はらはらと舞い落ちる雪、
春を目前にした、なごりゆきでしょうか。
こんなにも優しく降る雪により、冬は締めくくられるのでしょう。
と、思っていましたが、昼あたりから天候は大きく変わり、
激しく横に振りつけるなごり雪ならぬなぐり雪が、外の景色を一変させていました。
朝から寒い寒いとは思ってはいましたが、まさかこんな吹雪に見舞われるとは思っていませんでした。
春に向けた野外のイベントも今日から明日にかけ行われるところもあると聞いていましたが、
大丈夫か心配です。
最後の最後まで、体調に気をつけたいものです。
さて、話は変わりますが、こんなお話がありました。
利用者さんがデイの利用中に、突然と意識を失くされて、
すぐさま看護師の指示により、救急車を手配することとなりました。
救急車が到着する前に、利用者さんは意識を取り戻されましたが、
念のためにと、病院で検査をするために、救急車にて搬送されることとなりました。
そこで、看護師が添乗し、一緒に病院に向かうこととなったのです。
後に、その添乗した看護師から聞いた話なのですが、
その看護師は、途中で、つい笑みがこぼれてしまったのだそうです。
それは、目の前で、「大ごとになって申し訳ない」と、
何度も繰り返される利用者さんの、あることに関係していました。
それは、匂いです。
その利用者さんは、これまで排尿コントロールがうまく出来ておらず、
絶えず尿臭が強く、周囲にも少なからず影響してしまうことがありました。
それを改善するべく、社内でも検討会を開いて、排尿コントロールが出来るようにと、
職員が率先して声掛けを行ったり、ご家族様にも協力を頂いていました。
その結果、救急車という密閉された空間の中で、
その利用者さんからは、全くの尿臭がしなかったのです。
目の前で、迷惑をかけてと申し訳なさそうな顔をされている利用者さんが、
意識を取り戻されたという安堵感とともに、ふとそうしたことを思い出しての笑みだったのです。
その後、検査を受けた利用者さんは、問題なく帰宅されたとのことでした。
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