2月21日 輝きの価値
今日一日を振り返った時に、悔いが残ったとすれば、
それは、ソチ五輪の女子フィギュアにて、浅田真央選手のフリーの演技を、
ライブ中継で見ることが出来なかったことを、一番にあげることでしょう。
ラジオから洩れてくる放送や、ネットから垣間見れる賞賛のコメントに、
映像を見ていなくても、その演技の素晴らしさが見えてくるようでした。
高難度の技に怯むことなく挑戦し、それを達成し乗り越えたこと
その姿に、たくさんの著名な選手が彼女に対し、多くのコメントを寄せていたこと
全てを出しきり、最高の笑顔とともに、歯を食いしばってこらえきれない涙を流したこと
その瞬間に立ち会えたかどうかで、私の目に映る朝の風景は全然違うものになっていたことでしょう。
選手が感極まって涙を流すことは珍しくはありませんが、
彼女のその瞬間に流した涙には、日本で見守る多くのファンにとっては痛いほど理解しうるものでした。
結果として、16位から6位への躍進を遂げたものの、メダルには届きませんでした。
ですが、金メダルの輝きよりも、価値ある多くの涙が日本で光っていたのは間違いありません。
ネットのコメントで、印象に残っていたコメントがありました。
生まれて初めて感動して泣いた
言葉使いから、若いネット世代の書き込みだと思いましたが、
普段感情の起伏に乏しい世代の者すら、心を震わせられたこと
その経験は忘れえない輝きの記憶として残るでしょう。
そのコメントが、彼女の演技の素晴らしさを物語っていました。
メダルはなくとも、悔いなくやり遂げた浅田選手には、
賞賛の拍手を是非送ってあげたいと思いました。
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