時にはわからなかったのですが、

これは、川の床が隆起したもののように見えました。

水流により、実沢川の景観も大きく変わってしまったようです。

昔の緩やかな流れに戻ったとき、その川はどんな姿を見せてくれるのでしょうか。



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さて、通水したことで、河北町にある青空つどいの家でも、遂に入浴が再開され、

本日は、大勢のお客様の来所なく、いつも通りで行われています。

雨は強く降ったり、陽が急に照ってきたりと、天気はずいぶんと気分やさんです。

断水の警戒は、まだ続いていますが、気を引き締めて、この状態を見守りたいと思います。



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2013年7月24日 (水)

7月24日 断水継続中



断水の対象地域が、徐々に拡大しつつあります。

昨日の情報では、施設のすぐ近くまで、対象が広がっていましたので、

本日、もしかしたら断水しているかもと、覚悟をしていたのですが、今日のところは大丈夫でした。


今日は、昨日と一転して、雨模様となっております。

しとしとと雨が静かに降り注いでいました。

今週いっぱいは、今日のように雨が続くようです。


川の水が濁っていることが、断水復旧の妨げになっているようなのですが、

雨が降り続く限り、濁りが改善されるとは思えません。

私達は、少なくとも今週一杯、あるいは来週までも、断水と背中合わせの日々を

過ごさなくてはなりません。

それまでは、出来る範囲の備えをして、利用者さんを迎え入れたいと考えております。


本日も、青空つどいの利用者さんが、来所され、午後から入浴を楽しまれています。

もやもやしている感じですが、入浴ですっきりされ気持ちよさそうでした。



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街中には、自衛隊や民間の給水車が、いたるところに配置されていました。

穏やかな街の、いつもの風景なのですが、臨時休業を掲げた飲食店の様を見ると、

この地域だけが、切り抜かれたような錯覚を感じてしまうことがあります。


隣の市では、平然とシャワーを浴びることができる一方で、こちらでは、トイレを流す水ですら

工面しなければなりません。

いつもの日常に見える世界のなかで、断水という生命線を絶たれている風景は、

とても変に見えました。




2013年7月23日 (火)

7月23日 ロイヤルベイビー



本日は、朝からおめでたいニュースがテレビから流れてきました。

イギリスのキャサリン王妃が、元気な男の赤ちゃんをご出産されたとのこと。

報道の前評判では、女の子という説が飛び交っていたのですが、

これはうまくひっくり返された感じです。

とにかく、イギリス国内は、ロイヤルベイビー誕生で、歴史に刻まれる日となりました。


さて、連日のニュースで、山形県の災害ニュースが報道されていますが、

本日は、からっと晴れあがり、真夏日のような大きな雲がもくもくと青空に立ち上っていました。



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窓から見える実沢川は、このところの増水により、川底がだいぶ変わってしまったようです。

依然、川幅はまだ広いままに多くの水が流れているのですが、水の濁りはずいぶんとなくなったように見えます。

遠くに見える寒河江川は、依然として茶色く濁ったまま、勢いよく流れていました。


天童市、村山市、河北町、大江町と、断水が継続しています。

青空つどいの家も、水が出ないことで、本日の午後より、入浴希望の方が、来所されていました。

この緊急事態では、受け入れるのは当然です。

皆さん、気持ちよさそうに、入浴を楽しまれ、扇風機からの風を受け髪がなびいていました。


本日も、利用者さんの誕生日会があり、青空の利用者さんと一緒に、お祝いをして、

美味しいお菓子とケーキを食べております。


近くで畑をされている方より、収穫されたとうもろこしをおすそ分けしてもらい、

それも、一緒に利用者さんに振る舞われました。


今日も大勢の利用者さんで、にぎわった笑和感となりました。




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ただ、本日の午後10時より、この地域にも断水の知らせが入ったようです。

なるべく、水を溜められるだけの用意を行い、明日に備えます。

やれるだけの備えをしておりますので、明日も心配はありません。

がんばって、皆で乗り切りましょう!




