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2019年3月14日 (木)

2019年3月14日(木) おっかぁへ



昨晩から降り始めた雪は、笑和感の庭を白く染めていました。

時折、窓の外を吹き荒れることもありましたが、それほど影響はないように思えました。


本日は、利用者さんの誕生会が行われるとのことで、

利用者さんから、誕生日ケーキを作って頂くこととなりました。

皆さんで、協力して、スポンジケーキをクリームで塗り固めていき、

カットしたフルーツを盛り付けていきます。


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主役の利用者さんは、この時ばかりはと自分で選んだ青い着物を着用されていました。

そして、ご指名を頂いた私が、エスコート役となり利用者さんの手を引いて、

皆の前に登場となりました。

利用者さんには、紹介の後に誕生日ケーキが差し出され、ロウソクの火を消して頂いております。

そして、代表の男性の利用者さんから、花束が手渡されたのですが、

その時の利用者さんの一言に会場は笑いで包まれました。

「おっかぁ、誕生日おめでとう!」

そして、自ら描いたという塗り絵も一緒にプレゼントされました。


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ほのぼのした交流で場が和んだ一時でした。



2019年3月13日 (水)

2019年3月13日(水) 雨から雪



靄が覆っていた朝方、霧が晴れて青空が見えており、

雨が勢いよく降ったかと思えば、すぐに止み、

そしてまた降り出した雨には、雪が混じりはじめていました。

今日の天気は、そんな不安定なものとなっています。


今日は新しい利用者さんが来られました。

初めてお会いした時は、ベッド上の人であり、一日をほとんど寝て過ごされているとのことでした。

食事も細くなり、お風呂にも入られていないということで、

本当に、この方がベッドから起き上がれるのだろうかと思えたほどでした。


しかし、送迎でお迎えに行ったところ、職員の手を借りながらも、

しっかりと歩行して、車まで歩き、来所されています。

身支度もきれいになっており、お話も普通にされておりました。

何かに、参加するという意欲が、人を少し奮い立たせるものだと感じたところです。


さっぱりとしたお風呂にはいられ、緊張しながらも、気持ちよく一日を過ごされたようです。


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2019年3月12日 (火)

2019年3月12日(火) 歩くことは



皆さんは最近、しっかりと歩かれているでしょうか。

利用者さんも、適度な運動を行うために、笑和感へ来所されており、

歩行練習などを行っております。

そういう現場の状況を見ながら、机でパソコンに向かってカチャカチャしているのですが、

この私の、実に歩かないことといったら恥ずかしい限りなのです。

万歩計は、すでにポケットの中のアクセサリーと化し、

結果を見直すのは、まとめでデータ転送で終わっています。

そう考えると、笑和感の利用者さんよりも歩いていないのではないかと思うほどです。

車社会であるので、歩く機会といえば、家から車まで、車から会社まで、

机からトイレまで、トイレから机まで、そして帰りの車まで・・・。

あぁ、いけない。

こんなことではいけない。

今日は、広い駐車場を何とはなく、何往復か歩いてみました。

歩いた結果、ふくらはぎが疲れていました。

実に、弱っております。

成長しているのは、お腹の質量だけ。

歩くことは大事です。

歩かなければ。

私も、利用者さんと一緒に、運動を行おうかと思ったところです。


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2019年3月11日 (月)

2019年3月11日(月) 震災の日から8年



東日本大震災の日から本日で、8年目を迎えました。

利用者さんに、今日が震災の日であると話をした際に、

8年前の当時のことを覚えておられる方はいますかと、聞いてみたところ、

4人程度の方が手を挙げてくれました。

その中のある利用者さんは、丁度地震があった際は、

友人の方ら3人とお茶のみをしていたとのことでした。

強い地震があり、3人で机の下に隠れて、地震をやり過ごしたとのことでした。

相当に恐い思いをされたとのことでした。


ここ山形県では、震源地周辺から比べると、大きな被害はありませんでしたが、

一帯が停電したことで、その日の夜の静けさと不気味なほどの暗さ、

そして星空がきれいに見えたことを、懐かしく語られる人は多くいます。

山間の道路でも、どこかしらに明かりがあるのが当たり前にある日常の中で、

まったくの闇の一日というのは、それほど特別で非日常のものでした。

今日という日は、あの日を思い出すことで、日々の備えを確認したり、

出来得ることを考える機会となっています。


いつ、いかなる災害が、私達に訪れるかは、予想することはできません。

震災で亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りするとともに、

平和な時を過ごせる喜びをありがたく思うところです。


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2019年3月 8日 (金)

2019年3月8日(金) 甘味喫茶



朝から、うっすらと周囲は白い雪に覆われていました。

午前中は、窓の外で吹雪く雪の様子を眺めながら、まだ残る外の寒さを思っていたところです。

それでも、午後は、雪の雲も流れていったのか、再び青い空が顔を出していたようです。


笑和感では、甘味喫茶と称する

「たまにはおしゃれな雰囲気でお茶をすする」

というイベントを行っています。

職員の出で立ちから、和風喫茶といった感じで、着物に身を包んだ利用者さんと職員らが、

利用者さんを出迎えます。


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対する利用者さんも、面白いアクセサリーを身に着けて参加しています。

