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2020年3月 6日 (金)

令和2年3月6日 違和感とか



コロナの影響が長引くと、やはり通所の介護施設においても、

利用者さんが外出することを躊躇されてしまうことに繋がっております。

どことなく、そうしたことで、お休みされる方もおられるような気がします。

他の地域では、高齢者福祉施設における感染者の報告もあり、

風評被害となれば、加速度的に制限の動きとなるでしょう。

今、議論されている、緊急非常事態宣言の話もそうです。

仮にそれが発動されるような事態になれば、私達の暮らしも一変するでしょう。

不要な外出は控えてください。という要請は、

福祉事業にどのような影響をもたらすのでしょう。

確かなのは、通所サービスが、一番に打撃をこうむることになるでしょう。

発動されることが無きように、どうか事態が終息へと向かってくれることを望みます。

まだ、山形県内では、感染者の報告は出ていないものの、

検査体制が改善されるとともに、確実に感染者数は上昇していきます。

休校となって暇を持て余している子供らは、人の集まるショッピングモールなどに溢れています。

現在見られる違和感が、我らの混乱の表れなのだろうと思うと

果たしてこの先がどのようになるのか、予想が出来ないところです。





2020年3月 5日 (木)

令和2年3月5日 ありがた句



本日は、フットケアマッサージの伊藤先生が来所されています。

フットケアマッサージは、身体の免疫力を高めてくれます。

目をつむりながら、気持ちよく施術を受けられていた利用者さんが、

今の気持ちを句で読んでくれました。


ありがたや
  
   コロナはどこかへ  

           飛んでいけ


まさにその通りです。

笑和感に来てくれることで、健康を維持し元気にこの苦難を

皆で一緒に乗り切りたいところです。


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2020年3月 4日 (水)

令和2年3月4日 たたかれた



世の中、マスクやトイレットペーパーの取り合いで殴り合いになってしまうような

また海外では、アジア人と言うだけで差別されたり、暴力を受けてしまうという

殺伐としたニュースが、拡散されています。

様々なかたちで、人々の心から余裕がなくなってきているように感じられます。


そんな中、私が部屋でごろんと横になって休んでいた時のこと。

うちの3歳になる息子さんから、いきなり後頭部を叩かれました。

何が起こったのかわからない私は唖然です。

癇癪!何に切れた?

バツの悪そうな顔で、私とは目を合わせない息子さん。

頭をさすりながら、しばし謝ろうとしない息子さんを眺めていました。


私は昔から子供には舐められます。

地区の子供会に顔を出せば、子供は私に大変懐いてくれるのですが、

レベル的には、丁度良い遊び相手として友達同等まで格下げられています。

こんな性格の親ですから、当然我が子にも普段から甘く接しているわけで、

だから、こうした叩かれる、足蹴にされるという行為を許してしまっているのです。

親として、このままで良いのだろうか。

今目の前にある危機として、ウィルス対策も大事ですが、

我が子の成長の行く末の方が気がかりでしょうがありません。


誇れる怒れる大人でありたいものです。



2020年3月 3日 (火)

令和2年3月3日 いつも通り



職員の息子さんが、卒業式に臨まれるという話を聞いていましたが、

親の参加は認められないかもしれないということでした。

それが今回、親の参加が認められたという決定が成されたとのことです。

良かったですね。




朝の挨拶は、利用者さんを目の前にして、毎日私が行っているのですが、

ここ最近は、毎日同じ話題の繰り替えしのようになっています。

ウィルスに対する予防や、いつも通りに出来ることを行い、

元気に笑って過ごすことこそ、自らの免疫力を高めることとなり、

それが、一番の予防に繋がるのだと呼びかけております。


連日のニュースで、無用な外出は控えてくださいと呼びかけられていることから、

デイに出かけるのまで控えようかしらと思ってしまう利用者さんが出てくるかもしれません。

現に、高齢者福祉施設において、職員と利用者の感染が確認されたケースが報道されていました。

これは、対岸の火事ではなく、これから我々の身の回りでも起こり得ることです。

何が規制されて、要請されることになるのか。

これは、全くわかりません。

感染した後、重篤する危険性があるのが、高齢者の割合が高いという結論が高まれば、

国がこうした要請を業界に投げかければ、この業界全体に激震が走ります。

根拠のない情報に振り回されることは危険なことですが、

私達が出来ることは、今はいつも通りに振る舞うこと、

そして、気持ちに備えをもつことかと思います。



2020年3月 2日 (月)

令和2年3月2日 別れってやつは



コロナウィルスの影響で、小・中・高の学校が休校要請を受けたことにより、

連日、ワイドショーを中心に、その国の決定について、大きな議論が巻き起こっております。

コロナウィルスの猛威は、ニュースで報道されていますが、

そうした影響が、まさか自らにも降りかかることになるとは、

学校関係者、生徒さんや親御さんらは、まさに夢にも思っていなかったことでしょう。


特に、卒業式を目前に控えられていた生徒さんと、そのご家族の方の、

動揺とショックは計り知れないものがあります。

これは、ウィルス感染とは、また異なるベクトル、

人生の岐路に影響した事象でもあるので、内容は理解は出来ても、

心の整理は追いついていないことでしょう。


卒業式さえ、満足に行える環境でない中で、

唐突に学校生活、恩師、仲間らとの別れを突き付けられた生徒さんの心情を思うと、

とても切なくなってしまいます。


3月の別れが、これほど切なく割り切れない思いとならないために、

国として、自治体として、柔軟な対応を実行できるリーダーの存在と、

その決断が求められていると思います。

事態はマニュアルに囚われたものが全てではないと思います。



2020年2月29日 (土)

