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2012年2月

2012年2月29日 (水)

2月29日 2月の終わりに



朝のニュースでは、都内で降雪などと大きく報道されていましたが、

こちらは、すっかり晴れあがり、敷地も黒いアスファルトが見えてきて

春を今か今かと待ち望んでおります。


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山形の酒田の方では、白鳥が北に飛び立ったというニュースが紙面に出ておりました。

毎年、今の時期になると、寒河江の田んぼの側を送迎の際に通ると

白鳥の群れが田んぼにいるのを見ることができます。

それを送迎の際に、利用者さんと眺めるのが、今の時期の楽しみでもあります。

まだ、今年は、白鳥の姿を見ておりませんので、そういった一報を聞くと

そういった時期なんだなと、楽しみになります。



今日も、車に乗って利用者さんのお宅に会議の用事でお邪魔してきました。

必要なお話を済ませた後に、お茶を頂きながら雑談をしていたところ

大変、地元の歴史について、とても詳しく知られている方で、私もつい興味深々に

聞き入ってしまいました。

その土地のことは、その土地に住む人に聞けとありますが、

なかなかにそういう機会がありませんでしたので、自分の勉強がてら

参考にさせて頂きました。

今後も、そういったお話をゆっくり聞ける機会があれば、教えてもらいたいものです。



2月も今日で終わりです。

あっという間です。

まだ、終わるには早い気もしますが、明日からの3月新たに気を引き締めて

頑張っていきたいと考えております。





2012年2月28日 (火)

2月28日 春の予感



快晴、青空、気持ちのいい空


敷地内の駐車場の雪を少しでも溶かしてやろうと、

朝からスノーシャベルを持って奮闘していたところに来客がありました。

昨日、電話で連絡を受けた女性の方です。

介護の仕事に興味があるということで、一日ボランティアをしてくれるとのことです。

人手が多ければ多いほどにぎやかになりますので、願ったり叶ったりでございます。

さっそく朝の挨拶をそこそこに、利用者さんのお出迎えに一緒に出てもらいました。



介護のお仕事が初めてという割に、とても丁寧に利用者さんの相手をしてくださっていたので、

一人で勉強もされてきたということもあり、私もボランティアということを忘れて、

普通に仕事をしていました。



午後からは、施設を離れ、新規の利用者さんの担当者会議に行ってきました。

思いのほか、お話が盛り上がってしまい、1時間で戻るつもりが、大きく遅れてしまいました。

私も役割持ちだったので、見守りでもボランティアの方のフォローがあって、助かったところです。

なんだか、違和感なく働いていたので、一日だけなのは惜しいなと思ったりもしましたが、

帰りの送迎の前に、利用者さんと一緒に、ボランティアの方に、今日のお礼の挨拶をして、

玄関先で手を振って別れました。



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春の息吹とともに、少しずつ少しずつ変わっていきます。

昨日見えなかったことが、突然見えることもあります。

わずかな変化を吸収し、成長していければと考えています。




2012年2月27日 (月)

2月27日 一緒に



今日は、朝から雪かきを行い、

午前中は、入浴の担当として業務にあたっております。

2月も残すところ、今週で終わってしまうんですね。

皆で、挨拶し、

皆で、同じ席につき昼食をとる

皆で、うたをうたい

皆で、語らう



当たり前の日常が、とても久しぶりに感じました。

一人ひとりの利用者さんに話しかけ、少しでも笑った顔を見てみたい。


肩に手を置きながら、話しかけた男性の利用者の方に

「今来てる服、私が着てるのより、ずっとかっこいいな~」

と、赤いベストを指さしてみると、

一瞬顔をくしゃっとしながら、確かに笑顔を見せてくれました。

「おまえのだて、いいものだ」

そう言っているのでしょう、もごもごと口を動かしながら、私のセーターを触っていました。


自分もそういう顔を引き出せるようになったんだなと、少しだけ思ったところでした。




2012年2月25日 (土)

2月25日 上を向いて歩こう



昨日の晴天ですっかり黒い路面が現れたはずの駐車場が、

今朝、再び白い雪に全て覆われていました。

この雪は、春を心待ちにしていた思いを、また覆ってしまったかのようです。



2月がとても長く感じられ、その間に、いろんなことがありました。





今日、新しく来られた利用者さんは、

「ここさ来れて良かったちゃぁ」

と、笑顔で車に乗り込んで帰られました。

こんな言葉が職員の力にもなります。



送り届けた方がいれば、新たに来られた方もおりました。

体調を一時崩されており、自室で休んでいたせせらぎの利用者さんです。

すっかり体調も回復されました。

大好きなカラオケを力いっぱい歌いました。

大きな声で気持ちよく歌いました。

上を向いて歩こう、涙がこぼれないように

そして、北国の春

テレビに映し出された春の花を指さし何ごとか呟きました。

みんなが待っている春

心待ちにしている春

大きな声と手拍子と

確かに春がすぐそこまで近づいているのを感じます。




2012年2月24日 (金)

