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2014年1月

2014年1月31日 (金)

1月31日 テレビ取材



突然の猛吹雪に、山形は襲われています。

吹きすさぶ雪に、瞬く間に周囲の景色は、白く塗り替えられました。

1月の最終日、季節相当の真冬日となりました。



タイトルの通りなのですが、実は本日、この笑和感にテレビ取材が来たのです。

放送局は、NHKさんです。

担当の方、カメラマン、音声さんの3名の方が、吹きすさぶ吹雪の中、

笑和感に来てくださいました。


撮影は、朝の送迎で利用者さんが到着するところから始まりました。

横殴りの雪が襲いかかってきた中での、利用者さんのお出迎えです。

撮影は、朝のミーティングから、デイルームの活動の一通りの流れに沿って行われました。

利用者さんも、見慣れないテレビカメラを向けられて、最初は戸惑っておられましたが、

「この年なっど、なんも驚がなぐなったは」

と、笑って答えられていました。


ただ、少しばかりの緊張をほぐしてくれたのは、あさひちゃんでした。

カメラなどどこ吹く風のあさひちゃんは、すっかりみんなを魅了し、

その場の雰囲気を和やかにしてくれました。


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午後からは、地域のボランティアの方も来所され、一緒にお菓子作りや陶芸に参加してくださいました。

ひとつところで、お菓子作り、こちらでは陶芸、そしてここでは、五目並べをしていたり、

すると今度は、輪投げ大会も始まりました。

向こうでは按摩を受けられている方がいたり、

こたつの側ではフットケアを満喫されている利用者さんもおります。

この小さな空間で、実に様々なことが起っており、カメラマンさんも、

あっちに行ったり、こっちに行ったりと、大忙しの状況でした。


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厄払いの節分では、鬼の衣装に扮した職員に向かって、

皆で新聞を丸めて投げられていました。


最初は吹雪でどうなることかと思いましたが、蓋を開けてみれば、

すごく盛り上がりを見せた一日でした。

今日は特別な日であったかもしれませんが、今日だけでなく毎日が

面白く笑って過ごせる一日になればと思います。


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ちなみに、放送は国内向けではなく、海外に向けた放送になるそうです。

ですので、NHKを見ていても、放送されることはありませんよ。

ですが、出来上がったVTRは、ディスクにて郵送して頂けるとのことです。

その日が、とっても楽しみですね。




2014年1月30日 (木)

1月30日 アート完成



本日も曇りではありますが、雪もなく雨もなく平穏な空模様でした。

屋根から伝った水滴が、玄関前のスロープを凍らせていました。

危ないなと、とりあえず溶けるまで、レッドポールを立てておきました。


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屋内では、利用者さんの元気な声が響いており、それぞれの活動を行っていました。

皆さんで、少しずつ紙を丸めて作っていったペーパーアートがついに完成しました。

青空をバックに今年の干支である馬の絵が出来上がりました。


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皆さん、白い馬ですよ。


ア・ル・パ・カ、ではございません。


じつに、可愛くできましたね。

この絵は、その後、ビニールシートで保護されて、皆が見ることができる玄関に飾っています。

是非、皆さんも見てあげてください。


午後からは、節分行事で、鬼達が乱入しております。

慌ただしく騒ぎ立て、皆さんから厄を払うようにと、大きな紙玉が投げられていました。

中には、変な鬼も交じっていましたが、今日も大盛り上がりの豆まきとなりました。


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2014年1月29日 (水)

1月29日 氷の土壁



珍しく晴れが続いており、雪の少ない冬を満喫?しております。

その代わりに、いつもは雪が覆っている地面には、氷が張っていて

足元がとても危ない状態になっています。

薄くつもった雪を片し、垂れさがる氷柱を叩き落としました。


今日は、車でいつも通る道を走っていたのですが、道路脇の土壁が凍っており、

氷柱が垂れ下がるなど、珍しい光景を見せてくれました。

思わず、後ろを注意して車を止めて、しばし眺めてみたところです。


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今日は、利用者さんのお宅を訪ねる会議に出かけており、美味しいお茶を頂いてきました。

