4月6日(木) 昔のお話を
今日は朝から小雨が降る肌寒い一日でした。
また雪が降るかもしれないという予報もあるので、
車のタイヤ交換もまだ様子見をしているところです。
桜の話題の中で、実際に雪が降っている地域もあるので、
日本も狭いようで広いですね。
利用者さんと一緒に送迎をしている最中、不意に利用者さんが、
昔の思い出を語られました。
この時期になると思い出すのが、戦争時の思い出だとのことです。
戦争への出立準備をしていた青年時代の話で、
その当時の青年たちのあこがれと言ったら、戦艦大和でした。
それに乗船することを、誰もが夢見ていたそうなのです。
ですが、当時の利用者さんの上官が、
「大和へ乗るということは、片道切符にも等しいものだ」
と言われ、利用者さんは大和乗船のメンバーから外されたのだそうです。
当時の利用者さんは、乗れなかったことを悔しくてしょうがなかったそうです。
しかし、7月7日に大和は沈没し、3000人程の乗船員の内、
生き残ったのは、200人程度だったとのことです。(利用者さん談)
自分が、今こうして生きていられるのは、
あの時の上官の配慮があったからこそだと話されていました。
こうした話も、今は誰も聴いてくれなくなったんだと話され、
聴いてくれてありがとうと、話されました。
そんな貴重な話は、是非多くの人に聞いてほしい話だと思いました。
戦争の悲惨さと、利用者さんの運命を分けた貴重な話を聞くことができて良かったです。
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