2013年7月22日 (月)

7月22日 土用の丑の日



本日は、土用の丑の日ということで、お昼は定番の

「 うな丼 」 が、提供されました。


利用者さんも、掻きこむように、おいしそうにウナギを召し上がられていました。

今日は、精がついて眠れなくなるな、なんて笑い話をされていました。

創作活動では、夏のイメージの、うちわと金魚の飾りものを作られていました。




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私事ですが、昨日行われた、股旅舞踊全国大会で、華舞台をつとめ、

股旅舞踊の大会では、審査員賞を受賞することができました。

選挙の日とぶつかってしまいましたが、大勢の方が見に来られていました。





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2013年7月19日 (金)

7月19日 断水の知らせ



豪雨により、最上川も堤防まで水が押し寄せていました。

昨晩、帰り道に堤防の上を通ってみたところ、暗闇の中、消防団の方が、

堤防まで押し迫っていた黒く濁った水面にライトを当てて、水位の推移を窺っていたようでした。


川から堤防までの間には、畑が広がっており、また新しく公園が整備されたばかりでした。

それが、一晩で、泥水に浸かり、今朝水が引いた後の景色は、茶色の泥で覆われた無残な姿でした。

おそらくは、収穫前の畑の作物も、かなりの被害を受けたでしょう。

一方向になぎ倒された草むらの広さを見て、改めて今回の豪雨がすごかったものだと感じたところです。




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さて、今日はからっと晴天となりました。

窓から見える実沢川も、まだいつものような穏やかさを取り戻すのには、いくらかの時間がかかるようです。

青空が見えたおかげで、今回の豪雨による影響も一段落かと思いきや、意外なかたちで表れました。



それは、県内の一部地域、その中で、青空つどいの家がある河北町は、本日断水となり、

一番忙しい日中の時間帯に、水を使うことができませんでした。

給水車も出動していたそうでしたが、とても間に合わず、お風呂も行うことが出来なかったようです。


そこで、笑和感にお話があり、青空の利用者さんに、こちらのお風呂に入りに来て頂く事になりました。

突然のお客さんに、笑和感もいつも以上に大賑わいとなりました。

青空の利用者さんも、普段と違ったお風呂に入って、とても新鮮だったんじゃないでしょうか。


その後に行われた、笑和感の利用者さんの誕生会では、たくさんの方から、お祝いをされ、

主役の利用者さんもなんだか照れていた様子でした。


さらに、こんなに大勢の利用者さんが集まって頂いたので、職員の一人が、日頃培ってきた

趣味のギター弾き語り、ならびにハーモニカの演奏を舞台で披露してくれました。

利用者さんも、静かにその音色と歌に聴き入っておられました。

素敵な才能との遭遇となりました。



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豪雨のあと、いろいろ大変でしたが、青空ではその困難も楽しみに変えることができます。

今日は大変慌ただしい一日でしたが、利用者さんは、笑顔で帰宅されました。



2013年7月18日 (木)

7月18日 豪雨再来



再び、すごい豪雨に見舞われた山形県

この度は、全国放送でも取り上げられたほど、瞬間降雨量が、1月分くらいが降ったそうです。

すぐ隣の、西川町では、200ミリを超える雨量だったそうです。


施設の窓から見える実沢川も、先日を超える程のすごい流れとなっていました。

先日の増水でも、たくさんの流木やらゴミが流れていったのですが、

前回で、ほとんど流れてしまったのかと思いきや、今回も、どんぶらこと

大きな流木や、ペットボトルが流れていきました。


お昼前ですが、すぐ近くの車道で、土砂崩れが起っていました。

送迎や通勤で、よく通る道でしたので、こんな日は、危険が感じられる道を避けていかなければなりません。

テレビでも、床下浸水やら土砂崩れの報道が、ニュースで随時報道されています。

目の前の実沢川と、すぐ近くで合流する寒河江川、これ以上大きな被害にならないことを願います。



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川の流れを見ながらも、屋内では、いつも通り明るい笑い声に包まれていました。

