朝から雲の流れが早く、車で走っていると、窓を打つ小雨が降ったり止んだりと
はっきりしない空模様となっています。
朝のニュースで耳にした、新品種の岐阜県産の柿の実が、
初セリで、2個で54万円という値が付いたというのを聞きました。
さっそくと、利用者さんにもその話題を振ってみたところ、
皆さん驚いて目をまん丸くされていました。
話題性とかご祝儀相場とか言われていますが、度を越えての過剰な演出は、
滑稽に映ってしまい、遠い世界の話に聞こえます。
利用者さんは、柿なら、近所になっているので、十分だとのことでした。
さて、ここ白岩地区では、間もなく文化祭が開催されます。
それに対して、利用者さんの創作品作りにも熱が入っております。
展示に間に合うようにと、協力を頂き、完成にむけて頑張っております。
本日、近くの陵西中学校で合唱コンクールが行われるとのことで、
笑和感にも合唱への招待が来ておりました。
今日は、生憎の肌寒く小雨降るような天気でしたので、
限られた人数の利用者さんを、職員が伴って出かけてきました。
多くの父兄の方が見守る中で、来年卒業を迎える三年生の最後の合唱を、
私らも後ろの方で聴かせて頂きました。
毎年、中学生の合唱を見せて頂く度に、自分が合唱した時のことを思い出します。
あの時、どんなことを考えて、歌を歌っていたのだろうか。
あれから、数十年を経て、そうした当時の記憶が薄れている私ですが、
今がはちきれんばかりの青春を謳歌している今の学生さんは、何気ない今日の日のことを、
ほとんどを思い出せなくなってしまうだろうことへの、余計な寂しさをも感じてしまいます。
あの時、どんな思いで、何をしていたのかなんて、日記でも残していたら、
当時の血気盛んな頃の日々を振り返るきっかけにもなったのだろうかと思ったところです。
学生さん達の合唱を聴いていた利用者さんは、
静かに聴き入っておられ、周囲の方と一緒に拍手を送られていました。
自分たちが、かつてそうした合唱をした時とは、ずいぶんと様相が変わってしまったと、
素直な感想を話されていましたが、行くことができて良かったとのことでした。
私も、合唱名を確認しても、全く知らない歌ばかりで、
横文字の歌もあったりと、確かに、私の頃から比べても、
随分と今風に変化しているように感じたところです。
将来的には、合唱ではなくダンスにでも変わる日がくるのかもしれませんね。
山間の集落へと送迎へと向かいました。
山並みが続く中、遠くへ見える葉山山系の高いところが、
すっかりと紅葉めいていました。
利用者さんとも話をすると、
「今度、息子に見にいがねがと言われだんだ。」
とのこと。
じいちゃんとドライブがてら、山に紅葉を見に行かれる姿が想像すると微笑ましいところです。
秋の味覚の王様と言えるのが「松茸」でございます。
庶民の私は、滅多に口にすることができないもので、
松茸の味はどんな味か説明してと言われても、しようがありません。
さて、そんな松茸なのですが、なんと利用者様の家族様が山で取ってきたもので、
売り物にならないものを、食べられる程度に処理したものを頂いたのです。
本日は、その松茸を使用しての松茸御飯が振る舞われたのです。
私のような鈍感な人間にはわからないのですが、
松茸御飯の香りは、他のキノコとは違う香りがするようです。
少し余ったところを、おすそ分けして頂いたのですが、
なるほど、気持ちから入るとさらに美味しさは増すものです。
気持ちから幸せになれる松茸ごはん、ありがとうございました。
本日は、青空集いの家を会場にした合同秋祭りが開催されました。
移転して初めてとなる秋祭りで、当日は雨が降る心配もされましたが、
皆さまの日頃の行いが良かったせいか、晴れ間が広がり、天候にも恵まれました。
昨日から行われた会場準備のため、青空の会場には、舞台がセッティングされ、
会場には椅子がずらりと並べられていました。
朝から忙しく職員やボランティアの方が、テント設営や、料理造りに追われていました。
朝の送迎で、続々と来所される、青空と笑和感の利用者の皆様方、
時間となり、司会の挨拶から秋祭りの開会宣言がなされます。
最初に秋の収穫祭という名前の通りに、本日のために準備されていた
稲穂の刈入れの儀が行われました。
それぞれの施設の利用者さんの代表により、鎌を使って稲刈りが行われました。
そして、青空・笑和感・せせらぎ草による混成チームによる華やかな花笠踊りが披露されました。
利用者さんの手拍子や掛け声もあり、会場は大いに盛り上がりました。