2月24日 懐かしの歌



先日、新聞で読んだ記事の中で、施設の歌を作って発表を行ったというのがありました。

そして、歌を吹き込んだCDまで作るんだそうです。すごいですね。

しっかりしたプロの方に依頼して、作ってもらったのだそうです。

どんな歌なのか、記事だけではわからないので、是非聞いてみたいですね。



そういう意味では、青空の代表が作った笑和感の歌も負けてはおりません。

今日も、朝から利用者さんと一緒に、笑和感の歌の練習を行っています。

録音していた伴奏のメロディーに沿って、歌詞カードを見ながらみんなで歌います。

最初はどうかなと思っていたのですが、利用者さんの反応がすこぶる良く、

「いい歌だなやぁ~」

「ほんっとに良い歌だなやぁ。いえでれんしゅうすっから、このかみちょうだいな」

と、絶賛してくれます。

ホワイトボードに太く書かれた歌詞

皆の心に残る歌となり、響いていければいいなと思います。



そんな歌で盛り上がっている中で、ふと昔はやった歌の話が飛び出したので、

ネット検索で、ちょちょいと、話題に上がった歌手の映像が、テレビに映し出されました。

「うわぁ、バタヤン、若いわねぇ。わたし好きだったの」

と、田端義夫のギターを水平に持って歌う姿を見て、大喜び

一曲、一曲歌が終わるたびに、拍手が起りました。

三波春夫、春日八郎、村田秀雄、次々と登場する往年の歌手の姿を見つめては、

当時の様子などを思い返しているようでした。

利用者さん同士で、当時の様子の会話で盛り上がっていました。

誰しも、その時代を飾る歌を持っているものです。

そういった歌とともに、当時の様子を耳に出来る貴重な機会でもありました。




2012年2月23日 (木)

2月23日 握手



帰りの送迎へと繋がる慌ただしい時間に


職員と利用者さんが忙しく動く中に、その光景を見つけました。



不意に差し出された大柄な利用者さんの大きな手


その手が差し出された先には、本日が初利用となる利用者の男性の姿がありました。


突然の出来事に、その男性は驚いた様子でしたが、


はにかみながら、ぎこちなく握手に答えていました。



そんな穏やかな光景を目にすることが出来ただけでも、


今日は儲けものだったかなと思いました。





2012年2月22日 (水)

2月22日 ドライブへ



今日は快晴で、気持ちのいい日でした。

せせらぎの窓から見える実沢川も、

日の光を浴びながら勢いよく寒河江川へと流れていきました。

川辺の雪面にはカモの足跡が点々と続いています。

時折、屋根を滑り落ちる雪の音が響いたかと思うと、勢いよく窓の外に落ちてきて

雪の破片が飛び散り、窓を叩きます。

このまま、春になってくれればいいのに・・・・




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さて、今日は絶好のドライブ日和ということで、午後からは、車に分乗し

ひとっ走り、道の駅まで遊びに行ってきました。

前回も行ってみた、小中学生の絵と習字の展示会が行われていました。

懐かしい思いとともに、ゆっくりと生徒さん達の作品を見てきました。


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寒い日でも、名物のアイスを食べる人はいるようで、

うちらは、夏の暑い日に来た時に食べようねと、約束しました。




2012年2月21日 (火)

2月21日 4番目のお雛様



笑和感でもお雛様を飾っているのは、先にブログでも紹介しましたが、

今回、新たにもう一組のお雛様を迎えることとなりました。

いろんな縁がありまして、また立派なお雛様を譲って頂けたのです。

飾る場所は、玄関からまっすぐ正面に見える位置です。

箱の中に、綺麗に収められていたので、とてもスムーズに作業を行うことができました。

箱の中には、娘さんの写真や、幼稚園で作ったのか、かわいい折り紙のお雛様も出てくるなど

微笑ましい雛飾りも一緒に顔を出してくれました。

お雛様飾りも、皆さん慣れたもので、利用者さんと一緒に、きれいに飾れました。



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さて、午後からは、家庭科の先生が来てくれまして

ポケットティッシュカバー作りを教えて頂きました。

利用者さんも、興味深々です。

先生が用意してくれた、綺麗な刺繍入りの布に糸を通し、

教えられた通りに縫っていきます。

黒い生地に黒い糸では、見えにくく大変なところもあったようですが、

みなさん上手に作れていました。

職員の方も、自分で教えられるようにと先生から技を盗んで勉強していました。

みなさんとても綺麗なティッシュカバーが出来て、嬉しそうに持ち帰りました。



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2012年2月20日 (月)

