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2013年10月

2013年10月31日 (木)

10月31日 やれること



朝から山々には靄がかかり、霜が薄く降りたかのように、地表の草も少し白みがかっていました。

早いもので、本日をもって、10の月が終わりとなります。

残すところ今年もあと二ヶ月となりました。


今日も川を眺めてみました。

力尽きた鮭の姿がそこにありました。

体中がぼろぼろになったその鮭は、人にも捕まらずこの川に戻り、そして力尽きました。

その姿には感銘するとともに、ひとつの終わりとして淋しくも感じました。


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10月も、いろいろなことがありました。

回転寿司に行ってみたり、干し柿を作ったり、コスモスを見に行ったり、菊まつりにも行きました。

本格的な寒さを前にして、外出活動を満喫できたと思います。


今日も利用者さんは、元気よく来所されています。

普段自宅にいるとしないようなことを、ここ笑和感では、自ら進んで行っているという

利用者さんは、少なくありません。


家族の方の話でも、家にいる時と笑和感に来ている時の表情が違うようだという話を耳にします。

何もしないのは、もったいないので、笑和感ではいろいろなことをお願いして行ってもらっています。

なにか出来ることを自らやられている利用者さんは、何より生き生きされています。

それはお互いにとって、とても良いことですよね。

小さなことでも、家に帰れば、それは立派な土産話になるときだってあります。

やれることとやれる機会を大切にしていきたいです。


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2013年10月30日 (水)

10月30日 味噌おにぎり



雲が多く、午後からパラパラと雨が降ってくるような寒い日でした。

川を眺めると、今日もくたびれた白い身体をした鮭の姿が、そこにありました。

ずいぶんと傷ついていましたが、それでも流れに逆らって泳いでいます。

見ていて少し痛々しく思いますが、いつまで鮭の姿をこの川で見ることができるのかが、

毎日の私の日課にもなっています。


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屋内では、利用者さんが調理師さんと一緒に、お昼ご飯用の味噌おにぎりを

一緒に作られていました。

おにぎりを作って、味噌を表面に塗っていきます。

たくさん出来たところで、調理室にて後は、こんがり焼きあげてくれるのを待ちます。


青空では、何かとイベントがあると、登場するのが、この焼き味噌おにぎりですが、

表面がパリパリとしていて、とても美味しいです。

是非、皆さんもイベント時には、ご賞味くださいませ!


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2013年10月29日 (火)

10月29日 木漏れ日の中で



青空の中、白く薄い雲が様々な形に変化しながら流れていきます。

あの雲なんかは、何か龍のように見えませんか?

私だけでしょうか。


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葉が落ちかけの柿の木を超えて、裏の芝生に足を踏み入れると、

足元には、小さなトカゲが日向ぼっこをしていました。

逃げ出さないように、そっと横を通り過ぎると、芝生の中から鎌首を持ち上げていたのは

よくこの辺りで見かけるシマヘビでした。

器用に、芝生の間から顔を覗かせることが出来るんですね。

静かに、柵の外へと行ってしまいました。


川沿いの向こうから、川を眺める人影が見えたので、一緒に川を覗いてみると、

鮭がまた遡上しているのが見えました。

大きさはそんなに大きくはないのですが、遡上の遅れ組なんでしょうか。

穏やかな秋の空の下、生き物たちの営みが繰り広げられていました。


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今日の午後からも、利用者さん達をつれて、西川の菊まつりへと出かけています。

普段、なかなか西川町まで来る機会の少ない利用者さんは、

ドライブがてらとても楽しまれているようでした。


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2013年10月28日 (月)

