雪が溶け、土けた地面が顔をだし、陽の光を浴びた植物たちが、
活性化してくると、穏やかな天気の中でも、穏やかでない人々も出てきます。
それが花粉症を発症した方々です。
利用者さんに、花粉症のことを聞いてみましたが、
皆さんマスクをつけられているのに、ぱっとした反応が返ってきませんでした。
山間の杉林の中に住まわれている利用者さんも、それほど自覚なく過ごされているようです。
もしかしたら、花粉症というのは、現代病なのでしょうか。
とりわけ、工業化が進んだ現在では、花粉の他にPM2.5というものが、
大気中に紛れ飛んでおり、それが花粉と結合することで、より問題化しているようです。
特に、お隣の大国から飛んでくるのが、黄砂やPM2.5なので、
いくら私達が自衛しようとしても、限界があるようです。
そして、私も花粉症とは無縁な人間でしたが、今年の春は、
何故か目元がムズムズするのです。
頭も心なしか重いような気もします。
これは、いわゆる、花粉症の症状でしょうか。
人には、それぞれ個別の大きさの器があり、それは花粉を受け止めるものだとしましょう。
そこに年々、花粉が溜まっていき、やがてその限界量を超えて溢れでてしまった時が、
花粉症発症なのだそうです。
発症には個人差があるとのことですが、
私にも、もしかしたらついにその限界量に達してしまったのかもしれません。
器の中をリセットできるような、新しい医療の力を期待しているところです。
皆さんは、まだ大丈夫でしょうか。
晴天の中、道路を横切るネコの足取りも軽く、
車の中のヒーターの温度設定も、暖房から冷房へと切り替えています。
まだ冷房をかけるまでもないので、窓を開けて風をいれました。
さて、笑和感では、隣の棟にお雛様を展示しています。
毎年行われており、利用者様から頂いたものを含め、
複数の雛段を一緒に飾らせてもらっています。
それぞれに個性の違う表情のお雛様があり、利用者さまも見比べながら、
雛の季節を感じられていました。
また、庭のウッドデッキに出て、皆さんで太陽の光を浴びられています。
目の前の実沢川の水量も、雪解け水を含んでいるからか、
だいぶ勢いよく流れていました。
川の流れる音を聞きながら、日光浴をしながら過ごすというのは、
贅沢なひと時なのかもしれませんね。
晴天の中、午前中はウッドデッキで鉢植えが行われるほど暖かくなっていました。
日向ぼっこができるほど、外の気温も寒さを感じることもなく、過ごしやすくなっています。
今日の午後からは、笑和感では初となる笑和感による歌謡ショーが行われました。
職員扮する『ひばり姉妹』が登場し、アカペラによる歌唱が始まりました。
利用者さんも、手拍子を合わせます。
そして、無事に歌い終わった頃に、おひねりが投げられたり、花が届けられていました。
のりのりの職員もさながら、利用者さんも特別出演を行い、
壇上で職員との掛け合いが行われ、会場は大いに盛り上がりました。
私も、演目の一つで踊りを披露しています。
最後は、みんなで身体を動かす、元気体操を行って締めとなりました。
皆が参加できるイベント歌謡ショーは楽しかったですね。
昨日は、関東甲信越、とりわけ箱根温泉付近での観光客を直撃した、
突然の大雪の話題が、ニュースとして取り上げられていました。
テレビの報道によると、ノーマルタイヤを履いたまま峠道で動けなくなった運転手の方は、
皆一様に、「まさかここまで降るとは予想していなかった」と、話されていました。
そして、運悪くも、タイヤ交換を終えたばかりだという方も事故に巻き込まれていたようです。
私の周りでも、タイヤ交換を終えたと話されていた方もいるように、
もう降らないだろうと言う思い込みが仇となってしまった感じです。
今回のことを予測できた方は、ほとんどいなかったのではと思いますが、
天候は、地震とともに、ますます私達の予想を超えたことが起こり得るのだなと思ったところです。
今日の笑和感では、利用者さんの誕生会が行われました。
御飯は、赤飯に豆腐ハンバーグと、利用者さんの好むメニューが出されていました。
本日は、2名のかたが皆の前で紹介されて花束を受け取られていました。
一人は、白いドレスを身にまとって、もう一方は、赤い羽織を羽織られています。
皆からの祝福を受け、記念の写真に収められた表情は、