たまたま近くにあった本を、利用者さんが手に取って読んでみたところ、

これが、以外にも大うけで、利用者さん読みながら、始終笑いながら読まれていました。

その本とは、


綾小路きみまろ


おばあちゃん達のアイドルと言うだけあって、本でもしっかりと利用者さんの心を掴まれたようでした。




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2013年7月17日 (水)

7月17日 ヒマラヤへ



今日の午後より、プライベートで世界の山を渡り歩いているという青空の冒険家の佐藤さんが、

ボランティアとして来られ、これまでの旅の様子をまとめた写真や映像の上映会が行われました。


テレビのドキュメント番組では、容易に世界の様子を見ることができますが、

実際に現地に行かれ、そこに住む人々との交流や、食べ物を味わい、空気、風を感じられた方の話を

聞くことは、なかなかにないことです。


たくさんの貴重な映像を交えながら、本人による体験談が語られるなか、

利用者さんも、熱心にその話に聞き入っておられました。


私も、山に登ってみたくなりました。






2013年7月16日 (火)

7月16日 いるか汁



室内の天井にイルカの人形がぶら下がっているからではないのですが、

最近、利用者さんとの話題の中で、昔よく食べていたという


いるか汁


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の話になることがあります。

イルカ汁とは、私らの世代までの山形県民なら、食べたことがあるかと思います。


話題に出たついでに、ネットなどで情報収集してみますと、山形県ならではの食べ物ということで、

芋煮、冷たい肉そば、どんどん焼きなどと並ぶ、いわゆる山形県ならではのB級グルメなのです。


ちなみに、イルカ汁で使われている、あの油でぎっとりした肉は、イルカではなく、

塩鯨の肉であるということがほとんどらしいのです。

以前は、イルカを使用していたらしいのですが、あまりに臭みが強く、処理が大変で、

しだいに鯨の肉が使われるようになったというのです。

名前だけが名残で残っており、今でもいるか汁と呼ばれているのだそうです。



イルカ汁と聞くと、私なんかは、あの独特の臭みが苦手で、思い出すとあまり良い思い出が正直ありません。

夕飯前に帰宅し、玄関を開けた瞬間に、鼻をつくあの独特の匂いを嗅いだだけで、食欲減になりましたし、

油でテカテカしているコリコリのイルカ肉だけを妹のお椀に放り込んだり、

息を止めてまで汁を飲み干したというような試練の食卓の思い出が蘇ります。


イルカ汁愛好家の方には、大変申し訳ないのですが、出来れば避けたい家庭の味だったことは、

少年時代の私にとっては間違いなかったのです。


あれから時は経ち、いつしかイルカ汁も、食卓に上がることは少なくなりました。

利用者さんに話を聞くと、誰しも昔を懐かしみ、旨かった、大好きだと話されました。


そんな話を調理師さんが、噂で聞きつけてくれたのか、なんと本日は、そのいるか汁が振る舞われました。

盛り付けている様子を、私もおそるおそる覗いてみたのですが、あの鼻をつくような臭いがありません。

見た目こそ、あの昔ながらのいるか汁です。

調理師さん曰く、調理の始めは臭いはあったそうです。

これなら、私も食べられそうです。



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こうして振る舞われたいるか汁ですが、利用者さんも、昔を懐かしみ、

久しぶりのいるか汁を堪能され、満足されていたようです。

昔の想い出の味というのも、いいですね。



2013年7月15日 (月)