10月28日 西川菊まつり



今日は秋晴れで、良い青空が見えました。

午後からは、西川町で行われている菊まつりへと利用者さんと一緒に出掛けてきました。

西川町では、知らない人はいないという山菜料理店の出羽屋さんの前で、行われています。

実は私も、今回初めて行くこととなりました。


車2台で、向かってみると、丁度テントが設営されていました。

当初は、車の中から眺めるという予定だったのですが、どうにも一番の見どころは

車からでは見られない囲いの内側に展示されているようで、そこまで皆で歩いていきました。


行ってみて、なるほど立派な菊や盆栽が展示されていて、

それがわかる利用者さんは、案内紙を手に取り、熱心に展示されていた菊をご覧になられていました。

興味事となると、普段よりも倍のペースで歩かれていきますので、

私も後ろから追いかけていくのが大変でした。

菊人形も展示されていましたが、利用者さんは、まじかで見ることが出来た立派な菊に

満足されていたようでした。

天気が許せば、また他の利用者さんと一緒に、見に来てみたいと思いました。


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2013年10月26日 (土)

10月26日 合唱コンクール



昨晩の深夜2時過ぎに地震がありました。

慌てて飛び起きて、テレビをつけて情報を確認しました。

スーツに身をつつんだキャスターが登場し、緊張した面持ちで緊急報道が始まりました。

震源地や震度のことはともかく、深夜でも慌ててスーツを着て対応したのだろうなと

キャスターの大変さを思ったところでした。



今日は、陵西中の文化祭ということで、合唱コンクールにお誘いを受けておりました。

私達は、昼時の本番より早くに利用者さんを連れて、展示品見学がてら

校内を見て回ってきました。

丁度、ボランティア活動で、担当で来られていた先生から案内を受けて、

生徒さん達の、本番前の合唱の練習を拝見させて頂きました。


緊張感漂う中でのラストスパート

生徒さん達は、とても真剣に歌われていました。

本番前のプレッシャーと、いろいろな想いに感極まった生徒さんもおられたようでした。

そうした姿をまじかに見ることが出来、一番近い場所で生徒さんの合唱を聞くことができました。


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お昼時から始まった本番の合唱コンクールでは、時間の都合で私だけが会場で見させて頂きました。

さすがに会場の体育館は広く、時期的にとても寒かったのですが、生徒さん達から伝わる緊張感で、

合唱中は、寒さも忘れるほどでした。

ボランティアで、笑和感に来所してくださった3年生のクラスさんの合唱の様子を、

ビデオで撮影させてもらい、施設に戻った後に、利用者さんにも見て歌を聴いて頂きました。


会場で、最後の合唱が終了したとき、惜しみない大きな拍手が起こっていたのが、

とても印象的でした。


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2013年10月25日 (金)

10月25日 外食ツアー5日目



今日は、朝からどしゃ降りの雨の一日となりました。

それでも、利用者さんは元気に来所されています。

窓の外の雨は、弱まるどころか、本降りとなっています。


そんな雨の日ですが、本日も外食ツアーということで、かっぱ寿司へと出かけています。

男性利用者さんを中心に、カウンターに座られて、自ら皿を取るなど楽しまれているようでした。

「おいしいちゃぁ」

と、皆さんほくほく顔で、寿司を食べられていました。


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2013年10月24日 (木)

10月24日 外食ツアー4日目



新たに勢いよく遡上してくる紅い身体をした鮭の姿を見るとともに、

尾がすっかり白くなり弱弱しく岸に流されてきた鮭の姿を見ました。

対照的な2匹の姿のように、一つの川で生命のドラマが、今まさに繰り広げられています。


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本日は、4日目となる外食ツアーが、予定通りに行われています。

待ちに待った回転寿司ということで、喜んで本日の利用者さんも

美味しそうな笑顔を見せてくれました。


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2013年10月23日 (水)

10月23日 回転寿司に



昨日のテレビ取材の興奮も冷めやらぬまま、朝からその話題で持ちきりでした。

利用者さんと一緒に、録画していた昨日のニュース映像を見ました。

利用者さんの中には、偶然そのニュースを見ておられた方もいたようで、

「 びっくりしたっけ 」、と笑われていました。

ちなみに、そのニュース映像は、期間限定ですが、YBCの下記のサイトで見ることができます。


YBC NEWS EVERY


10月22日付の 「 寒河江川 サケの遡上(そじょう)増加 」 のニュースです。



さて、本日は、外食ツアー3日目ということで、回転寿司に行っております。

利用者さんの中には、初めて他の利用者さんと共に行かれる方もおり、

新鮮な気持ちで、楽しい食事を満喫できたようでした。

次々と目の前を流れていくおいしそうなお寿司を前に、食欲は止まらず、

次から次へと、ぺろりぺろりと平らげていたそうです。

皆さん、笑顔で召し上がられていました。


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事前に、「 かっぱ寿司さんのガリは、美味しいからいっぱい食べてきてね 」