令和2年2月29日 別れってやつは



この仕事を長くやっていると、唐突の別れと言うものは、

よくあるもので、あの方と最後に言葉を交わしたのは、いつの日だったろうか・・・

と、考えてしまうことがあります。


別れと言っても、その内容は人の人生ほど様々で、

中には、わかりきっている別れというのものもあります。

ご家庭の事情で、本人の同意なしで、次なる居住地が決まってしまっているときです。

ご本人様の認知能力にもよるものですが、

それを知らされていない方や、それを理解することが出来ない方もおります。


私らは、今日がその方との最後の日だとわかっていても、

そうした様々な諸事情により、本人様に、直接お別れと見送る言葉をかけられない場合もあります。

そうした際は、ただ心の中で、お元気でお過ごしくださいと、

見送ることしかできません。

さよならを言える別れもあれば、さよならを言えない別れもあるのです。

そうした際は、少し寂しさも感じてしまうところです。




2020年2月28日 (金)

令和2年2月28日 ビスケットの日



利用者さんから、良かったら使ってくださいとの申し出があり

受け取ったものは、非常食の乾パン一箱でした。

賞味期限が、あれではありましたが、保存食でもあり防災備蓄食でもあるこれらを、

活用できるというのは、とても貴重な経験です。

調理師さんと相談をして、料理やおやつに活用できないかと相談したところ、

味噌汁に入れてみたり、

3時のおやつで調理して出してみたりと、アイデア料理が振る舞われました。

利用者さんの反応はどんなものだったのか。

皆さん、残さずきれいに食べられていた結果が全てです。

今日は、ビスケットの日

乾パンだっていいじゃない。



いま、世の中を震撼させているコロナウィルス、

その猛威は、全国の小中高を休校させるまでに至りました。

かつてない厳戒態勢の中、私らも日頃より備えが必要と考えます。

必要備品しかり、食糧しかり、

いざという時は、いつ起こるかわかりません。

目の前にある危機を、どう捉えるかで、今後の展開は変わります。




2020年2月27日 (木)

令和2年2月27日 ほい兄ちゃん



送迎をしている時です。

利用者さんを後ろに乗せて運転していると、

不意に顔の横から手を指し延ばされました。

「ほい兄ちゃんも」

そうして、よくよく受け取ってみたら、パッケージ入りのクッキー

本当はこういうのもらっちゃだめなんですよ。

持ってきてもだめですけど。


でも、そのパッケージ入りのクッキーは、既に封を切られており、

親切にも食べやすいようにと、クッキーがひょっこりと顔を出している状態で渡してくれました。

これは、頂かざるを得ない。


ぼりぼりと、硬めなイチゴソフトなクッキーでした。

ばあちゃん、歯が丈夫なんだなぁ。



2020年2月11日 (火)

令和2年2月10日(月) 消防避難訓練



立春が過ぎたなかですが、ここ最近で降った雪で、辺りは白く染まっています。

夕方に吹雪いた影響からか、田んぼ道で、路肩に落ちている車を2台見かけました。

まっすぐな道で、どのような経緯があって落ちてしまったのか、気になるところです。


さて、本日の笑和感では、避難消防訓練が行われています。

出火から、消火、通報、利用者さんの避難誘導とした一連の行動を行います。

マンネリ化してしまわないようにと考えつつ行っていますが、

何度とやっているうちで、ベルが鳴ったら逃げましょうという行動が、

情報の流れと関係なく起こっていたりと、見直すべき反省点も見られました。


Hinan

訓練とは、もしもの時が起こった際に、混乱する意識の中でも、

これまでの経験から最も適した行動を思い出し、行えるようにするものです。

そうしたことを考えながら、今後も職員と情報共有を行いながら、取り組んでいきたいと思います。


Syouka



2020年2月 5日 (水)

令和2年2月6日(水) 骨にも肉にも



暖冬と言われたこの冬、今朝は、まっとうな冬らしく、

もさもさとした雪が振り、足元へと堆積していました。

ですが、この雪も、このまま推移するわけでもなく、勢いは来週までのようです。

寒河江市で開催された雪フェスティバルは、足元が悪くない中での開催だったものの、

雪像や雪のモニュメントだけが、雪を象徴する唯一のもので、

雪の無い雪まつりとしては、とても珍しい光景が広がっていました。

こうした光景が、今後も続くのかどうかは、非常に興味深いところです。


さて、笑和感周りも、降り積もった雪により、周囲が白く染められていました。

立春を迎えたばかりですが、冬の到来を迎えたような気持ちです。


さて、そんな中ですが、本日ホットなニュースが舞い込んできました。

それは、笑和感を利用してくださっている利用者さんが経験された話を元に、

職員と一緒にまとめて、投稿した投書が、本日の山形新聞に掲載されていたのでした。


笑和感を、慰問活動で、訪れてくれた小学生と中学生との交流で感じられた思いを、

文章に起こしたもので、利用者さんの気持ちが、良く表現されていました。

この機会ですので、多くの方に読んで頂ければと思い、

掲載させて頂きました。


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<<令和2年2月6日 山形新聞 山新サロン掲載>>


そんな、投書が本日掲載されたことを当の本人にも知らせるべく、

本日、自宅を訪れて、小林さんへ拡大コピーした記事を、お渡ししてきました。


投書が掲載されたことを知り、小林さんは顔をくしゃくしゃにされていました。

「自分のような、骨にも肉にもならないような者のために・・・ありがとな。」

何かその言葉に染み入るものを感じました。

骨にも肉にもならない者などおりません。

骨となり肉となって、言葉と思いは、小さくとも広く、広がりました。

雪の降る今日は寒くとも、あったかい気持ちになったところです。