そこで出る話も、やっぱり今年の冬は、雪が少ないということです。

屋根や庭の雪を片づける手間がないので、このままだといいね、

などと話して笑っていました。



2014年1月28日 (火)

1月28日 節分行事



今日の朝は、凄い冷えましたね。

体感では、今年一番でした。

道路に標示されていた温度計は、氷点下11度を示していたそうです。

これは、寒いわけですね。

施設前の氷割りなどを行ったところ、手袋をしていない両手が寒さで痛みを伴ったほどです。

そうそうと切り上げて、屋内に避難したところです。

陽の光が射したのは、午前中だけで、午後からはしだいに雨雲が覆う天気となりました。

屋根に残っていた雪も、融かされたのか滑るように窓の外に落ちているのが見えました。


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こんな寒い日でも、窓から見える実沢川では、カラスやカモが、活発に活動していました。

カモは、頭から水に浸かりながら、川底の餌を探しているようでした。

羽毛があるからといって、よくそんな冷たい環境で生き抜けるものだと感心するところです。


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今日から、笑和感では節分行事が行っています。

節分とは、季節を分けるという意味だそうです。

やることといったら、鬼が登場して豆をぶつけて追い払う事です。


今回は職員3人が鬼役に扮し、金棒やいろんなものを持って振り回しながら登場してきました。

利用者さん達には、身の回りの厄を込めた紙玉を、豆代わりにして、

鬼たちにぶつけてもらっています。

あまりにコミカルに立ち振る舞う鬼たちの動作に、利用者さんは、笑いながら紙玉を投げて、

厄を払っていました。



2014年1月27日 (月)

1月27日 がまの油



昨日に猛吹雪となり、周囲は再び雪に覆われてしまいました。

しかし、その真冬の天候が続くものかと、身構えたのですが、

空には暖かい太陽が照り、みるみるうちに、積もっていた雪を消してくれました。


朝の送迎では、雪深い西川町の岩根沢へと行ってきました。

道路の両端に高くそそり立っている天然の雪止めのような杉林の間を抜けていきます。

山間の中、雪は一段と厚く積もり、堆積した雪から滴り落ちた水滴が、氷柱を作っていました。

環境のせいなのか、不思議な光景でした。


そこに住む利用者さんは、この辺りには窓を強くたたくような吹雪の日がよくあるそうなのですが、

今年は、昨日の夜を含めても、まだ2回しかきていないと話していました。

今年の冬の雪量が少ないと言われているのと関係しているのかもしれません。



今日は、利用者さんの誕生会が行われました。

その方は、口上が得意な方で、本日は皆を前にして、記念に披露して頂きました。

その口上の題目が、「がまの油」です。

私も、子供の頃におぼろげに、話に聞いた割と有名な語りです。

どんな病気や痛み、刀で切った腕の傷でさえも、

この「がまの油」を塗れば、

あっという間に治ってしまうという、売り込みをネタにしたものです。

お客の前で、実際に自分の腕を、刀で切ってみせて、

そこに、「がまの油」を塗って治してしまうのです。

ですが、実際には腕を切った振りをして、さも薬が効いたと言って、

お客をだまして、商品を売るという商法らしいですね。

私の覚えているのはそんな感じですが、

語ってくれた利用者さんは、話の語り口もうまく、面白く話してくださいました。


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この話を聞いた職員の中には、「がまの油」のがまとは、植物のがまだと思っていた人もいました。

がまと言えば、カエルのことですよ。

ガマガエルのガマです。

知らなかった人だと誤解してしまいますね。

どんなに効くという「がまの油」があったとしても、カエルの油は、塗ってみたくはないですよね。



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2014年1月25日 (土)