と、行きがけに軽く声をかけたところ、帰ってきたら、

「 ガリも がりがり 食ってきたよ 」

と、笑って話してくれました。

同行した職員に聞いたところ、思いの他、利用者さんの口に合ったらしく、

皆で、食べまくって一箱空にしてきたとのこと・・・


恐るべし食欲です。

お寿司も、それに負けないくらい、ガツガツ食べられてきて記録更新されたようです。


2013年10月22日 (火)

10月22日 YBCさんが来ました



先週から続いている鮭の遡上を、まるで子供のようにワクワクしながら、

川を眺めていたのですが、この光景を多くの人に紹介してあげたいという気持ちで、

YBCさんにメールをしてみたところ、なんと連絡を頂きまして、

こちらに見に来て下さるということになりました。


ですが本日は、雨は降っていないものの、川の水も幾分多く、天候も曇りで

よく見ることができないような状況でした。

そんな折に、YBCの青山キャスターとカメラマンさんが、施設に到着されました。

利用者さんも一緒になって、目の前の川を眺めて、鮭の姿を探します。

しかし、水かさを増して暗くなっている川では、なかなか鮭の姿を探すことができません。


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諦めかけていたそんな時に、下流から勢いよく水しぶきを上げて上ってくる姿がありました。

特徴的な大きな背びれは、間違いなく鮭の姿でした。

利用者さん、青山キャスターとともに、大きな声でカメラマンさんに場所を指さします。

そうして、本当に偶然現れた遡上する鮭の姿を無事に、カメラに収めることができました。

一緒に探してくれた利用者さんも、興奮ぎみでしたが、青山キャスターとカメラマンさんも、

同じくらい興奮されていたのが、面白かったです。


テレビ越しで見ていたキャスターの方を直にお見受けしましたが、やっぱり綺麗でしたね。

途中から、鮭より青山キャスターばかり見ていたような気もしないではないですが・・・


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ちょっとした小さなきっかけから、こんな面白いイベントに発展することができるなんて、

日常何があるかわかりませんね。

とても面白い経験が出来ました。

今日の終わりに、入所されている利用者さんと一緒に、放送されたテレビを見ながら、

盛り上がっていたところでした。

鮭の遡上は、これからまた天気が崩れるので、見れる機会もなくなるかと思いますが、

明日からは、しばらく本日の録画していたニュース映像を、

みんなで見ながら笑って過ごすことになるでしょう。


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2013年10月21日 (月)

10月21日 外食ツアー



今週から、笑和感では外食ツアーと称しまして、回転寿司に行くことが予定されています。

本日が、その第1日目となりました。

場所は、かっぱ寿司 寒河江店さんです。

利用者さんには、外で食べるなんて久しぶりだな、と笑顔で話されている方もおりました。

そして、職員と一緒に現地に到着した利用者さんは、店員さんに案内されたテーブル席に着きました。


私の前に座られた利用者さんは、

「前に、だんなと来たことあっから」

と、慣れているふうで、ほいほいと皿を次々に取って、テーブルの上に並べてくれました。

それを美味しそうに箸を伸ばして、隣の利用者さんは食べられております。

皿を取るのも楽しい、並べられた皿の光景を見るのも楽しい、食べるのもまた楽しい

楽しいこと満載の回転寿司です。

「うんまいねぇ」、 「わたしもここのガリ好きだよ」、 「これ半分食てな」

そんな会話も弾みながらの、楽しい昼食タイムでした。


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さて、屋内では、利用者さんが頭を並べて、芋がらの皮取りにはげまれています。