2月20日 笑和感



笑和感

この言葉の由来は、一日の終わりに今日を振り返ったとき、

笑顔とともに和やかで満たされた時間を過ごせたという充足感に似た感情を

自分らしく表現してみたくて、考えついたものです。

利用者の方だけでなく、職員もまた、この施設を訪れた人すべてが等しく

この感情を共有できればいいなと願うものでもあります。



昨日も今日も、誰かがここで笑顔を交わしている。

その日々が積み重なれば、きっと素敵なことでしょう。

私が、日々カメラを撮る機会が多いのも、そういった記憶を忘れたくないがためなのかもしれません。

それは、決して無駄なことではないと確信します。



本当に、この人の人生は幸せだったのだろうか・・・と

その答えを私達が出すほど、自惚れてはおりませんが、

共に過ごした時間の中で、心穏やかなる時を、ほんの少しでも笑顔で過ごしていただけたのなら

その笑顔は一緒にいた者の心に温かく残るのです。




一日、一日を悔いなく過ごしきる。

言葉の意味をただ噛みしめるのです。




2012年2月18日 (土)

2月18日 



人間誰しも向き不向きがあるでしょうが、

介護の仕事についても、それは人によってより顕著に表れることでしょう。

向かない人には決して出来ない仕事です。

やってみて長続きしなかった人は、向かなかったのか、周囲の環境が

その人の才能を引き出せなかったのか、どうか・・・

介護の仕事は、人の出入りが激しいとよく言われます。

それは、いわゆる3Kの言葉にある通りの原因もあると思います。

きつい、きたない、かねやすい

まぁ、最後のはとってつけたようなものですが、現実でもあります。


後ろの2つは、とりあえず、今は置いといて

「きつい」だけは、それをカバー出来る何かで塗り替えることが出来ると考えています。

きついだけじゃなく、楽しいという気持ちを職員の方に持ってもらえたら、

きっとその施設は、利用者さんにとっても、すごく楽しい施設になるでしょう。

そして、職員の方も同様にです。


みんなが一日を笑えて過ごせるのが理想です。

2012年2月17日 (金)

2月17日 飾り着物



今日、利用者さんの前に現れたのは、雅やかな着物でした。

たいそうキラキラしているその着物に、皆さん目が点になっておりました。

とりあえず、最初に袖を通した利用者さん

着物を普段からピシッと着こなしているだけに、様になりますね。

おもわず笑顔です。



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着物を着て、ひとしきり遊んだ後は、

利用者さんが、きれいにたたんでくれました。

着物が好きだったんでしょうね。




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2012年2月16日 (木)

2月16日 展示会へ



本日は、晴天に恵まれ、絶好のドライブ日和になりました。

さて、どこかに面白いイベントがないものかと、ネットでちょちょいと探してみますと

丁度、寒河江の道の駅「チェリーランド」のさくらんぼ会館にて、展示会が行われているではないですか。

学生がデザインした、さくらんぼポスターコンテストの展示や

寒河江市内の小中学生が描いた絵や書道の展示

花咲かフェアのPRポスターの人気投票

なんと、3つのイベントが同じ会場で行われていました。

詳細は、下記にて紹介しておきます。



 ・寒河江市観光ポスター展    
   期 間  2月1日(水)~2月19日(日)
   時 間  午前9:00~午後5:00
   内 容  さくらんぼポスターコンテストの作品展示

 ・寒河江市内小中学校図画習字作品展    
   期 間  2月5日(日)~3月4日(日)
   時 間  午前9:00~午後5:00
   内 容  市内小中学校児童・生徒の図画習字作品約300点展示

 ・花咲かフェアinさがえ PRポスター人気投票    
   期 間  2月6日(月)~3月9日(金)
   時 間  午前9:00~午後5:00
   内 容  花咲かフェアinさがえをPRするポスターを選ぶ
        人気投票



こんな冬の寒い平日の日でも、観光客のおじちゃんおばちゃん達が次から次へと、

入れ替わりで会場に入ってこられます。

こんなに外が寒いのに、この道の駅にある さくらんぼ会館の名物のアイスクリームだけは、

みなさん美味しそうに食べられていました。


会館で車椅子を借りて、会場を順に見て回ってきました。

サクランボのポスターを見ては、これが良い!と、指さして教えてくれました。

書道や絵の展示会では、ひ孫さんの名前を探しているのか、熱心に見ておられました。

花咲かフェアの投票にも、自分で選んでペンを持ち番号を記入して投票しております。

職員もそれにならって、一緒に同じ番号で投票しました。

この番号の作品が1番人気になれるといいですね。

これで、花咲かフェアを待つ楽しみがひとつ増えました。



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今日は、楽しかったですかと聞くと、両手を合わせて頭を下げられました。

