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2018年11月

2018年11月29日 (木)

11月29日(木) お茶のみという文化



その利用者さんと初めて顔を合わせた際の話題の多くは、

「よくお茶のみをするのよ。それが楽しいんだ。」

と、よく話をしてくれました。


しかし、歳を重ねる度に、あれほど足しげく通いあったお茶のみは、

いつの間にか、めっきりとその回数が減ってしまったとのこと。

「昔は、朝7時から、お茶のみの勧誘があったんだ。」

と、懐かしげに話される利用者さんも、すっかりと自分の居場所を茶の間から、

自室のベッドへと移されています。


「隣の婆ちゃんも、裏の婆ちゃんも、みんな違うデイサービスへ行ってしまったんだ。」

それぞれに、新しい居場所が出来たことで、

お茶のみという文化は、この利用者さんの地区では消滅しかかっているようです。

隣の垣根などあまりなかった時代は、寄り合ってお話をすることが何より

楽しかった時代でもありました。

しかし、今は、例え隣人であっても、顔を合わせる機会すら避けているように、

生活している人が多く溢れる時代です。

人と人との付き合いは、自分が選択した小さなコミュニティのみで行われ、

それ以外は、やり過ごすことが楽なんだと思われています。


お茶のみをこよなく愛する婆ちゃん世代は、まもなく新しい元号の到来とともに、

お茶のみ文化と一緒に消え入ってしまうのではないでしょうか。


時代は変わっていきます。

お茶のみは、家と家とを繋ぐ形から、共有される場所へと変化しています。

それがいわゆるサロンと称されるものが、一番近いものだと思われます。

お茶のみという昔ながらの文化は、名前こそ引き継がれ、

そうした場所と成りえるサービスへと移行されていきます。

この笑和感も、そうしたお茶のみの場として、共有されていければと思います。




2018年11月27日 (火)

11月27日(火) まっかんだいご



まっかんだいごのしょっしるに~

と、最上川舟歌の歌詞の一節に登場する「まっかんだいご」ですが、

それが、何かご存じでしたか?


私は最近まで、よくわからないままでした。

だいごというのは、大根のことを指しているというのはわかりましたが、

まっかんという表現は、わかりませんでした。

ですが、これを漢字で書けば、納得する方もいるでしょう。

まっかんだいごは、股大根とも書かれるようです。

股割れになっている大根、つまり根が人の股のように割れている大根なのですね。

いわゆる売り物にならないような大根なのでしょう。

この股大根ですが、どうしてこのような形で成長していくのかはよくわかりませんが、

地中の土の硬さや石などに当たって変形したものなのでしょう。


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ある畑をなさっている利用者さんの家族の方から、今年も股大根を頂きました。

たいてい頂くものは、ちょっとセクシーな大根足をしています。

それを面白く飾り付けして、利用者さんに披露していましたが、

あまりに生々しいものになると、調理するのもはばかれるような気もしませんか。

今年も、笑いを誘った股大根でした。



2018年11月23日 (金)

11月23日(金) 初雪



遂に降りました。

初雪です。

朝から、周囲にうっすらと雪が積もっており、田んぼは一面真っ白になっていました。

時間の経過とともに、厚い雪雲が接近し、大きなボタ雪が、

その名の通り、ぼたぼたと落ちてきました。

利用者さんとともに、急いで車の中へと入りました。


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笑和感の庭も、うっすらと白く染まっており、花開く紫の花とは対照的な様子を見せていました。

雪を見ることで、ようやくと冬を実感する私ですが、

急いで車のタイヤ交換をしなければなりません。

今日の内に終わらせましょう。

窓からの風景では、雪がちらついた一日でしたが、帰りの送迎時には、

周囲を覆っていた雪も、ほとんどが消えてしまっていました。


冷え込みが強いので、路面凍結など気をつけて、車の運転を行っていきましょう。


2018年11月21日 (水)

11月21日(水) 冷たい雨が降る



週間天気予報の中に、遂に雪マークが現れています。

予定では、23日が初雪の予定です。

笑和感のタイヤ交換は終わっております。

私個人の交換はこれからです。

雪の降り始め、初雪は、リスクが多いです。

雪に慣れていない中で、急に積もれば、転倒することもあるでしょう。

路面凍結も頭にいれて歩かないと、痛い目にあってしまいますね。

今日、勢いよく地面を叩く雨は、まもなく来る雪を予感させるものでした。



2018年11月20日 (火)

11月20日(火) 28日遅れだと



札幌市内で初雪が観測され、前年と比較すると28日も遅れての初雪だということでした。

これまでの記録の中でも最も遅い観測ということで、

そうした影響が、ここ山形でも同じように起こるのでしょうか。

そういえば、山の山頂が白く染まるのも、一段落してしまったようで、

なかなか進みが遅いような気がします。

そんな初雪の話を利用者さんとしていたところ、ある男性の利用者さんが、

昨年、初雪が降ったのが、20日、つまり昨年の今日だというのです。

覚えているなんて、すごいですね。

ちなみに、昨年の今日の日記はこんな感じでした。

2017年11月20日の日記

外に出ると、震えがるくらいの寒さに、体調を崩さないように

気をつけたいと思うところです。


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2018年11月19日 (月)