昔は、よくやったもんだと、男性の利用者さんも、自ら手に持って、皮をはいでいました。

塩で揉むと取れやすくなるとか、お湯に入れてからだと取りやすいのだと、

利用者さんからも、長年の知恵をいろいろ頂きました。

そうして、出来たたくさんの芋がらは、干し柿と一緒に軒下に吊るされたのでした。


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2013年10月19日 (土)

10月19日 干し柿作り



天気良く、本日もウッドデッキからは、鮭の遡上を見ることができました。

例年遡上はすると地域の方は話されるのですが、初めて目にする私にとっては

とてもワクワクする体験でした。

普段は、魚の気配を感じることなど、あまりない川なのですが、今は小さな魚までもが

生き生きとした姿を見せてくれました。


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干し柿作りも最盛期です。

手慣れたもので、みなさん皮を上手に剥いて、紐に枝を通して、一本紐に上手に取り付けていました。

皆さんが帰宅する時間の頃には、たくさんの干し柿が、軒下につるされていました。


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2013年10月18日 (金)

10月18日 コスモス畑



今日も秋晴れ、気持ちの良い青空でした。

外に出て、ウッドデッキから川を眺めると、鮭が泳いでいる様子を見ることができました。

4匹の鮭が、ひとつ所に集まっており、その周囲を小さな魚、中くらいの魚が泳いでいます。

小さい魚は、鮎でしょうか。

中くらいの魚は、ほんのり赤みが差した身体をしていたところ、うぐいかもしれません。

そんな光景を見ながら、お昼までの一時を穏やかに過ごしていました。


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午後から、利用者さんの一同は、綺麗なコスモス園があるとの話を聞いて、

さっそく行ってみることにしました。

場所は、寒河江の道の駅、チェリーランドの後方に広がる河川敷のようです。

初めて行ってみるということで、どんな様子か心配でしたが、

そこには、素敵なコスモス畑が広がっており、皆さん思わず顔がほころんでいました。

秋の穏やかに過ぎた一日でした。


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2013年10月17日 (木)

10月17日 干し柿つくり



裏の柿の実を取りましたので、今日は干し柿作りを行いました。

手慣れたもので、さくさくと柿の皮を剥いてくれる利用者さん

その実を紐に絡めていきます。

そうして出来上がった吊るし柿は、後に私の方で、吊るしてきました。

出来上がりには、もう少し時間が必要ですが、出来上がりが楽しみです。


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台風が過ぎて、目前の実沢川の水も、一日経ち水量がだいぶ減りました。

そんな中でも、遡上してくるのだろうかと、鮭の姿を探してみました。

すると、いました!

赤い背びれと尾びれが、時折水面から顔を出しています。

時折身体をくねらせて川底のじゃりをならしているようです。

2匹の鮭が身体を寄せ合いながら、激しい水の流れの中、泳いでいました。


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そんな中で、面白い光景を見ることができました。

2匹の鮭に、付かず離れずでまとわりついている小さな魚がいました。

小さな鮭?かなと思いましたが、体の大きさが親と子ほどのものが一緒にいるのも不自然です。

もしかしたら、この小さな魚は、縄張りを守ろうとしている鮎なのではないでしょうか。

自分の縄張りの住処に、突然現れ産卵の場所にされたのでは、鮎も怒りますよね。

そんな健気な努力も、この鮭との体の大きさの差では、無駄な努力かもしれませんね。






YouTube: 2013.10 寒河江市白岩 鮭の遡上


2013年10月16日 (水)

10月16日 台風襲来



朝からテレビの報道は、10年来最大規模の台風と銘打って特番で、

最新情報から、被害状況などを逐一報道していました。


中でも最も被害の大きかったのは、直撃した東京・伊豆大島でした。

多くの家屋が土砂崩れに巻き込まれ倒壊し、多くの死傷者が出ているとのことでした。


こちらは、雨の勢いは朝から強く、川も増水し、茶色い水が轟々と流れていました。

昨日まで、鮭の遡上を見ることが出来た川も、すっかり一変してしまっていました。

夕方頃には、台風も北東に抜けて雨の勢いも弱まっていました。


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屋外の強まる雨の勢いをよそに、屋内では、今日の昼食の盛り付けを