そして、会場が温まったところで、メインの舞踊ショーが開幕しました。
総勢9名からなる大所帯の舞踊ショーです。
これには、私と代表も踊りの一員として参加しています。
今回の私の出演演目は、マドロス曲です。
今回、新曲もあり、会場の利用者さんも、目をキラキラさせて見入っておられる様子が見られました。
掛け声や手拍子もあがり、とても楽しく盛り上がった時間となりました。
そして時間は、お昼にさしかかりました。
利用者さんは、屋外に設置された昼食会場へと移動していきます。
テントの中のテーブルに利用者さんが、座られ、芋煮をはじめ、手作りのおにぎりや
焼き鳥、焼きそばに、たこ焼きが並びます。
利用者さんは、好きなものをたらふく頂いたようです。
なかでも、芋煮がとても美味しかったと好評でした。
秋晴れで過ごしやすい中、多くの方が訪れ、楽しい一時となりました。
協力、お手伝いして頂いた皆さま、ありがとうございました。
実り多くフルーツや野菜が多く採れる時期でもあります。
近所の方から、畑で収穫された野菜が、施設の玄関前に届けられていました。
山東菜です。俗に言う、なっぱです。
後で、お礼を言わなければなりません。ありがたいことです。
また、食べきれないからと裏の畑にあるやつだからと、
たくさんのラフランスを利用者さんが持ってきてくださいました。
まだ熟してないので、硬くて食べられないからと、注意を頂いたところです。
秋の味覚は本当に美味しく、食欲の秋と言われるだけあって、
今の時期は特に、頂くものすべてが美味しく感じられます。
利用者さんも、同じように、皆さんと一緒に昼食を今日も美味しく食べられていました。
今週末に青空で秋祭りが開催され、芋煮が振る舞われますので、
参加される方は、楽しみにしてください。
10月も10日を迎えると、周囲の田んぼも、6割ほど稲が刈られた様子が見られました。
トラックの荷台には、たくさんのお米が積まれており、
慎重に農協へと入っていく様子が見られました。
今は、コンバインなど機械を使い、一日かそこらで稲刈りが完了してしまいます。
私が小学生だった頃に、鎌を使って稲刈りを行った思い出があると利用者さんにお話をしたところ、
何人かの利用者さんも、鎌で刈った経験があると手を挙げてくれました。
そうした稲刈りの思い出話の中で、今はなかなか口にする機会が減ってしまったイナゴの話も出たのですが、
ある道の駅を訪れた時、小さなカップに入っていたイナゴの佃煮が、200円でした。
イナゴが手軽に食べられなくなるなんて当時は思ってもみませんでした。
また、稲刈りが終わった後の田んぼで行うこととして、
利用者さんから、「おつぼひろい」という言葉が出てきました。
私は、初めて聞く言葉だったので、利用者さんに聞いてみると、
利用者さんが、小学3年生の頃に、学校で稲が刈られた後の田んぼに入り、
生徒ら皆で、こぼれた稲の穂を広い集めたのだそうです。
そうして集めた穂を、ござの上に集めると、それがお金に変わったのだそうです。
そうしたものが、学校で使われたり、生徒さんにも鉛筆とかで還元されたとのことでした。
この話を聞いて、一番に思ったのが、塵も積もれば山になるということわざです。
利用者さんが言っていた、おつぼ拾いとは、落穂拾い(おちぼひろい)のことであり、
こうした様子は昔の貧しい農村地でも見られた光景だとかで、
フランスの画家ジャン=フランソワ・ミレーも、絵画として、その表題で作品を発表しております。
利用者さんの何気なく発した言葉は、フランスの絵画にまで、発展してしまいました。
今は見られない光景の一つとして、当時の学校の教育の在り方などが見えてくるというものです。
参考 落穂ひろい
外は秋晴れです。
庭に咲く朝顔は、西洋から来たものということで、日中の時間も花ひらいた姿を
私達に見せてくれています。
穏やかな日よりの中で、ウッドデッキに出て日向ぼっこをされている利用者さんもおりました。
今のこの時期は、とても気持ちが良いですね。
屋内では、午後からおやつ作りと、大人の学校が行われています。
今日のおやつは、お好み焼き作りで、ホットプレートで、利用者さんに焼き上げてもらっています。
香ばしい匂いが周囲に立ち込めていました。
また、大人の学校では、始業のベルと同時に、授業が行われていました。
利用者の皆さんも、興味深げに話を聞きながら、教科書に鉛筆で記載されていました。
本日は、穏やかな時間が流れています。
世の中、三連休ということでしたが、台風が接近していたということもあり、