にこやかな笑顔と、そしてきりっとした表情で、それぞれの性格を表しているかのようでした。
御二方とも、おめでとうございます。
本日、介護保険法改正に伴う集団指導が、山形市で行われました。
私も施設代表として参加してきました。
新聞報道などでも取り上げられている通り、介護報酬の改定が行われます。
3年に一度見直されるもので、事業職種により報酬単価が上がったり、下がったりがあります。
そして、この度、国が力を入れているのが、利用者様の自立支援の向上に対する新しい加算です。
ただ、新しい加算に対する算定条件の詳細な基準となるものが、
まだ国より指し示されていないままの、この度の集団指導となりました。
目前に迫った4月から施行されるのに対して、
まだ質疑に応えられるだけの情報が手元にないということで、
今回の指導は、単に事前に配布された資料を読み上わせるだけのもので、
質疑応答などは行われませんでした。
詳細は、後日、提供される資料をダウンロードして各自で調べた上で、
4月からの新制度に対応してくださいという流れです。
これでは、4月からの混乱が目に見えるようです。
私らの関わる通所介護事業は、大きなところで、提供時間の細分化により、
ほとんどの事業所が、これまでと同様の営業体系を取るのであれば、
介護報酬の引き下げとなり、利用者様の負担が減ることとなります。
これは事業所に入る報酬が減るということです。
その分を補うために、新しい加算が加わるのですが、
前述のとおり、算定条件の詳細が明確にされていないことと、
けっこう基準が厳しい割に、報酬単価が低いような印象で、
国が推し進めようとする割に、『割に合わない』という雰囲気が私の印象としてあります。
潤沢な人員配置であれば、可能なところかもしれませんが、
現在多くの事業所が抱える、人員不足の状態では、
人員配置に対応できず、報酬も低ければ、小さな事業所では対応がきわめて困難だと思われます。
これでは、大きな力ある事業所と小さな事業所では、
事業所の生き残りと、職員に対する賃金格差は、より広がってしまうのではと、懸念するところです。
小さな事業所が生き残るには、より個性的であり、
何かに特化した特色を持つことであり、魅力を発信していく必要があると考えます。
ただ、それを叶えるための下支えがなければ、足踏み状態に留まってしまうのでしょう。
雪どけが進み、土が顔をのぞかせているところも増えています。
いつも朝の挨拶時に、今日は何日かを利用者さんと話題にしている時に、
月日の流れの早さに驚き、過ぎていく月日を惜しむような感情になるのですが、
迫る4月を思うと、早く温かい春の4月にならないかと、待ち望む気持ちにもなります。
多い雪に見舞われた冬も、振り返ると、本当に大変な時は、限られたひと月だったのだと思うと、
日々を耐え忍んでいけば、やがては抜け出すことができるものだと思いました。
今日も、利用者さんには、昼食で出る小鉢の盛り付けを利用者さんに協力して頂いたり、
午後は、皆頭を合わせての手作りかるた取りを行っていました。
頑張って取った、たくさんのかるたを、得意げに掲げられていました。
まだまだ、世間では風邪症状、インフルエンザが収まっていない地域もあります。
笑和感では朝の送迎時に、検温をお願いしておりますが、
現段階では、3月いっぱいまで実施を継続させて頂きたいと考えております。
利用者さんの誕生会が行われ、女性の利用者さんは、
誕生会で主役席に登場するまでに、お召し物を選択する楽しみがあります。
用意されているのは、和装の着物、もしくはドレスがあります。
初めて行われる方は、せっかくの機会だからと、ドレスを選択されています。
本日の利用者さんは、何回か体験されているので、
本日は和装の着物を選択されました。
男性の職員にエスコートされ、主役席に座り、職員からのインタビューと写真攻めにあいます。
実に笑顔が素敵な写真を撮ることが出来ました。
「今日は、手を洗えないわ」
と、女性の利用者さんは笑われておりました。
皆も一緒に笑われていました。
昨日、日曜日が東日本大震災から7年目を迎える日でした。
私は、買い物先の駐車場に車を停めて、2時46分を迎え、
家族と一緒に黙祷を行いました。