利用者さんにお願いして手伝って頂きました。

こういうのは久しぶりだなぁ、とおっしゃられながら、綺麗に菊とワカメを小鉢に盛り付けられていました。



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2013年10月15日 (火)

10月15日 味噌おにぎり



突然ですが、映画の「おしん」を先日、見てきました。


開始から5分かそこらで、私もう涙目でした。

泣くつもりなどなかったのですが、どうしたことでしょう。

それ以降も、劇中に何度も涙腺を刺激する場面があり、

座席に座りながら、始終身体をプルプルさせておりました。


あれは、是非今の時代に生きる日本人に見て欲しい映画だと思いました。

体罰や厳しい指導を糾弾する今の世の中で、あえて逆行した時代背景を描いた作品であり、

それ故にとても衝撃的に胸にくるものがありました。


確かに、ひどく厳しい描写が多くありましたが、その厳しい時代を乗り越えて立ち上がった日本人

特に、家族を支えてきた女性の強さを端的に見せつけられた気がしました。

今の世代に、そしてこれからの世代にも、日本という国の1つの時代背景を

貧しい国民目線から描いた名作ドラマの映画化の存在は大きいのではないかと考えます。

迷っている方、山形県内の方なら、なにより是非見て欲しい作品であると思いました。


おしん 公式ホームページ




さて、今日は一日中厚い雲に覆われた灰色の空でした。

遡上してきた鮭の様子が気になって川の様子を眺めながら、その姿を探します。

だいぶ身体が白くなっていましたが、鮭の姿を確認することができました。

ゆらゆらと力なく浅い川の中で漂うも、流されず泳いでいました。


今日のお昼ご飯は、肉うどんと味噌おにぎりです。

利用者さんには、味噌おにぎり作りのお手伝いに参加してもらいました。

頭に三角巾を巻いて、手慣れた様子でご飯を丸めて、味噌を表面に塗っていきます。

そうして作られたおにぎりは、焼かれて表面がカリカリの香ばしい焼きおにぎりとなります。


うどんとともに、おいしそうに、手作りのおにぎりを召し上がられていました。


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2013年10月14日 (月)

10月14日 鮭の遡上



秋晴れで、風も心地良く、良い天気でした。

そんな中、窓から見える川向いに住んでいる方が、外に出てきて川を眺めていました。

何があるんだと、私達も外に出てみました。


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目をこらして水面を見つめると、うっすらと魚影の姿を見つけることが出来ました。

その大きな魚影は、間違いなく鮭の姿でした。


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鮭が、この実沢川に、遡上してきたのです。


鮭が戻ってくるという話は、以前から聞いていたのですが、実際に目にしたのは初めてでした。

川下から、更に上ってくる鮭もおり、私が目にしただけでも、4匹はいたと思います。

その白く変色した身体は、擦り傷など多くの傷を負っているように見えました。

長旅の中、よくぞこの実沢川にたどり着きました。

ウッドデッキから眺めることが出来る場所で、鮭の産卵、受精を見ることが出来ました。

生命の強さを見た気がしました。


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2013年10月12日 (土)

10月12日 酢の物



今日のお昼ご飯のきゅうりと菊の酢の物

利用者さんに手伝って頂きまして、盛り付け作業を行っているところです。

昔は、美味しいものたくさん作ってたんだけんどな・・・、

と、料理の話などをされていました。


手慣れた手つきで、協力しながら盛り付けを行ってくださってました。

また、先日もらった大根を、さっそく大根おろしに使っており、

おかずに添えておりました。


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2013年10月11日 (金)