日曜日は、風が強く天気が不安定なところがありました。
私は、土曜日の当日にふと思い立ち、
村山市の山間にあるこじんまりとした温泉旅館に家族と出かけてきました。
この秋の季節の山間の旅館と言えば、私はすっかり忘れていたのですが、
ある虫が大量発生していたのです。
それは、利用者さん曰く「へくさむし」と言われるもので、
触ると臭いにおいを出すということから、そういった名前で呼ばれているのでしょう。
その大量発生している虫の正体は、カメムシです。
お部屋に案内されたところ、部屋にあったのはガムテープ。
最初に行ったのは、部屋にいるカメムシの駆除からでした。
ちりがみやらガムテープで包んで対応した数は、軽くみても10以上
次から次へと沸いてきます。
一晩で過ごした中で対応した数は、きっと20を超えていたはずです。
あまりの多さに、廊下や壁、電灯に群がるカメムシは、慣れてしまえば、避けながら過ごしていました。
カメムシの数には圧倒されてしまいましたが、温泉は美人の湯と言われているほど、
肌がつるつるになり、とても気持ちが良かったです。
さて、本日は秋晴れに恵まれた一日となりました。
利用者さんのご家族様から頂いたのは、大量の根付きの大根葉でした。
これらは、利用者さんに協力して頂いて、根切をして頂きました。
皆さんの力を借りると、あっという間に仕上がってしまいました。
これらの大根葉は、煮びたしなどで、利用者さんの昼食で提供する予定となっております。
本日が、最後の外食ツアーとして回転寿司へ出かけております。
今日は、私も一緒に同行して行ってきました。
回転寿司は、メニューも豊富で、利用者さんも何を食べたらいいか迷っているようでした。
食べたいものをと勧めても、謙虚な利用者さんは海苔巻で良いからと、
納豆巻きを手に取られました。
そんなに食べられないからと、次の希望がなかなか出てこなかったので、
値段内で楽しめるようにと、高級皿使用のホタテをお勧めしてみました。
柔らかく食べやすく、利用者さんは美味しいと言いながら食べられていました。
そんなに食べられないと言いつつも、無料のガリとお茶はたくさん食べていたようです。
利用者さんの好みを判断し、勧めて楽しんで頂くのも、また職員の支援でもあります。
結果的に、お皿3皿とデザートを、その利用者さんは召し上がられていました。
私はと言うと、珍しい新メニューが大好きなので、
きのこの天ぷら寿司や、お肉の味噌炒めがのったお寿司、牡蠣のバター焼きののった握りなどを
ご馳走になってきました。
人間の食に対する探究心は、すごいものだなと思いながら、利用者さんと共に頂くお寿司を満喫してきました。
本日も穏やかな秋晴れで、稲刈りも順調に進んでいるようでした。
笑和感の庭では、朝顔がきれいに咲き誇っていました。
そんな朝顔の話題から始まった本日の朝の挨拶の中で、
花と言えば、10月ともなったことで、間もなく西川町で開催される菊祭りの頃合いだと話をしました。
菊と言えば、山形県の人たちは、菊の花をよく食べるということで、
利用者さんの皆さんにも菊の花は好きかと聞いてみました。
それに対して、利用者さんからは、クルミのぬた和えで食べる菊が美味しいんだと教えてくれました。
私も、菊の美味しい食べ方などを一緒になって話をしたところです。
全国的に見ると、菊を好んで食べているのは山形県民だけだと、よく言われていますが、
地元で暮らしていると、当たり前にスーパーなどでも販売しているものだったので、
以前から不思議には思いませんでした。
子供の頃は、苦手だったのですが、菊の独特のシャキシャキとした歯ごたえと、
少しの苦みが、大人になると美味しく感じられるようになったのが不思議です。
そうした美味しいと判った時の瞬間を、是非食べたことがない方にも
味わって頂きたいなと思ったところです。
利用者さんから、菊のぬた和えが食べたいというリクエストを受けて、
私からも調理師さんに、おかずのメニューに取り入れてもらえるようにお願いしなければなりませんね。
さて、本日は、丁度菊の花が手に入ったということで、菊の花ちらしとともに、
笑和感で収穫できた梅を漬けていた梅干し樽の確認が行われました。
真赤に色づいた梅干しは、樽から食べられるようにと器へ移されました。
今年の梅干しの出来はどうだったのでしょう。
昼食のご飯のおともとして、利用者さんに提供された時の感想を是非聞いてみたいと思いました。
昨日、勢力の強い台風23号が、日本本土を横断し、