楽しんでくれたんだなと、展示会のパンフレットをお土産に、

本日も笑顔で、帰られていかれました。



2012年2月14日 (火)

2月14日 


お世話様です。

今日は私にとっても、考えることがたくさんありました。

利用者一人一人に、歴史があり、今の生活があるように、

それを支える介護者にも、利用者と歩んだ道のりがあり、今の選択があるのです。

その選択の一つをとっても、それぞれに、期待するもの、願うもの、任せるもの、委ねるもの

様々です。

利用者の方の人生の終末の一端に寄り添うことの意味

介護の職に就くものとして、軽く流してしまいがちですが、

重いのです。

どうすべきなのか、考えることが多く、結論も出ないまま、また明日を迎えることになりますが

明日になれば、何か少しでも整理が出来ればと

自分の心にも余裕を持てればと思います。

2012年2月13日 (月)

2月13日 鍋はじめました



お世話様です。

本日の昼食は、なんと鍋です!

お昼から鍋です!

鍋と言えば、こたつの上に置いたコンロの上で土鍋がぐつぐつと煮え立ち、

みんなで箸で突っついて食べる冬の定番のアレです。



それを、お昼ご飯でやっちゃおうなんて言うんだから、驚きです。

私も驚きましたから!



でも、やりたいという希望がでた上では、可能な限り実現に向け

努力してやってみなくてはなりません。

もちろん、熱い鍋は危険ですので、基本的に職員が鍋からよそったものを

利用者さんに渡して食べてもらうというやりかたになるのは、しょうがないことです。



それでも、いざ目の前に、ぐつぐつ煮え立つ鍋が登場すると、

利用者の方も思わず興奮していました。

各自のおわんによそわれた、タラや豆腐や野菜がふんだんに入った鍋に

利用者の皆さんも一同に満足げにおいしそうに食べられておりました。


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こうして、やってみた鍋ランチなのですが、

やはりアツアツの鍋をテーブルに置くのは、見栄えは良いのですが、

とてもみんなで突っつけるような環境ではありませんでした。

もっと安全に配慮したものにできたらと、今回の反省となりました。

同じ鍋なら、職員も一緒に入ってみんなで囲んで食べられたらいいですね。

それに、どう考えても、昼ご飯より、夕食ですよね。

私も、鍋食べたかったなぁ。




* この度鍋は3個用意しましたが、安全の配慮よりテーブル上でよそったのは
  最初の1個のみで、あとは調理師の方より事前に配膳してもらっております。




2012年2月12日 (日)

2月12日 お休みの日に


お世話様です。

ヘルプで、せせらぎ草の方に手伝いに行って、利用者さんの顔を見に行ってきました。

部屋の植物に水をやったりと、デイのない日曜日は、ゆったりと時間を過ごされています。

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落成式の日に頂いたシクラメンのお花も、今年の寒さの影響もあり、

頑張って咲き続けてくれたのですが、しおれてしまいました。

利用者さんに、弱っているところを取ってもらっています。

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「今日はだれもいないのねぇ。なにかマンガでもかしてちょうだい」

と、珍しく漫画を御所望でしたので、わかりやすそうな漫画をお部屋まで届けてきました。

そとは、吹雪です。

明日は、きっと積もって再び、雪かきに追われるのでしょうね。

早く雪のない生活を送りたいです。





2012年2月11日 (土)

2月11日 髪カットで晴れ晴れ


お世話様です。


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2月も11日を迎えました。

東北大震災から、11か月を迎えたわけです。

世間では、本日は祝日とのことでしたが、新聞の話題で聞くまで思い出せませんでした。

すっかり祝日なんか関係ない生活に慣れてしまったようです。


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本日は、利用者さんのために、髪カットでお店の人が来てくれました。

普段は落ち着きない利用者さんも、雰囲気でわかるんでしょうね。

大人しく、気持ちよさそうに、カットを楽しまれていました。

目の前には、お雛様という、なかなかない雰囲気でしたが、

その様子は、とても微笑ましいものでした。


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伸び放題だった髪も、すっかり綺麗になりました。

本人も、なんとなくわかるのか、すごい晴れ晴れとした表情をしておりました。

私の踊りに合わせて、一緒に手を動かして踊ってくれました。

久方見ていない満面の笑みは、最近本当に忘れていた、

昔のおばあちゃんの笑顔でした。


髪をカットしたことは、身だしなみを整え得るだけでなく、

もっと大切なものを得ることができたようです。




2012年2月10日 (金)

