令和2年4月7日 うぐいす
このところ、朝、笑和感に到着すると、
山の方から、ウグイスの鳴き声が聞こえてきます。
その小さな姿は見たことはなくとも、その透き通る鳴き声は、
朝の気持ち良い陽気の中で、胸にしみるものです。
世の中、コロナの勢いは止まらず、首都圏において
緊急事態宣言を発令するという、いよいよの動きが高まっております。
緊急事態宣言が発令されるとどうなるのか。
通常に生活されている方にとっては、あまり変わらないというような意見もあります。
発令された都道府県の知事に権限が与えられ、
民間に対しての必要な要請と指示、施設使用に関するところに、
ある程度の強制力が出るものだそうです。(うろ覚え)
それでも、世界的に行われているような、ロックダウン(都市封鎖)は、
行えないのが、ここ日本の現状だそうで、
そこに甘さや緩さが見え隠れしています。
山形県においても、19人の感染者が報告されました。
ただ、数字には表れない、検査対象とはならなかった自宅待機者が多数存在しています。
保健所に相談ダイヤルに電話をしても、
「検査対象に該当しないので、自宅で療養してください」
と返されてしまうのが、ほとんどだそうです。
そして、原因がわからないまま、コロナだと想定し、
1週間から2週間、仕事を自主的に休まなくてはなりません。
会社としても、単なる風邪症状だったとしても、コロナを想定すれば、
もっと自宅で様子を見てくださいとしか言えない状況があるのではないでしょうか。
体調が回復したとしても、想定をコロナだとすれば、自宅から出ることは避けなければならず
大変な不安とストレスを抱え込むこととなります。
これなら、むしろ、検査を受けて白黒はっきりさせたいと思われる方も多くいるのでしょうが、
そうはいかないのが、今の日本社会です。
医療崩壊につながりかねないという理由はわかりますが、
中途半端な隔離を本人任せで行わせることこそ、感染拡大を生み出してしまうのではないかと
危機感を募らせています。
特に、今回のコロナウィルスは、他者に感染させてしまったという負い目を、
感染者側が大変重く受け止め苦しんでいるはずです。
狭い地域で、発覚すれば、それこそ、家族単位で村八分のような行為が、
意識せずとも行われることになるでしょう。
各都道府県によっては、余力がある今、
少しでもそうした自宅待機者への考慮を、すすめられる手だてを見いだせないかなと思います。
この先、自暴自棄や自殺へと駆り立てられる方が、
少なからず発生することも考えられます。
コロナに関わる、2次被害、3次被害とならないように、
周囲と協力しながら、出来ることを行っていきたいと、日々考えております。
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