1月25日 鬼の表情



今日は、雪が降るかわりに、雨がしとしとと降っています。

気温が思いっきり寒くなる時もあれば、雪の量はそれほどでもなかったり、

この時期に雨が降ったりと、冬らしい冬ではないようです。


利用者さんも、上着を着こんで来所されています。

みんなで作りあげている、今年の干支である馬をモチーフにして

作っていたペーパーアートも、ほぼ完成となりました。


2月に向けた取り組みでは、1月後半より、節分行事が行われます。

折り紙で、鬼の顔を形作っては、それに表情を書き加えています。

利用者さん、それぞれに個性ある表情が見て取れて面白いですね。


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2014年1月24日 (金)

1月24日 くまのて



今朝の朝のラジオの話です。

「山形の大井沢で、氷点下16度を記録、各地でも最も寒い気温となっております。」

「本日は、3月並みのお天気になるでしょう。」

との双方ちぐはぐな方向を向いているような話題だなと思ったところです。


朝の空は、雲一つない青空が広がっていました。

雪の量は少ないのですが、朝方のこの寒さはぴりぴりするような痛みを感じました。

寒かったせいもあるのか、敷地に積もっていた雪も、いつにも増して輝いていました。


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そうした記録的な寒さの影響か、玄関口のツララにも、今まであまり見られない光景が見られます。

本来水滴が流れ落ちるような場所ではないところから、ツララが垂れ下がっていました。

壁面の水滴から、形造られたものなのかわかりませんが、不思議ですね。


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利用者さんと談笑した中での話題ですが、昔食べたことがあるものは?

ということを焦点にしてお話をしてみました。

ここにいる利用者さんは、皆さん年齢を重ねてきたわけで、私よりははるかに様々なものを

食べる機会があったに違いありません。


まず私が聞いてみたのは、熊の肉を食べたことがあるかということです。

この問いには、何人かの方が手を挙げられました。

肉をもらって食べたとか、土産物店で肉を買ったとか、旅館の料理で出たことがあるとか、


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そして、一番驚く回答を下さった利用者さんの話なのですが、

自分で鉄砲で熊を撃って仕留めたことがあるという方でした。

これまで、3頭は自分で仕留めたことがあるというのです。

温厚な農業に長年従事してきた方だとばかり思っていたのですが、意外な一面を知りました。

さて、その熊の肉について、皆さんから聞いた話で一致したことがありました。


熊の肉はあまりおいしくない、ということでした。

私も、食べたことはありませんが、それほど食べてみたいとは思いません。

イメージとして、中国料理の高級食材である熊の手に、どれほどの食材価値があるのかは

私には考えつかない問題のように思います。


熊の手が美味というのは、蜂蜜をとって食べているからだと聞いたことがあります。

クマのプーさんの右手なら、きっと甘いのだろうなと、私の中で結論付けられました。



2014年1月23日 (木)

1月23日 アスファルト



朝から雪が降っており、玄関口を真っ白に染めていました。

朝の仕事は、その雪を掃くことです。

せっせと、送迎の車が戻ってくるまで、その作業を続けます。

なんとか、形らしくはなったものです。


空は、厚い雲が覆っており、雪が続くものかと覚悟をしていましたが、

時折、薄く青空が見えたりして、雪はしだいに止んでいきました。

昼になり、陽の光により気温が上がったことで、私がせっせと掃いていたところも、

すっかり雪が融けて、黒いアスファルトが顔を出していました。


聞こえてくる話では、雪を扱う仕事をしている人からすると、例年の五分の一の雪量だというのです。

それほどまでかと、思うのですが、確かに敷地の様子を見るとそんな気がしますね。


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ちなみに、昨年の今頃は、下のようになっています。


去年の今頃


確かに、多いですね。

これからも、やんわりと降っていくと、こちらは助かるのですけど。



2014年1月22日 (水)

