夏を間近に感じるような陽射しを受け、
今日も笑和感の上には、青空が広がっていました。
夏の空に浮かぶ雲は、想像力がかき立てられます。
上空は雲の流れが早いようで、ちょっと面白いなと思っていた雲の形も、
ちょっと目を離した隙に、形を変えてしまっています。
屋根に寝っ転がりながら、空だけを眺められた子供時代が、とても懐かしく、
時に戻りたい気持ちにもなります。
笑和感の敷地内にはたくさんの花が咲いています。
利用者さんも、時々自宅に咲いている花を持ってきてくださったりしてくれるので、
テーブルの上には、いつも花が飾られています。
良いものです。
笑和感の玄関口に巣を作り始めたツバメも、だいぶ形がしっかりしてきました。
時折、ツバメ同士の鳴き声が聞こえてくるのも、
爽やかな風とともに和ませてくれます。
全国的に緊急事態宣言が緩和されたことにより、
少しずつ、戸惑いながらも、日常の中に余裕が生まれてきているような気がします。
それは、広がる青空と、庭にさく色とりどりの花々、巣作りに励むツバメと、
前に向かって歩み出そうとしているエネルギーを感じます。
そんな中に、育児休暇に入られていた職員が、赤ちゃんと一緒に施設に顔を出してくれました。
訪れた名目は書類の手続きのためでしたが、
一度顔を合わせると、久しぶりの再会と、新しい命の誕生の喜びに場は一気に沸いたのでした。
コロナが話題となってから、この時が、もっとも明るい雰囲気に包まれた瞬間でした。
職員や利用者さんに抱かれた赤ちゃんは、周囲の賑わいの中で、
泣きもせずに、周囲の笑顔に応えるかのように、穏やかな表情で見つめ返していました。
コロナの脅威はまだ過ぎ去ったわけではないのは承知していますが、
束の間の笑顔が花咲く場として、長期にわたった自粛生活に
幾ばくかの労いと喜びを共有できるようなきっかけとなったような気がしました。
今日も陽気に恵まれ、窓を開ければ、自然の風が施設内を吹きぬけていきます。
玄関口のツバメの巣も順調に形作られています。
事務所の中にいても、ついばむようなツバメの語らいが聞こえてきます。
人に近しい場所に巣を構えるツバメたち、
手を伸ばせば、もしかしたら友達になれるかもという儚い夢も、
思いきり警戒されては、逃げていかれます。
本日より、ツバメの糞注意の掲示が、笑和感前に貼りだされております。
庭に生えている黒笹のタケノコの成長が止まりません。
本日来所されている力ある利用者さんの力を借りてタケノコ採りを行っています。
ふだん、タケノコを採ったこともない私からすると、先輩方の知恵に頼らざるをえません。
クワを持たれた利用者さんは、先陣を切って竹を掘り出してくれました。
掘るわ、掘るわで、あっという間に、たくさんのタケノコが手に入りました。
収穫したタケノコは、ご婦人らの力を借りて、竹の皮むきを手伝ってもらいました。
あんなにたくさんあった竹の子も、皮をむけば、ずいぶんと量が減ったような気がします。
それでも、皆で収穫したタケノコは、調理師さんの力により、
きっと美味しい料理に代わることでしょう。
その時が楽しみでしょうがありません。
陽が射し、今日は気温が、ぐんと上がった一日となりました。
窓を開け、換気を行えば、風が心地よく施設内を流れていきます。
笑和感周りを飛び交うツバメは、巣作りの場所を見定めたのか、
玄関口をせわしなく飛び交っています。
どこに作ろうとしているのかと見上げてみると、なんと送迎車の出入り口でもあり、
笑和感の正面玄関へ続く入口の真上ではないですか。
壁にしがみついて巣作りの準備をしているつばめと、至近距離で目が合いました。
何も、そんなところに作らなくても・・・・とツバメに向かって呟いてしまいましたが、
果たして、巣は無事に完成となるのでしょうか。
笑和感の庭には、細竹がにょきにょきと生えてきています。
それを見た利用者さんは、職員に言ったそうです。
「このタケノコでつくったタケノコご飯、うまいんだろうなぁ。作ってもらえないかなぁ。」
その声に押された職員が、数本のタケノコを厨房へと持っていきましたが、
果たして、これがタケノコご飯になることはあるのでしょうか。
笑和感には、芝生の庭があるのですが、川沿いということもあり、雑草の種は飛んでくるし、
手入れが行き届かずに、既に雑草天国という悲惨な状態となっていました。
今日は、一仕事片付いたので、昼間からその庭に降り立ち、
芝刈り機を爆走させました。
青空から照りつける太陽に、額と背中には汗を感じつつも、
なんとか、庭らしい体裁は整えたところです。
最後に、散らばった芝を集めていると、目の前にカサッと現れたあいつがいました。
それは、カナヘビくんでした。
まっさらになった庭に現れて、周囲をきょろきょろと見渡し、
再び草むらへと帰っていきました。
少年のように捕まえてみたい衝動にかられましたが、容器もないので見送ったところです。
また遊びにきてほしいなと思ったところです。
束の間の青空と押し寄せる雨雲が交互に訪れています。
笑和感の外に出ると、様々な鳥の鳴き声を聞くことができます。