2月10日 何十年かぶりに


お世話様です。

今日も、玄関前に大きな段差を作っている氷の塊をスコップで、削る日々を送っております。

巨大な氷塊を、スコップでうまい具合に、てこの原理を利用して、

きれいに、ひっぺ返したときの達成感と言いますと、そりゃぁもう・・・

周りに誰もいなかったのが、残念でたまりません。

まるで、大きな耳カスが取れたときに、誰かに見てもらいたい衝動に似ていますね。

見せられたほうは、たまったものじゃないと思いますが、

気持ちはわかります。



本日、新規の女性の方がいらして、慣れない環境に、少々戸惑われていたようでした。

私が、少しお話したところ、五目並べだったら、昔に子供とやったときがあるとのことでしたので、

テーブルで今日もやっている2人の方に、混ぜてもらうことにしました。

初めは、恥ずかしくて、見てるだけで良いとおっしゃってましたが、

しだいに、2人の方に、進められて3人で楽しく五目並べを交代しながら行っていました。

そんな楽しい時間の際に、ふとその方が、隣にいる女性の利用者の方に、

「もしかしたら、▲▲▲▲の◆◆◆◆さんですか?」

と、問いかけており

「え、なんで? そうだけど。 もしかして・・・」

と、言った風に、2人がお互いに知る仲だということがわかりました。

積もる話を、何十年かぶりの再開とともに、話し続けられていました。

「今日は、とても楽しかった。来週も来る楽しみ増えたよ。」

と、久方ぶりの旧知の友と再会できた喜びで、笑顔のまま帰っていかれました。

人の縁とは、わからないものですね。

2012年2月 9日 (木)

2月9日 青空へ



お世話様です。

施設前に高く積まれた雪壁を見ながら、今日の朝もシャベルをもって轍をならしています。

晴れたり雪が降ったりを繰り返し、先が見えない日が続きます。

最近、地震が多いですね。

お昼の時間に、地震の体験を語る、NHKの「あの日あの時」を、食事介助中ということもあり

見る機会が多いのですが、あのような企画は、とても意義のあるリポートです。

私らとなんら変わらない普通の日常を過ごしてきたはずの人達が、

突如起った、生死を分けるような体験を経て生還したひとつひとつの言葉に重みがあります。

今の私達に足りないのは、危機感です。

あの番組は、そういう意味でもとてもためになります。





今日の昼時に、急遽青空から、プリンタが動かなくなって印刷出来ないから、すぐに来てくれ!

と、代表から有無を言わさず要請がありました。

弁当を持って、そのまま向かったのですが、原因は、用紙ホルダーに正しく用紙がセットされていなかった。

という、実に単純な原因で、私が弁当を食べている間に治ってしまいました。

いったい私は、弁当を食べるためだけにここに来たみたいじゃないですか。



しょうがないので、利用者さんと一緒に、タオル体操をしたり変な踊りを踊ったりしていました。

久しぶりにあった職員さんに、「なんか出てきたんじゃない!」

と、お腹をポンと叩かれたりして、やっぱりそうなのかなと、少し悲しくなりながらも、

お腹をポンポンと太鼓代わりに叩いて、やっぱり踊ってきました。

ここの利用者さんは、みんな元気です!

外に出て改めてそう感じます。

勉強になります。


2012年2月 8日 (水)

2月8日 道路ぐしゃぐしゃ


お世話様です。


昨日の夜は慌ただしく過ぎ、帰宅したのも遅かったのですが、

道路が凄いことになっていましたね。

まさに、ぐしゃぐしゃでした。

雨が降って地盤が少し緩んだせいか、道路に堆積していた雪が、

シャーベット状になり、道路にすごい凹凸が形成されていました。

轍があっちへ行ったり、こっちへ行ったり、

車体が、ガコンガコンと上下に揺れるは、

いつ止まるかわからない不安に駆られながら、山裾の小道を走っていました。



施設の駐車場内も、道路と同じ状況で、満足に車が進めない状態でした。

朝から男手(と言っても、私ともう一人)を使って、路面をならしたものの、

満足な状況には至らず、日が射してきたお昼過ぎには、よりひどいグシャグシャになっていました。



午後から、サービス会議で訪れた席でも、家に着くまでの路地がそんな状況でしたので、

「こんなことはじめてね。車に乗るのが恐くてお買いものも行きたくないわ。」

と、雑談で話題が出るのにも納得です。

こんな状況が、至る所で起こっているのが、今の日本の状況です。

無事に、この冬を乗り切りたい、そう強く願います。



青空つどいの家のほうに、資料を受け取りに立ち寄った際に、

丁度3時のおやつタイムが終わって団欒していましたので、

柱の陰から、変な踊りをしながら静かに登場しますと、

一番に気づいた利用者さんから、


「もっと早く来なさいよ!