11月19日(月) 大衆演芸



気付けば、11月も三分の二に差し掛かっています。

日々、寒さが徐々に増してきています。

初雪はいつごろになるのでしょう。


昨日、私はイベントの舞踊ショーに出演してきました。

何曲が踊りに参加してきましたが、今年も大勢の方がお越しになられていました。

踊りや歌を楽しみにして来られている世代の方の元気さを

目のあたりにするとともに、そうしたものを好まれる年代のピークが

徐々に減少傾向にいっているのではと思うこともあります。


昔の娯楽と言えば、地区の青年層が、そうした踊りを習って、

皆の前で披露していたことがあるという話を、耳にしたことがあります。

そうしたものが、限られた楽しみであった時代も、遠く昔のことであり、

テレビや映画、ゲームにカラオケと、容易に楽しめるものが溢れています。

物事は移り変わるもので消えゆくものもあります。

稀にそうしたものの中に、再燃ということもありますが、

こうした大衆演芸の未来に、明るい兆しはあるのでしょうか。


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2018年11月16日 (金)

11月16日(金) クリスマスパステル



本日は、雲一つない晴天の中、送迎車を走らせてきました。

遠くに見える山並みの紅葉はとてもきれいです。

そして冷え込みも増してきているようで、道路脇の白く霜がおりた草むらからは、

陽の光を浴びて、湯気が立ち上っていました。

寒さが身に染みる朝なわけです。


今日の活動で、利用者さんは、パステルクレヨンを用いて、

クリスマス用の絵を仕上げられていました。

ベルを飾り付けたクリスマスにはぴったりの素敵な絵が描かれていました。

今年は、そうしたおしゃれな絵が、利用者さんの家に飾られるのかもしれません。


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2018年11月15日 (木)

11月15日(木) 柿の実



送迎車の後ろの席で、利用者さんの柿の実談義が始まりました。

どうやら今の若者の柿の実離れについての嘆きが話題となっているようです。

『今の若い人は柿を食べねんだ。皮剝きできねんだ。』

『んだんだ。剥いてやんねど食わねがら』

と、今の若い人は皮を剥くのを面倒くさがって食べないという現代人ならではの理由で、

柿から遠ざかっていることについて話されているようです。

しかも柿を頂くには、渋抜きをするという工程が必要になるので、

そういう面倒臭さも加わってか、柿の木が身近にあっても放置されるケースが多いようです。

今の時期になると、鳥のためか、採られずに放置されたままの

熟れた柿の実を見ることができます。

かくいう私も、柿を自ら食すという意欲はあまりなく、

剥かれて目の前にあれば、頂くと言うぐうたらな性格です。

柿は、身体に良い栄養素をたくさん含んでいるにもかかわらず、

あまり食べられないことに対して、世の高齢者の皆様も疑問を呈しておられるのです。



2018年11月14日 (水)

11月14日(水) 日向ぼっこ



秋晴れです。

穏やかな天候です。

そんな中、中庭の芝生の上に何かいると声があがり、様子を見てみると・・・。


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こんな時期に、よく迷い込んできましたね。

冬眠前のご挨拶でしょうか。

一匹のヘビがこちらを眺めていました。

あまりに訪問者が珍しかったので、利用者さんもウッドデッキに出てこられ

日向ぼっこをしながら、ヘビの向かう様子を眺めていました。

温かい日差しの中、川の流れの音を聞きながら、椅子にすわっているのも気持ちのよいものです。

そのうち、ヘビは柵の向こうへと姿を消していきました。


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2018年11月13日 (火)

11月13日(火) 文化祭参加賞



地区の文化祭に、利用者さんの作品を展示した際に、

作品を提供して頂いた方へ、参加賞のトートバッグが届いていました。

本日は、出品された利用者さんの作品を

皆さんの前で紹介を行っています。

作品を送るだけでなく、皆に見てもらうことも大事なことです。

それに対して、ご褒美があるというのも嬉しい限りです。


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2018年11月12日 (月)

11月12日(月) 暖冬かどうか



今年の冬は、エルニーニョ現象の影響で暖冬となる見込みとの報道がされていました。

雪の少ない冬だと良いなと、利用者さんともお話をしていたところです。

雪が多いかどうかを判断する目安として、昔から言われているのが、

秋に出現するカメムシ(ヘクサムシ)の数によるというものがあります。

たくさんのカメムシが現れると、雪が多い年だと、言われているのです。

笑和感も、山が近いので、施設周りでカメムシを見かけることがあります。

それほど多くはないかなという印象ですが、

先日、山中の温泉を訪れた際に、ものすごい数のカメムシを目のあたりにしたので、

多いのか少ないのかは非常に判断に迷うところです。

皆さんの周りでは、カメムシは多いでしょうか?



