1月18日 ぱふえとハムライス
今日は、笑和感屋根の雪下ろしを、人を呼んで手伝って頂きました。
私らが、チクチクと雪をつっついているのとは、比べるまでもなく
ドスドスと屋根から雪の塊が次々と落ちてきて、あっという間に屋根は、
すっきりと片付かれていました。
さすがに手慣れた方は、働きも違います。
私達の仕事でも同じです。
その事柄を職とするならば、テキパキと素早く丁寧に、やり遂げるものです。
専門とするならば、その道に自信を持って、取り組みたいものです。
送迎の車の中のことです。
利用者さんと、ふと他愛もないお話をしたのがきっかけでした。
「寝ている時に、さいきん夢とか見ましたか?」
そんな話を切り出したところ、
「うん、見るよ。」
と、思いがけず即答の返事が返ってきました。
どんな夢を見たのかと聞いてみたところ、
「若い頃、食堂で働いてた頃の夢で、私がんばって走り回ってるんだ。
そして目が覚めたとき、私の足もくたびれてるんだ。」
その方は、若い頃、旦那さんが切り盛りする食堂で働いていました。
料理を作るのが旦那さんで、注文を聞いて、料理を運ぶのが利用者さんです。
きっと、その当時の忙しかった頃の思い出が、今も鮮やかに夢の中で繰り広げられているのでしょう。
「どんなメニューがあったんですか?」
と、聞いてみると、指折り数えながら
「カツカレー、焼きそば、チャーハンだべ。
そして、チキンライス、ハムライスと・・・」
そこで、私が横からはいって、
「・・・ハムライスって初めて聞きましたよ。どんなですか?」
それに答えて、
「チキンライスは、鳥が入っているべ。ハムライスは、ハムが入ってるんだ。」
ああ、なるほどと納得がいきました。
「なんか、すごくハムライス食べたくなってきたちゃ。」
そう言って、笑いました。
そして、利用者さんのお話は続きます。
「あと、ぱふえもあるっけよ。
チョコレートぱふえ、メロンぱふえもな。」
ぱふえ?・・・・パフェか。
「初めで働いた時、ピーチとか外国の言葉わがんなくて。
紙さ書いで覚えだんだ。桃はピーチで、イチゴは・・・・・ストロベリーって。」
「氷さ、色ついっだ氷水入れで、フラッペもあっけよ。」
「フラッペ懐かしい!」
そんな話をしているうちに、うちに着いてしまいました。
利用者さん一人一人に、生きてきた時代がありました。
ほんの少しの車内の時間でしたが、そんな人生の瞬間の一端に触れた気がしました。
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