      顔忘れるとこよ!

           それに、少し太ったんじゃない!」



と、私のガラスのハートを軽く貫通させながら、歓迎してくれました。

それに続いて、


「ほら、お腹なんかこんなに出ちゃって!」


と、更にダメだし攻撃!

踊っていた私もへなへなにしおれ崩れ落ちました。



おかしいですね。

先ほど、職員さんから、「少し(良いほうに)変わったんじゃない!」

って、おだてられたばかりだったのに・・・・・

大先輩方の正直なまっすぐな意見には、私とてもかないません。



それでも、元気に変なヒップ踊りを披露しながら、利用者さんとさよならをし

笑和感へと戻ってきました。

青空のペーパーアートが、きれいに仕上げられていたのを見て、うらやましかったです。

まだまだ、青空のレクに追いつくには、時間がかかるようです。



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2012年2月 7日 (火)

2月7日 今日も私は笑和感



どうも、お世話様です。


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昨日の深夜の帰路の途中、国道でスリップ事故があったらしく、

通行止めで、回り道をして帰ることになりました。

路面は、スケートリンクのように、テカテカとライトの明かりを反射して光っていました。

このような場合は、決して無理な運転はしないでくださいね。

私も、一度ひどい目にあっているので、必要以上に安全運転をするように心がけております。

後ろに接近している車のライトが気になるならば、

バックミラーをずらしてでも、安全のために自分のペースを守って走行するべきです。

皆さんも、気をつけてくださいね。




今日の天気は、雨模様でした。

敷地内も、水がたまって、ぐしゃぐしゃな状態になっていました。

そんな日でも、昨日に続きボランティアの方が、今日も来てくれまして、

利用者さんと一緒に、一足早いお雛様飾りを手伝ってくれました。

古い家を取り壊す際に、使って頂けるならうれしいと、

知り合いの方から頂いたお雛様は、全部で3つ

一つは、ガラスケースに収まるようなかわいいものですが、

残りの2つは、本格的な大きさで、私の家にあるものより立派です。

雛壇の中には、普段見たこともないような人達も混ざっています。

それだけでも、価値が違うのがわかりますね。



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みんなで、飾り付けの参考になる当時の写真を見ながら、設置していきます。

ですが、写真が古いので、細かいところが、なかなかにわかりません。

苦労しながらも、なんとか役者だけは、うまく並べてみたところです。



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午後からは、見学者の方が来られて、一緒に施設を見学などしています。

本日、見学に来られた方で、

笑和感とせせらぎ草の看板文字をデザインしてくれた、

アート書道家の栗田さんも来てくれました。

栗田さんについてもっと知りたい方は、こちらをどうぞ!




雪深い大変な道のりを、見学に来てくれて、私も嬉しいです。

当時、看板デザインをどうするか決めあぐねていた頃、

偶然インターネットで、栗田さんの作品を見て、惚れこみまして、

丁度、展示会を行われていた時でしたので、

会場に出向いてデザインの依頼をお願いしたのです。

忙しい年末の時期でしたが、快く引き受けてくれて、今回のデザインとなりました。

ちなみに、施設の玄関口や、施設内にも、栗田さんの作品を使わせてもらっています。

見学にお越し頂いた際は、是非皆さんも見て頂きたいなと思います。

ほっこりする優しい作品です。

あいかわらずお綺麗な栗田さんに、私も緊張しながらも、写真を一緒に撮って頂きました。



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今日も私は笑和感です!





2012年2月 6日 (月)