7月15日 土気色の水



土日にかけて、河北町ではグルメフェアが開催されていました。

雨が心配されていましたが、若干の小雨はあったものの、無事に開催され盛況のようでした。

私も、少しだけ顔を出して、普段食べる機会のないグルメの一端を味わってきました。



それでも、やはり雨は夜間にかけて降り続き、今朝、通りがかった寒河江川も、コーヒー牛乳のような

土気色に染まり、轟々と音を立てながら、水かさを増して流れていました。

笑和感の窓から見える実沢川も、いつもの倍ほどに川幅が広がり、黒々とした太い木の枝までもが、

白波を上げながら、次々と目の前を通り過ぎていきました。


川の隅に捨てられていたのか飲料水のペットボトルといったゴミまでもが、茶色の川面に似つかわしくない

鮮やかな色合いのまま、いくつも目の前を通り過ぎていきました。

あらゆるものを流していき、水が引いた後は、ある意味掃除されたようにすっきりするのでしょう。



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笑和感では、今まで天井よりかけられていたサクランボの木を外して、収穫(?)しております。

次に、見上げた時に、何が釣り下がっているのか、楽しみですね。

おそらくは、秋のフルーツかもしれませんよ。


利用者さんが、持ってきてくれた特製の梅干しが、お昼ご飯の際に振る舞われました。

大粒の谷沢梅を使った梅干しです。

美味しい!と、評判でした。



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2013年7月13日 (土)

7月13日 写経の写し



利用者さんは、達筆で、筆ペンを使って、写経を写しております。

そらで思い出しながら、文字が曲がらないように、定規を使って

丁寧に書いていました。


ですが、どうしても経のある部分が、何と書かれていたのか思い出せません。

そんな時に、ちょいちょいと呼ばれて行ってみると、


「あれで、調べてもらわんねべが? こごんどこ、わがんなぐなたは」


あれとは、私がたまに、わからないことを調べてみせたりするパソコンのことです。


利用者さんから、経の表題を聞いて、さくっと調べて、

忘れてしまった文句のところを、紙に印刷して利用者さんに渡しました。


受け取った利用者さんは、目を丸くして、

「あんれ、はやいごど」

と、笑顔で紙を受け取って、また一生懸命に、筆ペンを走らせていました。




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2013年7月12日 (金)

7月12日 梅干し作り



今日もぱっとしない梅雨空です。

本日は、先日採った梅を使って、梅干し作りを行いました。

用意したのは、黄色く色づいた梅と紫蘇

利用者さんには、紫蘇の葉をとって頂きました。



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その葉を塩で揉みます。

出てきた汁を捨てていくと、絞りかすのような葉が残ります。

そして、まだ青い梅を採ってきて、それをすりおろすのだそうです。

それを使って、再び紫蘇を揉みます。

そうして揉みこまれた紫蘇と、きれいに磨いてもらった梅を樽に入れて、

重しを乗せてねかせました。


利用者さんのアドバイスも頂きながら、こうして我流梅干しが作られました。

果たして、出来上がりはどのような味になるのでしょうか。

出来上がりが楽しみです。




2013年7月11日 (木)

7月11日 ペーパーアート完成



本日も、午後から雨が強く降り出しました。

今日は、パソコンに向かいながら、7月発行の青空新聞を作っていましたが、

虫に刺された腕の痒みに、やきもきしながら行っていたところです。

虫に刺されたのにも理由がありまして、昨日に今年初めての蛍を見たのです。

その儚い光にしばし見惚れてしまいまして・・・・、気づいたらこのありさまです。

今日の仕事が終わったら、薬局に効果的な痒み止めの薬を買いに行かなくてはなりません。




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さて、本日、ついに6月から作成を初めていた、特大ペーパーアートが完成致しました。

目出鯛、寿のアート作品です。

毎日、少しずつ利用者さんから、埋めて頂き、ここまで立派に完成することが出来ました。

ほとんどの利用者さんが、少なからずこの作品作りに関わられたのではないのではと思います。

完成、おめでとうございます!




