1月27日 がまの油
昨日に猛吹雪となり、周囲は再び雪に覆われてしまいました。
しかし、その真冬の天候が続くものかと、身構えたのですが、
空には暖かい太陽が照り、みるみるうちに、積もっていた雪を消してくれました。
朝の送迎では、雪深い西川町の岩根沢へと行ってきました。
道路の両端に高くそそり立っている天然の雪止めのような杉林の間を抜けていきます。
山間の中、雪は一段と厚く積もり、堆積した雪から滴り落ちた水滴が、氷柱を作っていました。
環境のせいなのか、不思議な光景でした。
そこに住む利用者さんは、この辺りには窓を強くたたくような吹雪の日がよくあるそうなのですが、
今年は、昨日の夜を含めても、まだ2回しかきていないと話していました。
今年の冬の雪量が少ないと言われているのと関係しているのかもしれません。
今日は、利用者さんの誕生会が行われました。
その方は、口上が得意な方で、本日は皆を前にして、記念に披露して頂きました。
その口上の題目が、「がまの油」です。
私も、子供の頃におぼろげに、話に聞いた割と有名な語りです。
どんな病気や痛み、刀で切った腕の傷でさえも、
この「がまの油」を塗れば、
あっという間に治ってしまうという、売り込みをネタにしたものです。
お客の前で、実際に自分の腕を、刀で切ってみせて、
そこに、「がまの油」を塗って治してしまうのです。
ですが、実際には腕を切った振りをして、さも薬が効いたと言って、
お客をだまして、商品を売るという商法らしいですね。
私の覚えているのはそんな感じですが、
語ってくれた利用者さんは、話の語り口もうまく、面白く話してくださいました。
この話を聞いた職員の中には、「がまの油」のがまとは、植物のがまだと思っていた人もいました。
がまと言えば、カエルのことですよ。
ガマガエルのガマです。
知らなかった人だと誤解してしまいますね。
どんなに効くという「がまの油」があったとしても、カエルの油は、塗ってみたくはないですよね。
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