いまだ山側より、ウグイスの鳴き声も響いてきます。
ここ最近、笑和感にはツバメが顔を出しており、巣作りの場所を品定めしています。
かつて、せせらぎ草の玄関口につばめが巣を成して、
巣立っていったことがありますが、今年は笑和感の玄関口にも頻繁にツバメが訪れています。
私が外に出る度に、少し警戒するように周囲を飛び回ったり、頻繁に鳴き声で会話しているようです。
こうした渡り鳥との交流は、幸せを予兆させるような気持ちとなるので、
温かく見守る姿勢ではいるのですが、果たして今年は笑和感に落ち着いてくれるのでしょうか。
さて、一方、この時期になると、笑和感の車庫周りもせわしなくなります。
それは、セキレイが毎度、ここに巣をつくるため、職員が近づくと、
けたたましく警戒の姿勢を見せて羽ばたいたり、鳴き声で威嚇してきます。
特に面白い行動は、2メートルくらいの距離を取りながら、私の目の前をとことこと歩いていくのです。
この行動は、敵を自分の巣から遠ざけるためのおとり作戦なのだと思います。
友達になりたいと思って、まぬけな顔で手を差し伸べている私などは、
巣を守る鳥にとっては、邪魔者以外の何者でもないのでしょう。
そう考えると、少し寂しくもなりますが、何故人の通るところにわざと巣を作るのかと
住人の人間の方から、文句のひとつも言いたくもなるのです。
電話をとったら、おばあちゃんの声が聞こえました。
「・・・私立病院ですか?」
私 「いいえ。こちらは、笑和感です。」
「・・・私立病院じゃないんですか?」
私 「おそらく番号を間違えたんじゃないでしょうか。」
「・・・番号教えてもらってもいいですか?」
私 「・・・・えっと・・・」
知っている番号だったので、電話口で病院の電話番号を伝えました。
聞き覚えのない声の主と番号だったので、純粋な番号間違えかと思いましたが、
相手先の番号を、私が教えてあげたことは初めてです。
あのおばあちゃんは、無事に病院に連絡できたのでしょうか。
先週末に、県内に発出されていた緊急事態宣言が解除されました。
張りつめていたものが、少しゆるみをもたせることができたような
そんな週末だったような気がします。
県内においても、これまで普通に往来していた知人や親類の家を往復するのでさえ
遠慮してしまっていましたが、昨日の日曜日
久しぶりに、親類の家に顔を出してくることができました。
もちろんその際も、途中でどこかに立ち寄らずに、まっすぐに家に来るようにと
申し合わせがありました。
いつもの休日では当たり前だった場面が、こうして久しぶりに行えたことで、
我らの中にも、すこしだけ先に光が見えるような、そんな余裕が戻ったような感じがしました。
このまま、緊張の糸を緩めすぎないように、今後とも経過を見守っていきたいと思います。
銀行からお金をおろしてきた中に、
ついに見つけました。
令和元年の五百円硬貨
・・・それほど、ピカピカでもないな。
巡りあわせがなかっただけなのかな。
記念になるかもと、平成31年と令和元年の硬貨を、
私の持っていた硬貨と交換してしまいました。
今日は、天候がころころと変わる変わった空模様
陽が射したり、雨が降ったり、灰色の雲が覆っていたり、
田んぼに水がはられてきており、換気のために窓を開けると、
肌寒い空気が室内に流れこんできました。
強い風に、流されるように、庭の鯉のぼりが揺れていました。
5月を迎えました。
元号が平成から令和へと変わり、今日で一年を迎えたわけです。
令和の名を、笑和感で皆と一緒に耳にして、ざわついたあの瞬間は、
東京オリンピックを来年に控え、輝かしい令和の時代が開いたものと沸き立ったものでした。
ですが、その様相は、新型コロナという予想もしていなかったものの到来により、
大きく変わってしまいました。
オリンピック開催に沸き、オリンピック延期に溜息した今、
私達に出来得ることは、耐えて、我慢して、
来年につなげられるように皆が頑張ることです。
そういえば、令和2年を迎えたわけですが、
私は未だ令和の元号が刻まれた硬貨を見たことがありません。
私の周りでも、見たことがあるという人はいないようです。
不安になり、調べてみたところ、昨年の7月の時点で、
500円硬貨、100円硬貨より、製造が行われているとのことです。
おそらく今では、他の硬貨も製造されているようなのですが、
平成分の硬貨も余っているらしく、なかなか出回らない状況もあるようなのです。
それにもまして、今は、キャッシュレス化が進み、
以前ほど硬貨が出回らなくなってしまったのかもしれません。
それにしても、ピカピカの令和硬貨を拝むのに、一年を要しても達成できないのは、
なんとももどかしいところです。
笑和感では、屋内に職員が持ってきてくれたチュウリップの花が飾られています。
花は、見る人の心を癒してくれる効果があるのだそうです。
そこに飾られた花は、多くの人の心を穏やかに癒してくれたことでしょう。
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