令和2年5月23日 鳥来たる
束の間の青空と押し寄せる雨雲が交互に訪れています。
笑和感の外に出ると、様々な鳥の鳴き声を聞くことができます。
いまだ山側より、ウグイスの鳴き声も響いてきます。
ここ最近、笑和感にはツバメが顔を出しており、巣作りの場所を品定めしています。
かつて、せせらぎ草の玄関口につばめが巣を成して、
巣立っていったことがありますが、今年は笑和感の玄関口にも頻繁にツバメが訪れています。
私が外に出る度に、少し警戒するように周囲を飛び回ったり、頻繁に鳴き声で会話しているようです。
こうした渡り鳥との交流は、幸せを予兆させるような気持ちとなるので、
温かく見守る姿勢ではいるのですが、果たして今年は笑和感に落ち着いてくれるのでしょうか。
さて、一方、この時期になると、笑和感の車庫周りもせわしなくなります。
それは、セキレイが毎度、ここに巣をつくるため、職員が近づくと、
けたたましく警戒の姿勢を見せて羽ばたいたり、鳴き声で威嚇してきます。
特に面白い行動は、2メートルくらいの距離を取りながら、私の目の前をとことこと歩いていくのです。
この行動は、敵を自分の巣から遠ざけるためのおとり作戦なのだと思います。
友達になりたいと思って、まぬけな顔で手を差し伸べている私などは、
巣を守る鳥にとっては、邪魔者以外の何者でもないのでしょう。
そう考えると、少し寂しくもなりますが、何故人の通るところにわざと巣を作るのかと
住人の人間の方から、文句のひとつも言いたくもなるのです。
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