2018年11月10日 (土)

11月10日(土) 文化祭



本日、笑和感では、ここ白岩地区で開催されている文化祭の見学へと

出かけられています。

利用者さんが、これまでのレク活動の中で、作成されてきた作品が展示されていますので、

皆さんもどのように展示されているのかを楽しみにされて、出かけられています。

広い体育館の中には、各地区の婦人会や小中学生の作品が、

所狭しと飾られていました。

ひとつひとつの作品に目を通しながら、お話や感想を話しながら、

コースを回られていました。

素敵な作品に触れて、ますます創作意欲が沸かれたのではないでしょうか。



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2018年11月 8日 (木)

11月8日(木) 紙芝居



本日、笑和感に紙芝居による慰問の方がお越しになられました。

昔ながらの紙芝居台を使用し、行われた手慣れた語り口には、

利用者さんも、昔を懐かしみ、興味深そうに見入っておられました。


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紙芝居と言えば、幼稚園や小学校で見たことがあるほど、印象としては

幼少を対象とした読み聞かせというイメージがあります。

ボランティアや慰問といった形で披露されていることが多い紙芝居ですが、

中には、職業として活動されている方もいると、テレビで見たことがあります。

それでも、大人になってから目にする機会が限られているのが実情です。

そうした中で、高齢の利用者さんにとっては、記憶の底にある思い出を手繰り寄せる手法としては

とても刺激的なものであると思います。




2018年11月 7日 (水)

11月7日(水) 肌艶よし



笑和感に来た頃は、自宅に閉じこもりがちで、体調も悪く、

食事も細いことから、体重が増えないと気落ちされていた利用者さんでしたが、

ここ最近は、髪も美容院へ行かれたのか、ぱりっとされて、

眼鏡もきらりと光る明るいフレームのをつけていらっしゃっております。

何より、肌艶も良いので、表情がとても明るいのが印象的です。

「私、体重が増えたのよ。」

と、喜んで報告してくれた利用者さんは、

今の私と真逆の喜びを享受されているようです。



2018年11月 6日 (火)

11月6日(火) 至福のひととき



本日は、朝から周囲を霧が覆っている肌寒い一日となりました。

前方の山々も霧で覆われているため、紅葉どころか積雪の様子も見ることができませんでした。

しだいに霜が降りる朝を迎えることとなるのでしょうか。


本日は、月に一度のフットケアの伊藤先生がいらしゃってくれています。

先日、アメリカに行ってこられたという先生は、帰国後に天童のマラソンにも参加したりと、

素晴らしいスタミナを誇っております。

実に生き生きと毎日を過ごされており、見習いたいと感心するばかりです。


そんなフットケアを受けられた利用者さんの中に、今回初めて施術を体験される方がおりました。

初めは緊張されていた様子でしたが、しばらく後に様子を見にいったら、

気持ちよさそうにお休みになられていました。

そんな他人に身体を委ねられる時間を至福のひと時と言えるのでしょうか。

羨ましい限りです。

是非、これをきっかけに健康に歩かれるようになればと思います。


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2018年11月 5日 (月)

11月5日(月) 菊を見に



紅葉が盛りで、天気が続いているとのことで、

本日も西川町へ菊祭りへ出かけてきました。

遠くから来られている利用者さんの中には、

数年ぶりに見に行くことができたと話されている方もおり、

様々な菊を目にすることが出来、楽しまれてきたようでした。


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秋の味覚の柿ですが、県内でも柿の実を脚立に乗って採られていた高齢の方が

バランスを崩し、落ちて亡くなられたという話を、利用者さんがされておりました。

柿の木の枝は、裂け易いんだということです。

そして、収穫した柿を腰の駕籠に入れるので、重くなるまで採り過ぎてしまったのではと

お話をされていました。

「柿を取るのに命を落としてしまうとは・・・それも寿命だったのかもしれない」

そんなことを利用者さんが話されていました。

「死んだ人は何もないけど、残された周りの人が悲しむだけだ。」

そう話す利用者さんの会話を耳にして、

人の命の重さとともに、儚さもまた感じてしまったところです。




2018年11月 2日 (金)

11月2日(金) 菊まつり



本日、西川町で開催されている菊まつりへと、利用者さんは出かけられています。

年に一度、開催されている菊まつりでは、例年、菊人形が展示されています。

今年は、ドラマで話題となっている「西郷どん」がテーマとされていました。


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たくさんの見頃の菊を眺めながら、利用者さんも興味深く、

それぞれに賞をもらった菊を眺められていました。

時折、陽射しが出る中、寒くもなく丁度良い華見頃だったのではないでしょうか。


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2018年11月 1日 (木)

11月1日(水) 日向ぼっこ



秋晴れの中、時折陽が射す良い日和の一日でした。

利用者さんらも、川のせせらぎを聞きながら、のんびり日向ぼっこをされています。

のどかな時間です。


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車を送迎中に、ふと遠くの山並みに目をやると、白く雪化粧されていました。

すでに雪の足音が迫っているのだと実感したところです。

これから、ますます寒くなっていきますね。

玄関口でうずくまっているミツバチを見つけました。

生き物には、厳しい季節が訪れます。