9月10日 色紙
夏の暑さも落ち着き、秋の涼しさを身近に感じることができます。
それでも、外に出て青い空を見上げると、山の奥の方からからミンミン蝉の鳴き声が、
夏のフィナーレを飾るかのように、たかく響いていました。
もうすぐ終わる夏は、この蝉の鳴き声とともに、締めくくられるのでしょう。
この仕事をしていると、人の出会いと別れというのは、
これまで以上に、早いサイクルで移り変わっていくような、時の流れを感じさせてくれます。
利用者さんを迎え入れることにおいて、出会いがあり、馴染みとなり、一日の終わりがあり
明日を迎えます。
体調を悪くされたり、入院してしまうこと、また突然の不幸に見舞われたりすることもあります。
どんな形であれ、その時が、不意に別れとなってしまうこともあります。
特別なことではなく、日常の中に自然にあるものとなってしまい、
別れがあれば、新たな出会いが、次々と代わる代わる繰り返されています。
私達は、そんな中で毎日を送っています。
笑和感における限られた有限の時間を、どのように過ごされるのか、
少しでも笑いながら穏やかに過ごして頂ければと願います。
本日の午後からも、敬老の日に向けた、色紙作りを行っています。
利用者さんが、それぞれに作られた一枚は、今年の形となります。
元気に笑って過ごした証拠が残ります。
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