1月22日 折り紙の輪



デイルームで、利用者さんの輪が出来ておりました。

覗いてみたら、利用者さんが教える折り紙教室が行われていました。

周囲の利用者さんも、お手本とやり方を聞いたりしながら、

熱心に取り組まれていました。

本日の題目は、金魚でした。


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3時のおやつの時間に、利用者さんがぶつぶつと口を動かしていたので、

話を聴いてみたら、

「・・・ごしぇっぱらがやげる!」

と、何かが腑に落ちていないようでした。


「 ごしぇっぱらがやける 」とは、腹が立つ、という意味です。

何かにお怒りのその利用者さんの隣の席に座って、

「ごしぇっぱらとは、どこの原っぱですか!」

「それはおなかのことですか?、どのあたりの腹が痛いのですか?」

と、的外れ的な回答をしていると、隣の目をつむっていた別の利用者さんが、

クククク・・・と、小さく笑われていました。


ごしぇっぱらがやけていた利用者さんも、いつの間にか笑っていました。


2014年1月21日 (火)

1月21日 書



久しぶりに顔を合わせた利用者さんは、

相変わらず元気な様子で、

今年初めての来所となることで、書初めを頂きました。


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10月に、目の前の実沢川を上っていく鮭の遡上の時の思い出を

書にしたためてくださいました。


たくさんの書が、今日も仕上げられていました。


2014年1月20日 (月)

1月20日 凍結シャベル



今日は大寒で、もっとも寒くなる日らしいのですが、

御日様が、てかてかと照っており、暖かい一日となりました。

昨晩の、国道に表示されていた温度計では、氷点下8度を示しており、

その寒さの名残か、外に出していたシャベルが、こんな風に凍っていました。

持ち手も凍っていたので、陽にかざして融かしてから使いました。


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屋根から落ちた雪が、軒の下に積もり積もって、そのまま屋根まで上れそうです。

雪の重みでも、屋根の縁が壊れてしまわないように、時間の合間に、

雪を投げてはいるのですが、厚く堆積した雪は、なかなかに削れません。

冬になると、本当にやることが尽きないですね。


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2014年1月18日 (土)