今日は、二つのお菓子メニューから、一つを選択して頂くというスタイルです。

利用者さんは、見本のお菓子を目にして、どちらにするかを考えられていました。

いつもと少し雰囲気が違う、笑和感の中で、頂いたお菓子はいかがだったでしょうか。

たまには、気分も雰囲気も変われば、いつも見ている同じ景色も、

色づいて華やかに変わったのではなかったでしょうか。


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2019年3月 7日 (木)

2019年3月7日(木) してあげる介護



自立支援についての講演の話を聴いてきました。

ケアとは日本語の動詞とする意味では「気に掛けること」

何でも、相手の出来得ることまでを、代替わりにしてあげる行為は、

相手のためにならず、職員の自己満足な介護の業務をしていることなのです。

果たして、いまのサービスの中で、本人のためになる自立支援に向けたケアを

私達はどれだけ、行うことが出来ているのかと、考えさせられました。

介護に対する思い込みであり、各々の身体に染み込んでいる

これまで培ってきたであろう「業務体質」は、そう簡単に塗り替えられるものではありません。

お茶が欲しいか聞いてあげる。

お茶をついであげる。

お茶を手元に配ってあげる。

飲んだお茶を下げてあげる。

それらすべてを職員がしてあげていないでしょうか。

相手の出来得ることを、職員が何でも提供してあげるという介護を、

いいかげんに卒業していかなければならないなと思いました。

何をすべきか、できうるのか、それらの情報を職員と共有していきたいと思います。




2019年3月 1日 (金)

2019年3月1日(金) マーチ



ついに参りました。

三月です。

利用者さんに、3月を英語で何と呼ぶか知っていますか?

と聞いてみますと、ある利用者さんから

「え~と・・・コアラ?」

思わず私が、質問を間違って伝えてしまったのではないかと思いましたが、

後に正解が「マーチ」であるとわかると、その利用者さんが!

「そう!コアラのマーチなのよ」

と叫びました。

あぁ!なるほど。

マーチをコアラのマーチというお菓子名と掛け合わせて覚えられていたのですね。

思いがけぬお話の流れに、朝の挨拶から笑ってしまいました。


今日は、調理師さんの行事食として、お雛様御膳が振る舞われています。

おにぎりと雅な器に盛られた春の名を持つ魚「鰆」の西京焼きと色とりどりの品が盛られています。

おにぎりは、今回利用者さんの協力のもと、たくさん握られております。

さすが、婦人会で活躍されてきた利用者さんだけあります。

チームワークよく、お茶碗に入れたご飯をきれいにライスボールにしていきます。


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そうして出来上がったお料理は、とてもきれいで美味しそうでした。


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2019年2月28日 (木)

2019年2月28日(木) 今は幸せだ



遠くベトナムで、トランプ大統領と金総書記が2回目の歴史的会談を行った2月最後の日

御歳90歳を超えた利用者さんが、車中でいつものように会話をされていました。

「今の人は幸せだ!」

「んだんだ」

「昔は、寝るまで夜仕事してねどわるいけんだ。」

「ふしぬきして、遅くまで草履作ってたんだもんな。」

「今は、うまいもの食って、ただ寝てたらいいんだもの。」

「今の人は幸せだ!」

「んだんだ」


実に、今の世の日本は豊かになったものだというのがわかります。

寝るまで家で働いていた時代と、ただ寝ていても良くなったという

二つの時代を経験された利用者さんの世代は、

この世の行く末をどのように見えているのでしょうか。




2019年2月27日 (水)

2019年2月27日(水) 車椅子贈呈式



本日、陵西中学校の生徒さんがアルミ缶を集める活動から得た収益金から、

当施設に、車椅子が贈られる贈呈式に出席してきました。

広く、寒い体育館の中で、生徒さん方を前にして、

登壇し目録を頂くと共に挨拶をしてきました。

緊張感と静けさの中で行われた贈呈式の雰囲気は、

中学生だった頃を思い出させてくれます。


これまでのものを頂ける金額を集めた生徒さんらのご苦労は大変だったと思います。

ありがたく、頂いた車椅子を使用させて頂きます。

ありがとうございました。



2019年2月26日 (火)

2019年2月26日(火) 手作りカレンダー



レクリエーションの定番とする塗り絵ですが、

今の塗り絵には、毎月使用できるカレンダーの絵柄のものもあるのです。

利用者さんの中には、毎月のカレンダー作成を楽しみにされている方もおります。

手を動かすこと、自分の思い通りに色を塗り染めていくことは、

もの忘れ防止にも効果的ですね。

カレンダーを使用することで、デイの利用日も忘れないようにすることができます。


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