2月6日 ボランティアさん


どうも、お世話になってます。

昨日は、雪下ろしで終わった一日でしたが、筋肉痛はまだおそってきてないようです。



今日は、職員の方が、体調を崩して急遽休まれたので、

朝から送迎やら何やらでてんやわんやでしたが、

福祉の職場を体験したいというボランティアの方が、

朝から来てくれる日でもありました。

若い女性の方で、ヘルパーの研修もほぼ終了し、

これからいよいよ福祉の仕事へと踏み出す方です。

福祉に対する意欲もうかがえる、実に頼もしい助っ人です。

入所の方の見守りや、歩行の付き添いなど、

職員で手が回らないところを、フォローしてもらいました。

それだけでも、朝のバタバタした時間帯には、とても助かりました。

わたしも、午前中は、サービス会議に出かけることになり、

職員のフォローもままなりませんでしたので、ありがたかったです。




これから、こうした福祉の仕事につくうえで、

施設の雰囲気や職場の様子を直に感じられるのは良い機会です。

表面上だけでは、おじいちゃん、おばあちゃんと会話出来て楽しかっただけでは、

これからの実際仕事に就くうえでは足りません。

楽しいところも、きつい厳しい場面も、見えてこそ、得るものがあると思います。

2日間の約束で、明日も、来てくれるとのことで、笑和感としては、大いに歓迎です。

職員も見られる立場になるので、緊張感を持って仕事に取り組めているようです。

明日も、新しい見学の方が、来られます。

少しずつですが、笑和感も見られる立場になってきています。

いろんな人が、気軽に立ち寄れる、そんな場になればと思います。

明日も、楽しみですね。




2012年2月 5日 (日)

2月5日 雪おろしの日


お世話様です。

豪雪に見舞われ、今朝ようやく晴天に恵まれた日曜日となりました。

朝から、青空つどいの家の方に、雪下ろしに出かけました。

家族経営だと、休みもなにもありませんね(汗)



笑和感のほうは、知人の業者の方に頼んでやってもらっています。

それが終わると、今度は、雪深いところに居を構えた姉妹の家の雪下ろしに行ってきました。

雪のレベルが違います。

捨てども捨てども、まだ足元には雪の層が続いています。

夕方、ようやくと作業も一段落

結局、朝からずっと一日中、雪いじりをやってました。

近いうちに、筋肉痛で、ぎこちない動きをすることになるでしょうね。




帰りがけに、笑和感に、顔を出したら、私のいない間に、お雛様が飾られていました。

これも、お世話になっている方より、頂いたものです。

立派なお雛様で、2セットぐらいあるのか、いたるところに、立派な人形が飾られていました。



誰もいないホールで、習ったばかりの踊りの新曲の練習をすることにしました。

せせらぎ草の方では、夕食が済んで一段落していたところで、

三度笠とカッパという股旅スタイルで、こっそりと食堂に顔を出したところ、

思いのほか受けが良かったので、その場で、簡単な振りをしてみたり、

そのまま私が出演しているイベントのDVDなどを見て過ごしました。

「わたしが、若い頃によく聞いた歌だよ」

と、懐かしそうに、昔のことを話してくれました。

「あした、ひるま、みんないだどごで、おどてみてな!」

と、見終わった後に、利用者さんがお部屋に帰っていくのを見送りました。






2012年2月 3日 (金)

2月3日 今日は節分です

今日は、節分の日です。

節分と言えば、ひとしきり鬼さんに豆をぶつけて、その落ちた豆を、私らが美味しく食するイベント・・・。

ではないと思いますが、やってることは大体そんな感じですよね。

節分というと、豆をまくより先に思い浮かぶのはまいて美味しい節分グルメの「恵方巻」じゃないでしょうか。

この言葉を聞くようになったのって、山形では最近じゃないですか?

私らが学生の頃なんて、その存在すら聞いたこともなかったような気がします。

美味しい具が入った長い海苔巻を、ある方角を向いて、一気食いするなんて、

突然テレビやマスコミが騒ぎ立て、この辺りにも徐々に、そんな文化が浸透していった気がします。

関西から流れてきた風習なんでしょうか?(よく知りませんが)

くわしく知りたい方は、こちら!を、参照してくださいね!


さて、そんなわけで、イベントがあるなら、それに習おうということで、笑和感でも今日は、恵方巻作りを行っています。

海苔の上に酢飯を敷いて、玉子やキュウリ、レタス、かんぴょう、椎茸、ピンクの甘いやつを、並べて、

ギュギュギュっと力をいれて、長い海苔巻を作ります。

さすが、女性陣は、慣れた手つきで、次々と海苔巻を作っていきます。


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あたりに酢飯の匂いが漂って、私も見ているだけで、おなかが空いてきました。

たくさん出来た海苔巻を、食べやすいように一口サイズで切り分けます。

こうして出来た今日の節分メニューがこれです。


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・恵方巻
・特製茶碗蒸し
・特製カニ汁
・サラダ(特製ドレッシング付)