あの日に立ち返り、思いを馳せることは、悲劇を忘れないことでもあり、
現在、送っている日々のありがたみを噛みしめることに繋がるものだと思います。
鎮魂の一日を、みなさんは何を思い過ごされたのでしょう。
さて、すっかり気温もあがり、春めいた晴天の一日となりました。
やれることをやってみようということで、ある利用者さんにはおかずの盛り付けを手伝って頂き、
また、筆をもち、書道に打ち込まれる利用者さんもおりました。
春を待ちわびる思いを、書にしたためたのではないでしょうか。
「へだくそになた」
と自信なさげに言われるも、その字はしっかりと書かれていました。
本日も、午後からいつもと違った雰囲気で楽しんで頂ければと、
おやつの時間を、出迎えるのはスナックのママに扮した職員らで出迎えています。
訪れる利用者さんらも、負けじと衣装を身に付けられています。
今日のおやつのメニューも、手作りのクレープとおしるこです。
どちらを選ぼうかと、手をつなぎながらお越しになられた利用者さんは、
見本を見比べて、好きな方を選ばれていました。
各々が席について、お菓子が運ばれて、皆で味わっている中で、
職員や利用者さんによるおしゃべりタイムや歌の披露が行われました。
いつもは遠慮される利用者さんも、今日は意気揚々と歌を歌われていました。
ちょっとした気持ちの高揚で、より楽しく時間は過ごせるものです。
美味しいお菓子に、楽しい歌と、皆さんは手拍子をしながら過ごされていました。
時間が経過したからこそ言える、あっという間だったという言葉は
あの震災を経験された方によって、言葉の重みは様々だと思います。
ただ、明日の14時46分には、ほんの少しでもあの日を振り返り、
皆さんも一緒に黙祷を捧げてみてください。
本日は、フットケアの伊藤先生が来所されており、
午前中、入浴を済ませた利用者さんらが、フットケアの施術を受けられていました。
みなさん、本当に気持ちが良いようで、施術を受けられている間、
目をつぶられており、中には、熟睡されている方もおりました。
足のマッサージは、むくみにも効果がありますので、こうした機会は本当にうれしいですね。
本日、笑和感では、たまには変わった雰囲気でおやつの時間を過ごして頂きたいと、
甘味処と称して、ちょっと変わった衣装を身に着けた職員らが対応しています。
洋風と和風の雰囲気が混在した不思議空間でしたが、
利用者さんも一緒に衣装を身に着けて、賑やかな時間を過ごされていました。
今日は肌寒い一日で、午後からは雨が降ってきました。
施設周りの雪もだいぶ消えています。
春を近く感じることが増えていますが、今日から明日にかけてまた天気が崩れるとのことで、
皆さんも体調まで崩さないように注意しましょう。
この時期は、よく身体を壊されて休まれる方が多くおられますので、
日々の体調管理は本当に大事です。
さて、今日は利用者さんはお菓子作りを行っています。
甘味処を用意して、2つのものから好みのものを一つ選んでいただく試みです。
これには、利用者さんも参加して、一緒にお菓子を作られたり、
配膳までこなされていました。
甘いものには弱い皆さんです。
ぺろりと平らげられておりました。
当日、私はある機会を頂きまして、福島へと足を運んできました。
町のボランティア講座の一環で、原発問題に対する、行政側、被災者側の話を聞くためです。
行政側は、放射能問題に関する対応と、安全性を訴えられていました。
科学的根拠を携えた、まるで授業の一環のようなお話でした。
震災から7年目を迎える今日ですが、ここには数多くの方が訪れて、
この難しいお話を受け、どれだけの方が納得され、安心されていったのでしょうか。
次に訪れたのは、仮設住宅でした。
ピーク時は200人ほどが生活されていたこの場所も、今では30人余りとなったそうです。
そこでリーダーとして、皆をまとめ上げてこられた方のお話を聞いてきました。
仮設の集会所で、パイプ椅子に座って、その方のお話をお聞きしました。
震災がなければ、普通の農家のお母さんだった方です。
震災で失ったものは、あまりにも多く、全てを語ることはとうていできなかったでしょう。
体験してこられた経験は、とても重く、
混乱する国や行政とのやりとりに巻き込まれてきた人生のお話が印象的でした。
