1月15日 鮎の甘露煮
「今日は腹減ったちゃ~」
と、珍しく利用者さんから、お昼ご飯の催促の声が上がりました。
お昼ご飯は、大きな楽しみの一つですからね。
そうして、調理師さんが、
「できました~」
の、声とともに運んできてくれたメニューは、
本日は旧正月、それにちなんで、細やかな祝い御膳となっていました。
鮎を一匹まま使った、鮎の甘露煮です。
この鮎は、利用者のご家族様のご厚意で頂いたものを、
調理師さんが、上手に調理してくれたものです。
その鮎の隣に添えられているのが、お味噌の乗った豆腐田楽です。
「祝」の文字が書かれた高野豆腐も、嬉しい心遣いですね。
まさに、和の健康祝い御膳ですね。
「鮎は骨まで食べられますよ」
と、いうことで、利用者さんは、ひとしきり御膳を目で楽しまれた後に、
頭から、ぱくっと鮎にかぶりついていました。
「・・・うまいちゃぁ~」
そう言って、ほくほく顔で召し上がられていました。
魚は、頭から食べると賢くなり、足から食べると、足が速くなるというそうです。
私は、子供の頃から、魚は頭から食べると良いと教えられた通りに、
今も魚を食べる時は、頭から食べております。
もちろん、鯛焼きも頭から食べています。
幼いころに教えられたことは、消えない習慣として深く心に根付いてしまうんでしょうね。
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