10月11日 芋に見える何か



先日のボランティアに来てくれた中学生達の活躍もあり、

畑から収穫されたあるものが、本日はこんな姿になっていました。


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なんでしょうね。

思いのほか、頼りない大きさで、少々がっかりしたものですが、

こんな形として、利用者さんには愛されておりました。



そして、本日のお昼ご飯では、五目いなりが登場しました。

その制作風景がこちらです。

美味しさも格別だったでしょうね。


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2013年10月10日 (木)

10月10日 おすそわけ



以前、御利用になられていた利用者の家族さんが、朝に訪ねてきてくださり

彼岸花の球根を頂きました。

発泡スチロールに土を入れて育てると、来年には綺麗に花が咲くとのことです。

今年、偶然にも畑に花が咲いていたピンクの彼岸花も綺麗でしたが、

慈恩寺にある名所のように、たくさんの彼岸花が咲くのも見てみたいですね。

笑和感の庭から眺められる川沿いにたくさん咲いているような風景が理想です。



また、先日までお世話になっていた利用者さんのご家族さんも、立ち寄られました。

畑の仕事帰りなのか、トラックにたくさんの大根が積まれていました。

いらないかとの申し出がありましたが、気持ちだけ、

大根おろしに使える程度におすそ分けを頂きました。



利用者さんの自宅に、送迎で送り届けた際に、お母さんから、

家で誰も食べなくてよ~と、水に浸けられていた栗を頂きました。


そういえば、山で拾った栗を、笑和感のお地蔵さんにお供えしていたのですが、

ある朝、その栗から小さな幼虫が顔を出して床の上を散歩していました。

栗を拾ったときは、虫が侵入したところは見られなかった綺麗な栗だったんですけどね。


お母さんから教えてもらったのですが、後から虫が入ったのではなく、

花の時からすでに虫が入っているのだということです。

だから、採ってきた栗は、まずは水に浸けておくのだということです。

・・・と、なると水に浸けられて虫が出てこなかった栗の中の虫はどうなるのでしょうか?


どうなるのでしょう・・・?

これからは、少し栗ごはんを食べるときには、

栗を観察しながら食べるようになるかもしれません。




2013年10月 9日 (水)

10月9日 大合唱



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どこかそわそわとしながら、その到着を待ちます。

今日は、陵西中学校の3年生の生徒さん達が、ボランティア活動として来所されました。

先月は、9名の生徒さんが来てくださりましたが、この度は、なんと30名という大人数です。

いったいどんな時間となるのか、わくわくしますね。


最初に施設を簡単に見学された後は、それぞれ決められた役割の活動に分かれました。

野外活動では、畑の収穫のお手伝い、落ち葉清掃、向日葵の片づけ等を、

担当する職員が一緒になって行っています。


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送迎車両の水洗い清掃では、女の子も混ざって一台一台丁寧に車を洗ってくれました。

レクリエーション活動では、利用者さんの隣に座って、一緒にゲームに参加されていました。

また、レク活動のひとつとして、女の子が中心となって、お菓子作りにも参加されており、

本日は菓子職人の職員の指導の下、ゆべしを作られていました。


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あっという間に、時間は過ぎていきました。

全員がデイルームに集まって、生徒さんと利用者さんが一息ついての休憩となりました。


その後に、落ち着いたところで、生徒さんから合唱のプレゼントを頂きました。

利用者さんにも馴染みのある、「最上川舟歌」から始まりました。


これまで、民謡でしか聞いたことのない歌が、大勢の生徒さんより、

アレンジされた新しい「 歌 」として披露されました。

中学生の合唱は、すごいですね。

よく耳にするCDから流れてくる歌ではなく、新しく練り上げられ作り上げられた「 歌 」でした。


利用者さんの中には、目頭を熱くされ、涙ぐまれている利用者さんもおりました。

中学生という若い年代だからこそ、皆が集まり完成できる今の時期だからこそ

人に感動を与えられるという、今のこの時を大事にして、これからの大変な時期を乗り切って欲しいものです。


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かくも、この小さなデイルームにて、30名による合唱を私達に披露して頂き、

