本日、震災から1年の節目を迎えました。
テレビでは、終始、震災に関する報道を流しています。
日本中の人々が、今日を特別な一日として、一年前のあの日を振り返りました。
1年前のあの日は、私は青空で、入浴の担当をしていました。
一人では動けない車椅子の方を、丁度浴室にて、椅子に移乗させ、身体を洗っている時でした。
突然の揺れに対し、浴槽のお湯が激しく波打ち、その湯の半分が無くなりました。
利用者の方は、不安を大きな声に出して助けを求めています。
自らが、裸であるとともに、逃げることが出来ない身なのですから、なおさら感情は高ぶりました。
その大きな身体を両手で支えながら、揺れがおさまるのを待ちました。
開かれたドアの向こうの脱衣所では、
職員と利用者さんが抱き合ったまま床に座りこんでいました。
この家が壊れてしまうのではないかと思うほど、軋む音と悲鳴が耳に入ってきました。
この時、外に飛んで逃げ出すべきか、しかし動けない利用者さんを残してはいけない、
なら、ここにとどまり続けるしかない、と、覚悟を決めた覚えがあります。
幸い、モノが倒れるなど、大きな事故はありませんでした。
浴槽の残ったお湯を、洗面器で掬い身体が冷えないようにかけてあげ、利用者さんと浴室を出ました。
停電しているので、暖房もつきません。
毛布をだし、利用者の方に渡して、暖をとります。
携帯やラジオで情報を収集し、この度の地震の規模を知りました。
混乱することなく、暗くなった室内で、蝋燭の明かりの中、歌を歌いました。
そして、いつもどおりに4時に、施設を出て、全員を無事に送り届けました。
その時、一緒にその危機を経験した利用者さん、
今は、別の施設に移動してしまったり、入院されていたり、亡くなられた方もおります。
今日の日を迎え、青空でのあの日を思い出してくれているでしょうか。
私は、あの時と違い、自身に大きな責任と役目を頂いております。
仕事のことだけではなくプライベートでもそうなのですが、
大変な役目だと思います。
その大役を、チャンスとし、捉えていかなければなりません。
そう思いながら、毎日を笑顔で、過ごしていかなければならないと強く考えます。
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