相変わらずの猛暑が続きます。
本日も、36度を超える予想がされており、部屋の中は、窓を開けていても
気持ちの良い風など入ってはくれず、窓を閉めてエアコンの力に頼っています。
今日から、山形市内では、花笠祭りが開催されるということを、
職員の話で、はっと気づいたほど、すっかり世間の事情に無頓着になっていました。
今年も、予定は立てていないし、見に行けないなと、
どうやら、今年もテレビで見ることになるのでしょう。
暑い中でも、利用者さんをふと見ると、何か頭についておりました。
ゴミか何かかと、よくよく見てみると、それは花でした。
誰か職員が挿してくれたのかと思いましたが、
どうやら花を受け取った本人が、自ら頭に挿したのだそうです。
いつになっても、女性はおしゃれなものです。
今週から、笑和感では甘味処と称して、
喫茶店感覚で、おやつを楽しんで頂けるようなイベントを行っています。
ひんやり美味しいかき氷と、冷たくつるっとしたところ天など、
利用者さんが、好む品の注文を取って、届けます。
職員も、浴衣を着て夏らしい衣装で、利用者さんに応対しています。
利用者さんからも、
「冷たくてうまいっけ!」
と、好評のようです。
暑くムシムシする中に、突然の雷鳴
そうして大粒の雨がふりそそぎ、窓から見える景色は一変しました。
排水管を飛び越えて、滝のように雨の水流が流れています。
ある利用者さんは、雷が鳴っているから、お風呂に入りたくないと話されていました。
それは、雷様からおへそを取られるから?
なのでしょうか。
しかし、そんな豪雨のような通り雨は、長く続かずに、先ほどの雨が嘘のように
空は晴れあがっていました。
2匹のとんびが、親子なのか、優雅に空を舞っているのが見えました。
午後からは、利用者さんと職員の協力によるスイカ割りが行われました。
力を込めた一発で、綺麗に真ん中から切れ目が出来ました。
このスイカは、利用者さんの3時のおやつとなりました。
本日は、大正琴の奏者の方が、慰問に来てくださいました。
琴伝流の会員の方が、3名でお越しくださりました。
利用者さんが以前から親しんできた懐かしく優しいメロディーの演奏が続きました。
第一部は、大正琴の演奏を楽しみ、
第二部は利用者さんも加わり伴奏に合わせての合唱となりました。
皆さん、日頃のカラオケの成果が出ていたのか、
奏者の方も驚かれたほど、皆さんの合唱は、大きく綺麗にそろっていたということでした。
歌われていました。
いつになく利用者さんからは、大きな声が出ていたようでした。
お菓子とお茶を頂きました。
ウッドデッキから、実沢川を眺めていると、時折水面を跳ねる鮎の姿を見ることができました。
空には、薄い糸状の雲が複雑な形に絡み合いながら流れています。
夏の空気感を感じました。
という声に、職員が自宅で使っていないからと、将棋一式を持ってきてくれました。
そうすると、待ってましたとばかりに、男性の利用者さんは、
熱心に2人頭を寄せて、将棋を打たれておりました。
私は、将棋がよくわからないので、相手になることはできませんので、
今度教えてくださいと、利用者さんにお願いしたところでした。
今週一週間は、私の舞踊大会の報告を、
おやつの時間に合わせて踊りを披露しております。
今日のおやつは、手作りのぬたを使ったぼた餅が振る舞われていました。
踊りは、利用者さんからも手拍子を頂いて、稽古着とノーメイクでしたが、
皆さん、優勝報告に対して、喜んでくれておりました。
真夏日のように、照りつける日差しの中、
蝉の声と川の流れの音が聞こえてきます。
そんな中で、本日休暇日の職員さんが、目の前の実沢川にて、
鮎釣りを行っていました。
こんな小さな実沢川ですが、ウッドデッキから眺めても魚影を確認することが
出来なかったので、本当にいるのかと疑問に感じているところでした。
釣りの調子を聞いてみると、
「これっぽっちしか獲れてないです。」
と、網に入れた鮎を見せてくれました。
身は小ぶりですが、元気に飛び跳ねている鮎を見ることができました。
鮎のいる川が、目の前にあるというのも、すごいものですよね。
ちなみに、その後釣れた鮎を、おすそ分けして頂いて、
塩焼きにして、利用者さんが、味見しております。
私ごとですが、20日の日曜部に、股旅舞踊の全国大会に参加してきます。
明日は、休みを頂いて会場の準備に参加してきます。
本日の終了時に、職員の計らいで、壮行式のエールを頂きました。
私も、頑張ってきますので、何か形になるものを持ち変えられるように
頑張ってきます!