とてもありがたく思います。

これからもがんばってください。

気持ちもほっこりした一日でした。


2013年10月 8日 (火)

10月8日 日本舞踊



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目の前の実沢川で捕れたという鮎を釣り人さんからもらったそうで、

本日のお昼ご飯は、その鮎を使っての炊き込みご飯となったようです。

その川を眺めていた時に、川沿いの草むらであるものが目に留まりました。


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いなごです。

ほとんど見かけることがなかったいなごが、こんなところでひっそりと生きていたんですね。


今日は、午後から利用者さんの家族様のご厚意で、

日本舞踊を、誕生会の席で披露して頂きました。

お祝いの歌、馴染みの民謡といった流れで、利用者さんも手拍子を合わせながら

楽しく拝見させて頂きました。

利用者さんも、配られたケーキとコーヒーも、踊りの鑑賞に目が釘付けで、食べるのを

すっかり忘れてしまっていたようでした。

アンコールを含め、全4曲の披露となり、盛大な拍手で終演となりました。

今日起こしになられた利用者さんは、ラッキーでしたね。



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2013年10月 7日 (月)

10月7日 初めての利用



身体を悪くしてから家から出たことはないと聞いていました。

お茶飲みや会合に出たことなどなく、人前に顔を出して参加することなどありませんでした。

そんな感じの出だしで、デイサービスに初めて来所される利用者さんは多いです。


初めてお目見えした時は、ベッドで力なく横たわっておられた方が、

車で迎えに来た初日の朝は、おしゃれな外出用の服に身を包み、おしゃれな帽子を被られていました。


何もかもが初めての経験で、初めての場所で、きっとワクワクする気持ちもありつつ、

うまくなじむことが出来るかの不安と緊張が大半で、

結局整理がつかないまま、いつの間にか車に乗せられて、ここに来られているんじゃないでしょうか。

そんな初日があっという間に過ぎて、家に帰ると、思い出したかのようにどっと疲れてしまうそうです。


普段夜に眠れない方も、この日ばかりは夜がぐっすりということもよくあるようです。


私達職員も、慣れてしまった新しい方の迎え入れの時にも、

初めて来られる利用者さんの気持ちをを大切にしたいと思います。



2013年10月 5日 (土)

10月5日 狂い咲き



それが見つけられたのは、昨日の夕方だったのですが、

笑和感の敷地内に、昨年植えられたばかりの枝垂れ桜があります。

なんと冬も間近な秋のこの時期に、花が咲いていたのです。

タイトルにもなったこの言葉ですが、

初冬の小春日和の頃、時節外れに花が咲くこと

なるほど、意味通りですね。



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てんてんと本当にとってつけたような葉っぱと桜の花が、細く垂れた枝に芽吹いていました。

どうして今の時期に?

ちょっと暖かくなったということはあったものの、それほど極端ではなかったと思います。

もしかしたら、地球規模の何らかの変化が、私達の知らないところで起こっているのかも・・・。

などと膨らませた妄想で、考えてしまいます。


2013年10月 4日 (金)

10月4日 スズラン



スズラン : スズラン亜科スズラン属に属する多年草の一種

別名、谷間の姫百合とも言われているそうです。

鑑賞用に育てられていますが、有毒植物ですので、食べられません。

気をつけましょう。


101歳になる利用者さんが、庭に植えろ、と3株ほど、スズランを持ってきました。

クワでそこを掘れ、というので、掘りました。

もっと掘れないのかと、結局クワを取り上げられ、自分で掘り始めました。

株を掘った穴にうずめて、土をかけられました。

両手を土だらけにして、パンパンと地面をたたきます。



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次に水をかけろというので、ジョウロ一杯に水を汲んできて、かけました。

もっとかけろというので、もっとかけました。

そうして、合計3株植えられました。

午後から私が訪問で、いなくなってしまったので、他の職員を捕まえて行っていましたが、

帰ってきたところを見つけられたときに、どこ行ってたんだと、怒られました。

そして、その利用者さんから、明日の申し送りを頂きました。



「 今日とおんなじぐらい水かけろ!