各地に大きな被害をもたらしました。
山形県にも直撃か!と、台風の進路を見て警戒していたのですが、
丁度、山形県民が熟睡している間に、台風は通り過ぎていってしまいました。
台風のもっとも強い時間帯を、皆が覚えていないという不思議な事態となっております。
本日は、台風一過の影響で、空は雲はあるものの晴れ間が広がっていました。
山形県は、自然災害に強いとよく言われていますが、
今回も、それが結果として表れるかたちとなりました。
ただ、私が知らないだけで、農家の方には、何かしら影響があったのかもしれません。
さて、こうして台風に踊らされた日本ですが、
今年は、地震、豪雨、台風と、多くの自然災害に見舞われた年となりました。
毎年、その年を漢字一文字で表現される恒例行事がありますが、
おそらく今年を表す漢字は、「災」ではないかと思うところです。
皆さんは、どんな漢字を思い浮かべるでしょう。
さて、台風が通り過ぎたこともあり、本日の予定されていた行事も行うことができました。
先月から引き続いての、外食ツアー「回転寿司」です。
今日も、利用者さんが出かけられて、美味しくお寿司を楽しまれてきたようです。
施設に戻られた利用者さんに、何皿食べたのかを聞いてみたら、
笑顔で、片手をパーにして見せてくれました。
5皿を食べてきたということです。
さぞや、お腹もいっぱいになったことでしょう。
早いもので、笑和感での9月の利用日は、本日で最後です。
つまり、本日の利用者さんは、平成9月の最後の利用者さん達なのです。
と、朝の挨拶で、大げさに話をしてみました。
みなさん、わかったようなわかってないような表情でしたが、
来年度に、元号が平成から変わってしまうということで、
「平成最後」という言葉の重みは、言葉の頭につくだけでも、
何かしらの特別な重みがあるように感じてしまいます。
そんな平成9月が終了し、来週からは、平成最後の10月が始まります。
そんな10月には、どんな特別な催しものがあるのでしょう。
ということで、宣伝させて頂きます。
来月、平成最後の10月の20日に、
新しくなりました青空つどいの家にて、合同の秋祭りを開催します。
私も、踊りで参加予定ですので、興味のあられますお方は、是非この機会に、
青空カフェ同様に、青空の秋祭りにもお越し頂ければと思います。
利用者さん同士の会話を、車中で聞いているとよく耳にする話題が、
『家族から外に出歩くな!転ぶと寝たきりだぞ!』
と、言われて怒られるんだとのこと。
実際、利用者さんも高齢で歩行状態も低下しているのもあるのですが、
家族から怒られたというような利用者さんの愚痴に対して、
聞き手側も、わかるわかると同調されながら、次のような的確なアドバイスをされております。
『言われたごとに対してハイ、ハイ言うのが一番だ。喧嘩してもしょうがない。』
年長さんの利用者さんは、可愛く素直に面倒を見てもらっているという姿勢を示すことが、
何ごとも問題をうまないのだと、これまでの経験から理解されているようです。
『んだ、んだ。』
と、お互い頷きながら、いつもの会話が終わる頃には、笑和感に到着しています。
9月21日は何の日かご存知でしょうか?
福祉業界なら耳にしたことがある方もいるかと思われますが、
世界アルツハイマーデーという、認知症に対し理解を深める日として設定されているようです。
そうした日にちなんで行われたイベントが、オレンジ交流会でした。
寒河江市の福祉事業所の連絡会『スマイルネット』が中心となり開催しております。
そんなオレンジ交流会ですが、何が行われるのかというと、
福祉施設対抗による利用者さんを含めた輪投げ大会、各事業所が作成した笑顔の写真館、
そして、千場鶴作成、そして出張認知症カフェです。
一般の方向けに、認知症サポーター養成講座も行われてもいました。
一人3投なげて、3人の合計点数で競われます。
最後に上位チームによる決勝戦が行われ、優勝が決定されます。
当初、開催側が予想していたよりも、多くの方が参加してくれていたおかげで、
会場は大いに賑わっており、利用者さんも楽しんでゲームに参加されていました。
笑和感チームも、楽しく輪投げに挑戦し、カフェでお茶とお菓子を頂いてきました。
こうした他事業所との交流会も、活気があり気分転換にもなり良いですね。
輪投げの腕は振るいませんでしたが、次こそは上位を狙いたいものです。
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