1月18日 ぱふえとハムライス



今日は、笑和感屋根の雪下ろしを、人を呼んで手伝って頂きました。

私らが、チクチクと雪をつっついているのとは、比べるまでもなく

ドスドスと屋根から雪の塊が次々と落ちてきて、あっという間に屋根は、

すっきりと片付かれていました。

さすがに手慣れた方は、働きも違います。


私達の仕事でも同じです。

その事柄を職とするならば、テキパキと素早く丁寧に、やり遂げるものです。

専門とするならば、その道に自信を持って、取り組みたいものです。



送迎の車の中のことです。

利用者さんと、ふと他愛もないお話をしたのがきっかけでした。


「寝ている時に、さいきん夢とか見ましたか?」


そんな話を切り出したところ、

「うん、見るよ。」

と、思いがけず即答の返事が返ってきました。

どんな夢を見たのかと聞いてみたところ、


「若い頃、食堂で働いてた頃の夢で、私がんばって走り回ってるんだ。

 そして目が覚めたとき、私の足もくたびれてるんだ。」


その方は、若い頃、旦那さんが切り盛りする食堂で働いていました。

料理を作るのが旦那さんで、注文を聞いて、料理を運ぶのが利用者さんです。

きっと、その当時の忙しかった頃の思い出が、今も鮮やかに夢の中で繰り広げられているのでしょう。

「どんなメニューがあったんですか?」

と、聞いてみると、指折り数えながら


「カツカレー、焼きそば、チャーハンだべ。 

               そして、チキンライス、ハムライスと・・・」


そこで、私が横からはいって、

「・・・ハムライスって初めて聞きましたよ。どんなですか?」

それに答えて、


「チキンライスは、鳥が入っているべ。ハムライスは、ハムが入ってるんだ。」


ああ、なるほどと納得がいきました。

「なんか、すごくハムライス食べたくなってきたちゃ。」

そう言って、笑いました。


そして、利用者さんのお話は続きます。


「あと、ぱふえもあるっけよ。

        チョコレートぱふえ、メロンぱふえもな。」


 ぱふえ?・・・・パフェか。


「初めで働いた時、ピーチとか外国の言葉わがんなくて。

 紙さ書いで覚えだんだ。桃はピーチで、イチゴは・・・・・ストロベリーって。」

「氷さ、色ついっだ氷水入れで、フラッペもあっけよ。」

「フラッペ懐かしい!」


そんな話をしているうちに、うちに着いてしまいました。

利用者さん一人一人に、生きてきた時代がありました。

ほんの少しの車内の時間でしたが、そんな人生の瞬間の一端に触れた気がしました。



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2014年1月17日 (金)

1月17日 雪は多いのか



慌ただしく一日は過ぎていきます。

晴れ間を見つけては、敷地の雪を片づけます。

敷地の両端を、川に挟まれていますが、

雪を流す融雪溝のように、うまく活用できる風でもなく、

雪を川べりに向かって押し出していくのが精いっぱいです。

それでも、除雪機は大変活躍しております。


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雪深い山の中へ、車を走らせていきます。

利用者さんを乗せての送迎です。

黒いアスファルトがまれに顔を覗かせたりしていますが、

時折厚く積もっている雪にタイヤをとられながら、

ゆっくりと登っていきます。


道路脇には、雪が積み上げられて、除雪されたあとが窺えます。

狭い道を更に狭くするようにトラックが止まっていました。

葬祭の準備の車でした。

この寒い冬に穏やかに永眠されたという利用者さんを、思い浮かべながら

注意深く気を付けて、車を走らせていきました。


利用者さんとも話をしましたが、今年の雪量は少ないとのことでした。

除雪を心配して、雪が降らないことばかりを、毎日祈って過ごしていると、

雪が多いのか少ないのかも忘れてしまいそうです。

このまま、少ないと言われ続けながら、今期の冬が終わればと思います。


2014年1月16日 (木)

1月16日 誕生日お祝い



屋根の上には、厚く雪が堆積しており、今まで手をつけていなかったツケが

いよいよ回ってきたのだなと、雪まみれになりながら、一人雪と格闘していました。


今年の私の武器は、去年までのようなシャベル1本、スノーダンプ1台ではありません。

頼もしい味方の除雪機というものがあります。

除雪機のカーゴを上に向けて、屋根から下ろした雪をその中に落としていきます。

そうして、たまったものをまとめて、捨てるのです。

これは、実に一人でやるには効率がよいです。

明日からも、引き続き、時間を見つけては雪を下ろしていきましょう。


さて、本日は、利用者さんの中から、2名の方が誕生日を迎えるということで、

ささやかではありますが誕生会を行っています。

2人とも、笑顔で利用者さんから、祝福を受けられていました。

81歳と99歳となる方です。

2人とも、まだまだ若く、そんな年にはとても見えません。


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そして、本日は、特別に日本舞踊のボランティアの方が来てくれました。

誕生日会の後に、お祝いの舞として、7曲もの踊りを披露してくださいました。

利用者さんも、熱心にご覧になられ、拍手をおくられていました。

私の側で見ていた利用者さんも、

「とっても上手だね~」

と、目を輝かせて手を叩かれていました。

そんな、賑やかな時間も、あっという間に過ぎ去り、本日も終了となりました。

花束を持った利用者さんは、笑顔で車に乗り込まれ、帰られていきました。

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このようなことをブログで書く必要はないのかもしれませんが、

