9月8日 バクダンや
デイサービスの窓から外を眺めていると、川向うの道路を軽トラックが走っていました。
よくある光景ですが、今回は思わず2度見してしまう理由がありました。
それは、特徴的なのぼりをかかげていたからです。
そののぼりには、こう書かれていました。
「 バクダンや 」
職員が、ウッドデッキ越に、トラックに向かって手を振ってみたら、
どうやら気づいてくれたようで、こちらに来てくれました。
さっそく、交渉しまして、今日の3時のおやつに合わせて、
昔懐かしいばくだんを、笑和感の前で、行ってもらうこととなりました。
さっそく時間に合わせて、外にビニールシートを敷いて、椅子をセットしました。
利用者さんと一緒に、ばくだんやさんのトラックを前にして、
今か今かと、出来上がるのを待ちました。
ばくだんやのおじさんの軽快なトークで、待ち時間も退屈しませんでした。
暑くもなく、寒くもなく、青空にはとんびが輪を描いて飛んでいるのを、
利用者さんは、指で指しながら追っていました。
そうして、圧力をかけていた窯を、開ける時間が着々と近づいてきました。
おじさんが、力を込めて、窯のレバーをハンマーで叩くと、
「 ドン! 」
と、白煙と共に籠の中に、ぱんぱんにふくらんだ米が、飛び出してきました。
利用者さんも、大きな音の迫力に興奮されたようでした。
そうして、出来たたくさんのばくだんは、3時のおやつで利用者さんに振る舞われ、
それでもたくさん余っていましたので、お土産にと利用者さんのご家族さん用に、
お持ち帰りしてもらうことになりました。
今日の夕食の話題で、このばくだんの話が出て、盛り上がれば幸いですね。
コメント