令和2年5月27日 あかちゃん
全国的に緊急事態宣言が緩和されたことにより、
少しずつ、戸惑いながらも、日常の中に余裕が生まれてきているような気がします。
それは、広がる青空と、庭にさく色とりどりの花々、巣作りに励むツバメと、
前に向かって歩み出そうとしているエネルギーを感じます。
そんな中に、育児休暇に入られていた職員が、赤ちゃんと一緒に施設に顔を出してくれました。
訪れた名目は書類の手続きのためでしたが、
一度顔を合わせると、久しぶりの再会と、新しい命の誕生の喜びに場は一気に沸いたのでした。
コロナが話題となってから、この時が、もっとも明るい雰囲気に包まれた瞬間でした。
職員や利用者さんに抱かれた赤ちゃんは、周囲の賑わいの中で、
泣きもせずに、周囲の笑顔に応えるかのように、穏やかな表情で見つめ返していました。
コロナの脅威はまだ過ぎ去ったわけではないのは承知していますが、
束の間の笑顔が花咲く場として、長期にわたった自粛生活に
幾ばくかの労いと喜びを共有できるようなきっかけとなったような気がしました。
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