今日と言う日を綴るために、書かさせて頂きます。

とても元気だった利用者さんが突然に亡くなられたとの報を受けました。

葬儀の前に、自宅を訪問し、最後に顔を見せて頂きました。

とても安らかな顔でした。

元気な思い出しかない利用者さんで、笑和感にもたくさんのものを頂きました。

少しばかりの元気だったころの写真をお渡してきました。

利用者さんだけではなく、家族の方との繋がりも大事なのだと感じたところです。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。



2014年1月15日 (水)

1月15日 鮎の甘露煮



「今日は腹減ったちゃ~」

と、珍しく利用者さんから、お昼ご飯の催促の声が上がりました。

お昼ご飯は、大きな楽しみの一つですからね。


そうして、調理師さんが、

「できました~」

の、声とともに運んできてくれたメニューは、

本日は旧正月、それにちなんで、細やかな祝い御膳となっていました。


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鮎を一匹まま使った、鮎の甘露煮です。

この鮎は、利用者のご家族様のご厚意で頂いたものを、

調理師さんが、上手に調理してくれたものです。

その鮎の隣に添えられているのが、お味噌の乗った豆腐田楽です。

「祝」の文字が書かれた高野豆腐も、嬉しい心遣いですね。

まさに、和の健康祝い御膳ですね。


「鮎は骨まで食べられますよ」

と、いうことで、利用者さんは、ひとしきり御膳を目で楽しまれた後に、

頭から、ぱくっと鮎にかぶりついていました。

「・・・うまいちゃぁ~」

そう言って、ほくほく顔で召し上がられていました。


魚は、頭から食べると賢くなり、足から食べると、足が速くなるというそうです。


私は、子供の頃から、魚は頭から食べると良いと教えられた通りに、

今も魚を食べる時は、頭から食べております。

もちろん、鯛焼きも頭から食べています。

幼いころに教えられたことは、消えない習慣として深く心に根付いてしまうんでしょうね。



2014年1月14日 (火)

1月14日 笑顔で



昨年の11月に行われた私が出演参加した舞踊ショーの映像DVDが

ついに手元に届きました。


笑和感での初めての上映会を、3時のおやつの時に行ったところです。

私が出演した、オープニングや踊りの映像を、説明を交えながら皆さんの前で行いました。

利用者さんも、熱心にご覧になっており、見終わった後に、拍手を頂きました。


さて、今日も元気なあさひちゃんが、笑和感に来ております。

利用者さんの中心に入って、笑顔を振りまいており、利用者さんも思わずにっこりされていました。

「日に日に、おっきぐなってぐな」

利用者さんも驚くほど、あさひちゃんは大きく、そして重くなっているようです。

「こんなに重たくなて、もうたががんねは」

と、利用者さんは笑われていました。


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笑顔でお互いに触れ合い笑って過ごした一日を、寝る前に思い返してみた時に、

暖かい気持ちになったのであれば、きっとそれは「笑和感」なのでしょうね。


2014年1月13日 (月)

1月13日 フットケア



本日は、ボランティアの伊藤先生が来てくださり、

本年度初のフットケアサービスを、利用者さんにしてくれました。

利用者さんは、気持ちよさそうに、窓から差し込む陽の暖かさを感じながら

マッサージを受けられていました。

身体の元気は、足裏からといっても過言ではないというところで、

新年から、利用者さんの元気な声が響いていました。


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2014年1月11日 (土)

1月11日 書初め



道路は、積雪で真っ白に染められています。

ゆっくりと車はすすんでいきます。

足元が滑りやすいので、注意しながら玄関をくぐって

本日も、元気に利用者さんは来所されました。


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新年の書初めで、書かれた書は、笑和感のいたるところに、

飾られています。

それぞれに味があり、見ているだけで面白いです。

中には、傑作な絵を描かれている方もいます。

これらの書は、きれいにラミネートされ、家にお持ち帰りされます。


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2014年1月10日 (金)

