2019年3月7日(木) してあげる介護
自立支援についての講演の話を聴いてきました。
ケアとは日本語の動詞とする意味では「気に掛けること」
何でも、相手の出来得ることまでを、代替わりにしてあげる行為は、
相手のためにならず、職員の自己満足な介護の業務をしていることなのです。
果たして、いまのサービスの中で、本人のためになる自立支援に向けたケアを
私達はどれだけ、行うことが出来ているのかと、考えさせられました。
介護に対する思い込みであり、各々の身体に染み込んでいる
これまで培ってきたであろう「業務体質」は、そう簡単に塗り替えられるものではありません。
お茶が欲しいか聞いてあげる。
お茶をついであげる。
お茶を手元に配ってあげる。
飲んだお茶を下げてあげる。
それらすべてを職員がしてあげていないでしょうか。
相手の出来得ることを、職員が何でも提供してあげるという介護を、
いいかげんに卒業していかなければならないなと思いました。
何をすべきか、できうるのか、それらの情報を職員と共有していきたいと思います。
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