何かが起きた時に、何を必要とし、どう行動するべきかという中で、
私達の仕事、いわゆる福祉に対しての強い思いが感じられました。
福祉、医療が整っていない中に、真の復興はあり得ないとの言葉が印象に残りました。
コミュニティという人と人とをつなぐ場というのは、特に高齢の方にとっては
とても大事なもので、生きる糧にも成りえるものです。
集う場所がある、笑って過ごせる場所がある、それがとても大事なことだと、
改めて気づかされたことでした。
穏やかに、温かい気持ちで、利用者様を迎え入れ、
人と人とを繋ぐ場である笑和感でありたいと思いました。
先週末にかけて温かい気候が続き、周囲の雪もだいぶ消え、
すっかり春めいた気持ちになっていました。
ですが、今日は朝から白い靄が立ち込め、肌寒い一日となりました。
まだまだ春の陽気は、そう簡単には来てくれないようです。
さて、本日は、笑和感、せせらぎ草にて、避難消防訓練が実施されました。
今回の訓練では、新しく取り付けることとなった自動通報装置の試験運転もかねております。
これまで、火事の警報を伝えるためには、こちらが手動で消防署へ連絡していたのが、
感知機能が作動するとともに、自動で消防署へ連絡がいく仕組みとなっています。
本日の訓練では、設備会社の方が立ち会っての訓練となりました。
けたたましい警報とともに、職員が火事ぶれを行い、
消火班が消火器を持ち、現場へ走り、他の職員は利用者さんを非常口へと案内します。
せせらぎ草の入所者の方も、職員に誘導されて、非常口を目指します。
無事に、逃げ遅れ者なく5分以内で、全員の避難が完了しました。
その後に、水消火器を使用した消火訓練が、ウッドデッキで行われました。
利用者の方が見守る中で、職員による消火訓練が行われました。
赤チーム、白チームに分かれて、いかに正確に的に当てられるかを競っての訓練を
行うことにより、両チームとも上手に的めがけて、水を噴射していました。
最後に、設備会社の方からも、立ち会った総評を頂きました。
その際、職員や利用者の方から、消火に関する質問などが飛び出したりしていました。
家を揺らすような轟音響く風の音で目が覚めました。
北海道、日本海を中心に、激しい風と雪に見舞われると、テレビでも注意を呼び掛けていました。
特に北海道では、数年に一度クラスの暴風とのことです。
笑和感でも、激しく吹く横風と屋内に吹き込む風を体験しています。
あまりに強い風が吹き抜けていくために、玄関前は普段見れない模様の氷が形成されていました。
風に煽られた状態で休息に冷やされないと見ることができない凍り方です。
また、笑和感の近くの道路脇の土壁にも、普段見れない氷のアートが出来ていました。
ついその珍しい作品を眺めてしまいました。
皆さんも、足元に注意してお過ごしください。
笑和感 本日の一枚
曇りがかっているいつもの天候でしたが、午後から急に風の高鳴る音が
屋内にいても聞こえる程、響き渡っていました。
天気予報が注意している通りに、荒れる天候は、各地で起きているようです。
そうした中で、関東では荒れ模様の峠を過ぎたのか、
気温が20度まで高まったそうです。
さて、この天候、気温が不安定になっているためか、
笑和感内にも、インフルエンザ症状の利用者さんが発生しております。
朝方、家を出るときは、熱がなかったとの申し送りでしたが、
施設で体温を測ると、38度もあったりと、自覚症状がそれほどない利用者さんもおります。
そうしたあまりたいしたことはないと本人に認識させてしまうのが、インフルのB型だそうです。
世間では、ピークを過ぎたとの報ですが、場所によっては差があるようです。
くれぐれも皆さんも、体調管理には気を付けてください。
利用者さんとの会話の中で、鳥の話がありました。
窓から見える梅の木に、雀より大きな鳥が3羽とまっているのを見つけたそうです。
春の鳥だろうかと思ったそうですが、この時期の鳥たちは、
雪に埋もれた世界で何を食べているのだろうと話になりました。
木の芽でも食べているのかしらと思いつつ、本当に何を食べているのだろうかと、
少し考えてみましたが、わかりませんでした。
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