7月26日 100歳VSパソコン
100歳にして、読書をたしなんでいらっしゃる利用者さんに、
パソコンを勧めてみました。
「どれ、やってみようかの」
などと腰をあげて、私に付き合ってくれて、パソコンの前に座りました。
「昔ね、ちょっと触ったことがあってね」
そうおっしゃられ、マウスを手に持たれました。
しかし、時代も変わり、パソコンも数年で、早変わりです。
100歳の利用者さんにとっては、きっとつかの間の数年だと思いますが、
あまりにも変わるスピードが速すぎました。
画面をじっと見つめる利用者さんです。
インターネットというものに挑戦されましたが、字が小さくて、
マウスのどこのボタンを押せばいいのかも、戸惑われておりました。
スタートから、たくさんの新しいことを学ばなくてはなりません。
これは、利用者さんだからというわけではなくて、私ら全ての年代が、この壁にぶち当たるわけです。
誰にでも平等に横たわる試練の壁なのです。
「さっぱり、わからん!」
ということでしたので、自分で行って頂くより、見て楽しんでもらえることを優先することにしました。
グーグルアースで、自分の生まれた土地や、遠い海外の写真を映し出しました。
それには、とても興味深くご覧になっておられました。
いつか、100歳の利用者さんが、マウスをさっそうと操り、パソコンを楽しまれる姿を期待しております。
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