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2013年7月10日 (水)

7月10日 手書きのメニュー



達筆の利用者さんに、本日は昼食のメニューを書いて頂きました。

昼食の時間が待ち遠しいです。




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2013年7月 9日 (火)

7月9日 収穫はおやつに



昨日の豪雨による川の増水は弱まり、水流で横に押し倒された草が、昨日の水位の高さを残していました。

テレビのニュースでは、幼い兄弟が、増水した川に流されたという痛ましいニュースが流れていました。

早く見つかることを願います。



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今日は、天気も回復し、またむしむしするような暑さを感じています。

窓を開放し、風を入れたり、エアコンから風を流したりしながら、暑さをしのいでいます。


ここのところ、テレビの情報番組では、こぞって高齢者の熱中症予防について、報道がなされています。

暑くても、エアコンをつけない高齢者の方が多いのだそうです。

暑さの実感がなく、知らず知らずのうちに脱水症状になってしまうということもあるのですが、

なぜ、エアコンを使わないのかというと、ほかに理由があるとのことでした。

神経痛の病気を患っている方にとっては、エアコンによる冷気が、とても身体に障るそうなのです。

そんな理由があることには、気づかなかったので勉強になりました。

きっと施設においても、エアコンによる涼しさだけに頼っても駄目なのでしょう。


朝に、裏の畑から野菜が収穫されました。

大きなきゅうりとピーマン、そしてたくさんのささぎと、ミニトマト

この暑さの中で、もりもりと育っています。

大きくなったかぼちゃも見つけてきました。

これらは、3時のおやつで、調理師さんから、酢の物と、から揚げとして利用者さんに振る舞われました。

とっても、好評でした。



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本日は、2度目の梅の収穫が行われ、利用者さんからは、梅の選別とヘタ取りを手伝って頂きました。

つまようじで、くいっ、くいっと器用に、穿り出されていました。


また、ドライブで慈恩寺にも出かけ、山の頂からの眺めを堪能してきました。

初めて訪れた方もおり、しばしの散策を楽しまれたようでした。



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2013年7月 8日 (月)

7月8日 豪雨



今日は、東北を中心に大雨となっています。

こちらも、朝から雨が降り続き、ときたま豪雨となり、軒下の雨どいを飛び越えて

滝のような水が流れている様子が窓から見えました。

窓から見える実沢川も、水量を増し濁った水が勢いよく流れていました。



雨が降っているとはいえ、むしむしむんむんするような感じで、冷房をつけています。

本日は、屋内で7月の創作活動に取り組まれています。

7月の創作品は、うちわと金魚をテーマとした作品です。

完成品は、とってもかわいいので、完成が楽しみです。

そして、ペーパーアートですが、もうほとんど完成に近づいています。

みなさんの頑張りの賜物ですね。



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2013年7月 6日 (土)

7月6日 七夕前夜



今日は、雲に覆われています。

時々、雨が降ってきたりしていますが、午後からは気温が上がっていくそうです。

湿気と熱気で、むんむんしそうです。


窓を開けていても、涼しいというよりは生暖かく、背中にじんわりと汗を感じてしまいます。

冷房をかけて、入浴後の熱さましで、利用者さんからは、涼しいなと、

気持ちよさそうに、麦茶を飲んでおられました。



利用者さんには、今日も七夕の短冊を書いてもらっています。

短冊を下げる場所も少なくなってきたようですが、今日のうちに

また多くの飾りと短冊が追加されました。



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今日のお昼ご飯に使われた、だしは、笑和感の畑で収穫されたきゅうりが使われています。

そのまますすったり、ご飯にかけたりで、美味しく召し上がられていました。




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2013年7月 5日 (金)

7月5日 七夕中華御膳



今日は、大雨に見舞われました。

朝の送迎時から、傘をさしながら利用者の方をお迎えしております。

もうすぐ、七夕です。

丁度、日曜日ですので、前倒しで七夕を楽しみましょう。


七夕に向けて、笑和感では、本日は調理師さんが、腕によりをかけた行事食


「七夕中華御膳」


が、振る舞われました。



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メニューは、上記の通りですが、どんな御膳なのか、見てみるとびっくり

とっても素敵な、ほんわかするような七夕と中華が融合した御膳となっています。

おむすびは、織姫と彦星をイメージした可愛いものになっています。

チーズに描かれた顔は、全て手書きでいろんな表情をしているから驚きです。

利用者さんも、笑顔で、しばし眺められたり、食べるのがもったいなくて最後まで残しておいて、

ゆっくりと楽しみながら食事をされていました。。



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デイルームに飾られた笹には、たくさんの願い事が記された短冊が吊り下げられています。