山形名物と言えば、冷たいラーメン、冷たい肉そば、それから・・・
冷やしシャンプーです。
私の日頃お世話になっているカット屋さんでも、夏場は冷やしシャンプーを提供しているので、
暑い夏には、すっきりさっぱりなシャンプーが、とても楽しみです。
そんな気持ちよさを利用者の皆さんにも体験してほしいと思い立ち、
本日は、その冷やしシャンプーを準備してみました。
実際に体験してみた、ある男性利用者さんは、
「あ~、す~っとして気持ちいいなぁ」
と、仰られておりました。
皆さんも、是非一度、この冷やしシャンプーを体験してみてはいかがでしょうか。
窓から見える川端に、先日と同じ鮎釣りの人が来ていました。
本当にこんな身近なところで、魚なんか釣れるものかと、少し様子を窺ってみると、
構えていた釣り師に、丁度動きが見られました。
勢いよく竿を上げると、水面から2匹の魚の姿が現れ、釣り師の持っていた網の中に入ったのです。
一匹は、おとり鮎でしょうが、それに引っかかった鮎が見事に釣られたわけです。
実際に目の前で見ると、驚くもので、感心してしまいました。
最近のテレビのニュースは、車の衝突事故やひき逃げの話題ばかりです。
なかでも、脱法ハーブというものを使用しての、事故が連日のように報道されています。
最近、特に悲惨だったのが、海水浴帰りの女性4人に、飲酒運転の車が突っ込んで、
3人の方が命を落とされた事件がありました。
なぜ、毎日のようにニュースになっているのに、人は繰り返してしまうのでしょうか。
自分は大丈夫だろう、という過信が、全ての過ちの元であると思うのですが、
追うべき代償は、あまりにも大きいものです。
また、高齢の利用者さんは特に、ちょっとバランスを崩して転んでしまった、
たったそれだけのことが、その後の日常のあり方を大きく左右するものとなってしまいます。
思いのほか、簡単に骨は折れるもので、痛みから入院、手術となれば、
再び長い期間、ベッド上での生活となり、筋力は著しく低下してしまいます。
再び、同じ居場所に戻ったとしても、以前のような生活が再び行えるようになるためには、
周囲の協力と、ご自身の努力が必要となります。
利用者さん自身が、身近に起こりうる事故の代償もまた、ご自身に降りかかるものとして、
大きなものとなってしまうのです。
交通事故に遭遇する確率と不注意で転倒する確率、
身近にある危険を、私達は再認識する必要があるのではと思います。
今朝の4時に、枕元の携帯電話が、変な音を発し起こされました
それが、緊急地震速報ということで、眠気眼で起き上がり、
テレビのスイッチを入れて、しばらくすると・・・
ゆらゆら~と、揺れてきました。
しかし、それほどの大きな揺れではなく、すぐに収まってしまったので、
私もすぐに横になって、布団に収まりました。
今日も快晴でした。
ウッドデッキから見える実沢川で、鮎釣りをしている方がいました。
利用者さんも、珍しくて、ウッドデッキに椅子を持ってきて、
その様子を見ておりました。
すると、見学の利用者さんも、どんどん増えてきて、たくさんの利用者さんが
見守る中、鮎釣りのおじさんは、さぞやいらぬプレッシャーをかけられたことでしょう。
台風が九州に上陸したと、台風の速報がひっきりなしにテレビで報道されています。
地震のように予測できないわけではないので、無駄に命を落とす人が少なくなるように、
予測できうるものには、これまでの反省を活かし、徹底的に警告を発しているように感じられました。
それでも、川の様子を見にいった老人は、流されてお亡くなりになられたり、
土石流に家を押しつぶされ、若い命が失われてしまったりと、
胸を締め付けられるような報道がありました。
テレビの報道では、まだ台風が到達していない山形県までもが、
台風並みの梅雨前線の脅威にさらされています。
そうした惨状の報道から、今回の台風は、
特別なものであると私達も覚悟しなければなりません。
一昨年は、豪雨により目の前の川の水が増したことがありました。
それが今年も避けられないものであるならば、
せっかく綺麗になった寒河江川が、また見ることが出来なくなりますね。
明日が、最も台風が山形に接近するようです。
何ごともなく、過ぎてくれればいいのですが
家の玄関を開けたら、目の前にカモがいました。
こちらを見て、「グワァ、グワァ」と、大きな声で叫びながら、
背後の庭の植木の奥に隠れてしまいました。
しばらく、植木を挟んでカモと対峙していましたが、先に引いたのは私でした。
巨大な台風が日本に接近ということで、
これまでにない、台風に対しての特別警報が、発令されています。
そんな大雨、強風をよそに、ここ笑和感の上空は、青空が広がっており、
蒸し暑い一日となっています。
そんな時、ふとデイルームの網戸に、何かついているのが目につきました。
暑い夏に、ガラスにへばりつくのは、カエルと相場は決まっていますが、
そこにいたのは、トカゲでした。