 地面をばんばんと踏んで固めろ! 」



ミーティングの申し送りで、きっちり報告致しました。



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2013年10月 3日 (木)

10月3日 ちくわ



「寒くなったなぁ」

送迎中の車の中で、利用者さんと話をしていました。

雪が降ればもっと大変になるんだと、杉林に覆われた山の一本道で話をしている中で、

昔はもっと雪が多かったんだと、話をされました。


利用者さんが、20歳かそこら頃の、冬の思い出の話になり、

この方は、山間の集落に住んでいる方なのですが、

冬の山道を何時間もかけて、下の集落まで遊びに出かけていたというのです。

そこまでして何があるのかと聞くと、当時山を下りた集落には、映画館があったということでした。

その映画館に行くために、冬の山道を何時間もかけて下りていったというのです。


「そりゃぁ (映画館に) 行くときは楽しみで、苦にもならなかったけど、帰り道が辛くてよ」


と、笑いながら話してくれました。

行き (下り) はヨイヨイ、 帰り (上り) はコワイ

というわけですね。


そして、本日偶然にも、当時その映画館があったという場所を、車で通ったのです。

「ここだここだと」、話す先にあったのは、

なんと、当時の映写機が、店の看板のように玄関口に置かれていたのです。

半分、昔の小さな集落に映画館があったという話が信じられなかったのですが、

これを見ては納得しないわけにはいきません。


そういえば、私が子供の頃には、寒河江市にも映画館はあって、河北町にだって映画館があったそうです。

西川町にあってもなんら不思議ではないのですね。

今とはなっては、全てなくなってしまいました。

そうして、昔の映画の話をしながら、最後に笑って利用者さんが話してくれたことが印象的でした。



「 帰り道は辛いし、腹も減るしでよ。


 店は、八百屋が一軒しかなくてな。


 当時は、パンなんて売ってなかったから、


 二人で、ちくわを買って食べながら帰ったんだ。



 ・・・あのちくわはうまかったなぁ。 」





私の頭の中で、おでんの具のような太いちくわが、しばらく揺れていました。



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2013年10月 2日 (水)

10月2日 簾外し



今日は雲が多く、少しむっとするような気温でした。

テレビでは、消費税が8%になるとの首相表明があったとの報道がされていました。

いろいろな影響が、これから少しずつ出てくるのでしょうね。


10月になり、いままで玄関口や壁にかけていたアサガオの簾を取り外しました。

利用者さんからは、つるや花を外してもらいました。

ぽっかり空いた白い壁に、今度は何が飾られるのでしょう。



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午後から、近くの慈恩寺に彼岸花を見学に利用者さんが出かけられています。

戻ってきて話を聞くと、たくさんの他の施設の方が見に来ていたとのことです。



屋内に残られた利用者さんは、陶芸を行ったり、昔ながらのけん玉に挑戦されたりしてました。

そこで、私も挑戦したのですが、あの真ん中の棒に玉を入れるという高難度の技が、

人生初の2度目の成功となりました。

ちなみに、初めて入ったのは、実は昨日でした。

入る時は、上手く穴に入るものですね。


2013年10月 1日 (火)

10月1日 早いもので



10月になりました。

赤とんぼとススキと裸の水田が似合う時期となりました。

空を見あげると、不規則な形で広がっている雲があり、見る間に風に流されていき

その姿を変化させていきます。

今日は、利用者さんからも声があがりましたが、少し暑い一日でした。



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利用者さんの誕生日だった今日は、会が始まる前から利用者さんがそわそわしています。

早く始めてくれねが、と何度も職員に話されていました。

自分が挨拶をする文句を頭でまとめていて、忘れないようにと必死のようでした。


そして、お菓子とお茶が配られて、利用者さんにマイクが手渡されました。

まるで、町内会の会長さんからの挨拶のように、しゃんとした声で、皆の前で挨拶をされていました。

拍手とともに、祝福を受けながら、肩の荷が下りたのか、自らお祝いの歌をカラオケで披露されていました。



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