1月10日 桜餅



先週の土曜日から続いた新年会ですが、

今日で、丁度1週間となり、今日で今年最後の新年会となりました。

4日から始まっても、今年初めて顔を合わせる利用者さんもおりますので、

新年の挨拶は、しっかりしなくてはなりませんね。


さて、遂に日本にも寒波が襲来しており、今朝はいつにもまして

寒さが身にしみた一日だったような気がします。

朝がたの外の気温は、氷点下2度を示しており、

帰りの送迎の時間の際は、道路に掲げられている温度計が、氷点下3度を示していました。

それも、早い点滅をしながら、その稀有な状況を知らせているようでした。

身近に感じられるように、確実に寒さは日本を包みこんでいるようです。


今日のおやつ作りでは、桜餅が手作りされていました。

ピンクの生地をホットプレートで焼いて、ケーキを作ります。

そのケーキの中に、餡を入れて、その周りを紫蘇の葉でくるみます。

和菓子屋さんで、よく見る桜餅が、ずらっとテーブルの上に並べられていきます。


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利用者さんも携わって作られたそれは、3時のおやつで美味しく利用者さんの胃袋の中に収められました。

熱いお茶と和菓子のセットは、ほっとするようです。


窓の外には、横に早く流れていくような雪が降り続いています。

朝がた掃いたはずの玄関前も、帰るころには、再び靴が沈むくらいに積もっていました。

明日にかけて降り続くということで、体調、交通ともに気を付けなくてはなりませんね。



2014年1月 9日 (木)

1月9日 新年の書



現在、アメリカを記録的な大寒波が襲っているそうで、

氷点下20度という、想像し難い世界になっているそうです。

噴水や消化中の火事の家までもが凍ってしまい、神秘的な光景が見られているそうです。


インターネットの動画サイトでは、氷点下の世界で、水鉄砲を発射したら、

霧状になって霧散していたものを見ました。

また、地中で水分が急激に冷やされた為に起こる爆発音の現象、氷震が観測されたそうです。


さて、遠く離れた日本には無関係と思ってはいけません。

なんと、明日にかけて日本にも記録的な寒波が押し寄せるとのニュースが入ってきました。

皆さん、くれぐれも気を付けてくださいね。

今日は、木曜日初利用の利用者さんに対しての新年会が行われています。

おなじみの獅子舞や、甘酒の乾杯を行っております。


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そして、新年を迎えた笑和感では、恒例の書初めも行っています。

皆さん、それぞれに独特の書を書いています。

今年の目標であったり、今の気持ちであったり、お手本通りに書かれたり

利用者さんのたくさんの書が、机の上に並べられていました。


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2014年1月 8日 (水)

1月8日 啓翁桜



田代で作っているのだと、利用者さんの家族様から、

啓翁桜を頂きました。

さっそく、玄関に飾らさせて頂きました。

枝につく、うっすらとピンク色の蕾たちの中に、一つだけ、花が開いている蕾がありました。


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綺麗だからと暖かいデイルームに飾っておくと、

その部屋の暖かさにより、すぐに花は開花してしまいます。

そして、すぐに花の時間も終わってしまいます。


育てている方のお話では、長い期間、花を楽しむには、

少し寒いところに置いておくほうがいいのだということでした。

そうなると、利用者さんを出迎える玄関口が最適な場所なのです。


これから、ますます厳しい寒さを迎えますが、玄関口で迎えてくれる

この啓翁桜か、利用者さんに春を感じさせる暖かさを与えてくれるのではないでしょうか。



2014年1月 7日 (火)