みなさん、自分たちで作った恵方巻を、美味しく召し上がられていました。

今日は特別に、大きな器に入った、カニの足が入った特製カニ汁です。

本当に今日は豪華でしたね。


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そして、午後からは、恒例の節分の豆まきです。

鬼の面をかぶった職員に、利用者さんが作った豆袋を投げつけます。

いろんな特徴の鬼が、登場し、その度に、歓声とともに鬼に豆が投げられました。

普段押し込めていた、うっぷんをここぞとばかりに、晴らせる良い機会です。

利用者のOさんも、

「鬼はそと!ふくはうち! 鬼の????ぶっ潰せ!」

と、さすがの鬼も逃げ出しそうな、すごい掛け声とともに豆を男性職員に向かって投げられていました。

いつしか辺りには飛び散ったラッカセイで、すごい状態になっていました。


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(投げたラッカセイは、その後、利用者さんと職員で美味しくいただきました)





2012年2月 2日 (木)

2月2日 笑和感の歌

皆様、雪かきお疲れ様です。

東北・日本海側を中心に、猛烈な積雪を日々記録しております。

特に、今日の朝は、この冬一番の最悪の天候状況でした。

視界0の猛吹雪、除雪が間に合わない道路、雪壁と道路の区別もつかないような状況で、

朝の出勤を、普段の2倍の時間をかけ到着することができました。

通る道すがら、路肩に突っ込んでいる車や、あまりの吹雪に進むことができない車も目にしました。

職員の方も、混雑を予想し早めに出てきたにも関わらず、目の前でトラック同士の衝突やらで、通行止めになるはで

到着するまで、2時間も要した方もおります。


昨日の屋根の雪崩で、一度はきれいになったはずなのに、既に40センチも新たに積もっているのを見たときは、がっかりしました。

今日は、知人の方に雪おろしの協力をお願いしていたので、その方達のおかげで、だいぶすっきりしたのですが、

全面を屋根を下ろすことはできませんでした。

時間を見ては、ある程度自由に動ける私らが、外に堆積していた雪を片づけています。

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さて、テレビをつけると、雪の事故のニュースばかりしていましたが、今日は嬉しいニュースがあります。

それは、以前ボランティアの先生に依頼していた、笑和感の歌の楽譜が、完成したのです。

先生が、手書きで作って頂いた楽譜と、録音されたテープを皆に披露してくれました。

利用者さん全員に、先生の楽譜付歌詞を渡して、テープのメロディーに合わせて歌ってみました。

伴奏がつくと、こんなにも素敵になるんですね。

何か、小学生の頃、校歌を緊張した気持ちで歌っていた思いのような、そんな気持ちを感じました。

頭の中で作られた歌詞が、音を伴うことで、一つの形に完成する。

目の前で、そういう過程を見ていると、とても不思議な気持ちになります。

職員も利用者の方も、みんなで何度も何度も聞きながら歌いました。

利用者さんからも好評です。

今度から、この歌をみんなで歌っていきたいと思います。

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2012年2月 1日 (水)

2月1日 大雪です


2月になりました。

大雪警報が、ここ数日点灯中であります。

出社する際、いつもは棒立ちの通学路の案内のおじさんが、

向こうは大渋滞だからと、身振りで教えてくれました。

その方角を見ると、動きそうもない車の列が、連なっているのが見えました。

後に聞くと、この参列に捕まった職員の方もいたようで、

20分の通勤時間が、1時間もかかってしまったと嘆いておりました。




ボフゥボフゥ と、靴が雪を踏みしめる音ともに玄関にたどり着きました。

デイルームの窓から見える風景が、半分雪で覆われています。

屋根から落ちた雪が大きな壁となっているのです。

ウッドデッキの手すりの高さまで雪が到達していました。

目の前を流れる実沢川には、川面一杯に、たくさんの雪が流れてきています。

さらに、川の淵や流れの中にも氷が形成されているのが見えました。

それほどに、冷え込みが強いのでしょう。




午前中に、サービス会議に出かけましたが、

ものすごい吹雪で、どこが道路と壁の境目なのかわかりません。

終了した後に、車に戻ると、たっぷりと白化粧をほどこされた車が待っていました。

道具を持っていない私に、親切にもケアマネさんが、

私の車まで雪を払って頂きました。

感謝です。





雪はとめどなく降り続き、屋根を厚く白く覆っていきます。

それが、すごい音ともに、屋根を滑り落ち、窓の外に雪崩を降らせます。

せっかく、雪を掃いたばかりのところに、再び高い雪山が出来上がっていました。

本日、何度目かの雪かきを、利用者さんが帰った後に、

行ってみたのですが、積み重なった雪の上から、ついに屋根に手が届きました。

その気になれば、屋根にも上れそうでしたが、落ちて怪我して、新聞に載りたくなかったので、

地道に周囲の雪崩跡を片づけました。



冬の本番は、2月からと言いますが、この1か月、無事に乗り切れるのか、不安はありますが、頑張ります。



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