どうか、皆さんの願いが少しでも叶えられればと思います。



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2013年7月 4日 (木)

7月4日 山の上より



昨日の大雨の後、空には白い雲が薄く広がって流れていました。

陽射しを受けながら、敷地内の駐車場では、黄色のつがいの野鳥が

こちらの様子を窺っていました。



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着々と進んでいくペーパーアートに描かれた、おめでたい「鯛」は、しだいに肉付けされています。

ですが、どうにも色が鮮やかすぎるのか、鯛というよりは金魚ですね。

鯛って、もっと色が赤いイメージがするんですけど・・・。

あまりに、可愛い魚さんなので、ちょっともうひと頑張りをお願いしたところです。


午後からは、良い天気の中、慈恩寺の山頂にある公園へとドライブで出かけてきました。

寒河江市内を一望できる景色に、利用者さんも、しばし景色に見とれていました。

周囲に生えている笹を、おみやげに採ってきてくれた利用者さんもいました。



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2013年7月 3日 (水)

7月3日 七夕に向けて



今日は、日本全国が雨に覆われた一日でした。

あるところでは、土砂災害が起こるほどの、大変な雨量も観測されているようです。

窓を開けると、冷たい風とともに、雨の音、川が強く流れる音が、

静かになった屋内に、響いていました。

ただ、自然の音を聴くというのも、時にはいいのかもしれませんね。

電気をつけないと、まるで夕方のような暗さです。

絶え間ない雨は、時間を長く感じさせてしまいます。




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利用者さんには、七夕に向けて短冊作りに参加して頂きました。

それぞれの願い事を、紙に書いてもらいます。

率直に、身体の悪いところが治るようにと書かれた利用者さんもいます。

手が不自由なので、職員に言葉で伝えて書いてもらった願いもあります。

願いではないですが、言葉をしたためたものもあります。

たくさんの短冊が、ちょっと元気のない笹の葉に、吊り下げられておりました。


2013年7月 2日 (火)

7月2日 穏やかに



田んぼの稲の苗もすくすくと育ち、緑の大地が広がっていました。

緑あふれる山の中を車で走ってきました。

今日も青空です。


かつてない大きさのペーパーアート作品もちゃくちゃくと完成に近づいています。

少しずつピースがはまっていくパズルのようです。

屋内では、昨日に引き続き、さくらんぼの種飛ばしが行われました。

やっぱり美味しい佐藤錦、本日のおやつの時間にも、

たくさんの佐藤錦が、利用者さんに振る舞われていました。



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2013年7月 1日 (月)

7月1日 種飛ばし大会



7月になりました。

7月と言えば、七夕です。

職員の方が、立派な笹を持ってきてくれました。

その笹に飾るために、利用者さんから短冊に願いを書いてもらいました。

ささやかな願いから大きな願いまで、利用者さんの思いが込められていました。


午後からは、ドライブチームと、屋内でさくらんぼ種飛ばし大会チームに分かれての活動となりました。

ドライブチームは、車2台に分乗して、慈恩寺の三重の塔と山頂の公園へと出かけていきました。

丁度、塔の扉が開いていて、御開帳となっていました。

中には入らずに、皆で塔の前からお参りをしてきました。




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屋内では、今年初の佐藤錦を使って、さくらんぼの種飛ばし大会を行っています。

この佐藤錦も、さくらんぼを作っておられる利用者さんのご家族様から頂いたものです。


皆、口にほおばる度に、甘くておいしいと好評でした。

種飛ばしなんて、なかなかする機会がないので、手前に落ちたり、思わず口からぽとりと落としてしまう

利用者さんがいたり、笑いの中で行われました。

最高記録は、男性職員の5メートルでした。

私も飛ばしてみましたが、2メートルとちょっとでしたよ。

飛ばすのも、コツがあるようで、難しいですね。



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