1月7日 会話



いつも目をつぶられており、他の利用者の方とも談笑などすることもなく

マイペースで、起きたり眠られたりされている利用者さんがおりまして

その方を、ベッド上で、パット交換をしてから起こすことになりました。


普段、話やコミュニケーションを、自ら積極的に望まないような利用者さんに、

一声一声を、大きな声で元気に、

まるで身内のばあちゃんに語りかけるような感じで声をかけました。


すると、はっきりとその方は細い目をぱちりと開けて、言葉で返してくれるんですね。

何が好きで、何を望むのか、パット交換しても構わないか、私の手が冷たくはないかとか、

私のかけた声に対して、反応をきちんと返してくれ、

さらりと言った私の冗談にも、「クククク・・・・」と、顔をくしゃくしゃにして笑いをこらえておりました。


介護度がすすみ、意思表示が思うようにかなわなくなってしまったという印象が強かった

利用者さんですが、その人をそういう人だと決めつけず、

一人の人として当たり前に声をかけていくことは、

その人の心の安心や、重い扉をも時に開けてくれるものであると、

改めて思ったところでした。



2014年1月 6日 (月)

1月6日 新年会



正月明け、今年初めて顔を合わせる利用者さんには、

新年の挨拶をして笑顔で、出迎えております。

皆さん、今年も元気です。

正月時のお話や、食べた料理などの話題で、再会を喜んでおりました。


恒例の獅子舞を、職員が披露し、甘酒をもっての乾杯となりました。

「かんぱ~い」

という、元気な声が、新年の笑和感に響いていました。



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新年でめでたいからということで、利用者さんからも、歌を披露して頂きました。

今年の目標ということで、利用者さんにもいろいろ聞いてみましたが、

「何もないちゃぁ~」

と、言われました。


それならば、逆にこちらから皆さんにお願いをしました。

「今年はもっと歌を教えてください」、「カラオケで歌を聞かせてください」

と、聞いてみたところ、

「たいしたことないがら~」

と、笑っておられました。


2014年1月 4日 (土)

1月4日 仕事始め



平成26年、1月4日、本日が仕事始めとなりました。


利用者さんが、元気よく挨拶をしながら、続々と来所されてきました。

本日の始まりの挨拶は、皆、着物に身を包んで、整列し、

挨拶をして始まっております。


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「皆さん、あけましておめでとうございます。

 今年も、どうぞよろしくお願いします」

ブログを見て頂いている方も、今年も、どうぞ暖かい目で見守っていてくださいね。


そうした挨拶とともに、次に始まりましたのは、職員による獅子舞です。

利用者さんの頭をカプッとかんで、厄払いをしております。

実はその前に、今年の干支である馬が、登場していたりもします。

同じように、頭をカプッと噛んでみましたが、やはり獅子舞のご利益には勝てなかったようです。


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午後からは、明日の日曜日が丁度、笑和感・せせらぎ草の創立2周年を迎える節目となり、

その祝いも兼ねて、私より一曲、新年の初踊りを利用者様に披露しております。

今回は、職員も乱入しまして、賑やかな初踊りとなりました。

実は、簡単な化粧もしているんですよ。




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今日一日、とても賑やかに過ごされまして、利用者さんの初笑いを一同頂かせて頂きました。

今年も、笑顔で和やかに過ごせるような笑和感でありたいと考えております。




2014年1月 1日 (水)

1月1日 あけまして



あけましておめでとうございます。

2014年の始まりですね。

昨晩、年越しの瞬間は、部落の青年会として、地区の神社で待機し、

初詣に来られる方への振る舞いで、甘酒と玉こんにゃくを準備して配っていました。

玉こんにゃくを串に刺している時に、年をまたいでしまったという、

何とも私らしい年越しでした。



今日は、雨の中に時折、大粒の雪が混じっているようなみぞれが降り続いていました。

午後から、笑和感に出向いて、年賀状の整理や、出迎えの装飾などに手を加えたり

しております。

家の自分の部屋にいるよりは、こちらで動いていたほうが落ち着くようです。

そんなことをひとしきり行いながら、2014年の1月1日は過ぎていきました。


2周年を迎えるわけで、今年はまた新しい挑戦と、意気込みで頑張りたいと思いますので、

どうぞ皆さん、今年も暖かく見守っていてください。

たくさんの笑いが生まれる年でありますように。


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