ずいぶんと長い尻尾を垂らして、網戸によってきた子虫を狙ってきたのか、
しばらくと利用者さんの興味を引いてくれていました。
100歳を超える知識人の利用者さんが、熱く語ってくれました。
普通のダムというのは、コンクリートで作られるそうなのですが、
寒河江ダムというのは、ロック(岩)ヒル(丘)ダムという構造で
出来ているのだそうです。
目前を流れている寒河江川は、その寒河江ダムが上流にあるわけで、
昨年の豪雨による、長期間の濁りの原因は、そのダムの構造にあるというお話です。
普通のダムは、ダムに貯水された上部の水が放流されるのですが、
寒河江ダムというのは、貯水された下部の水から放流されるのだそうです。
その為、泥で混濁が強い下部からの水が流れることにより、
長期間の濁りと、大きな影響を寒河江川に与えたそうです。
その利用者さんの話を、なるほどなるほどと、
頷きながら聞いておりました。
高齢の方から教えられることはあるというものですが、
ダムのお話を教えてもらえるとは思いませんでした。
ボランティアで、京都から来られたという男性の方が来所され、
3時のおやつに、手作りたこ焼きを作って、利用者さんに振る舞われていました。
関西の美味しい味に、舌鼓を打って、食べられておりました。
葬儀を済まされた利用者さんのご家族がいらして、挨拶を頂きました。
その中で、話されたことの中に、とても印象的だったお話がありました。
うちでは、仏頂面で愛想など本当になかったじいちゃんが、
施設にお世話になってから、
覚えてきた言葉があるんです。
それは、
「ありがとう」
という言葉を、私達にかけてくれるようになったんです。
少し気恥ずかしげに、家族の方に対して、
話されている利用者さんの姿が目に浮かびました。
驚いたことに、目前の山から蝉の声が聞こえてきました。
季節が夏なんだという実感は、こうしたことから体感できるものです。
夜に蛙の泣き声がひっきりなしに聞こえてきたり、
寝苦しい夜に、風を入れる為に、部屋の窓を開けたり、
網戸を引くようになったり、
腕によってきた蚊を叩いたり、
こういうのが、夏なんですね。
今日は、他の施設に入所された、かつての利用者さんの顔を見てきました。
相変わらず元気そうでしたが、私の顔を見て思い出すのに、
少々時間がかかっていたようでした。
つもる話などをひとしきりして、握手をして別れてきました。
笑和感で、元気に、星影のワルツを歌っていた利用者さんを思い出しました。
別れ~るこ~とは つらい~け~ど
先週の土曜日に借りてきた1本のDVDを、結局は見る機会なく
昨日までほったらかししていたのですが、
せっかくだからと、無理して昨夜遅くに見ました。
最後のスタッフロールのところでは、さすがにウトウトと意識が遠のいておりました。
時間がもっと欲しいなと思うこのごろです。
さて今日、今年初めてのとんぼを見ました。
そんな季節なんですね。
庭の草木は、すくすくと育ち、どれが雑草か育てているものなのかすら
わからないほど、今年の畑は、実に自由にフリーダムな状態になっております。
畑好きな利用者さんが、いないのが主の要因でもありますが、
もっと私達でやれることもあると思うのですが、
今年は実に残念な状況です。
それでも、収穫物を得ることはできるのです。
自然は強いですね。
亡くなられた利用者さんが、生前によく介助中に話された言葉が印象に残っています。
「 本当に(あなた達に) 感謝している 」
トイレの介助中に言われたのか、不自由な足元に踏み台をあてたことに対して
言われたのか、記憶が曖昧で定かではありませんが、
その「感謝」という、普段なかなか口に出していうのを躊躇われるような言葉を
耳にしたからなのか、とても私の心に残っています。
身体の不自由な利用者さんに接していると、これからの人生、
この方は、何を生きがいに、何を楽しみに過ごされていくのだろうかと、
ふと思うことがあります。
自由に、動けるわけではなく、好きなものを好きなだけ食べられるわけでもなく・・・
誰にも等しく訪れる老いではありますが、
普段、家族には見せない表情を少しでも見せることが出来た場であるここで、
口にされた「 感謝 」 という言葉には、
何か、人生の終着において、その言葉が口から出られたことが、
何か重要なことではないかと思われました。
今朝早くに、風邪をこじらして肺炎で入院されていた利用者さんが
お亡くなりになられたという知らせを聞きました。
長い期間、笑和感に来てくれた方で、いろいろなお話をしてくれた優しい方でした。
入院されたと聞いて、送迎の帰り道に立ち寄って顔を見てみようかと、
先日思いたったところでしたが、業務に追われて、その機会を後に回してしまいました。
私には、それが一つの悔いとして残りました。
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