令和2年3月11日 虹
朝方、車で大きな虹を見ました。
田んぼから伸びた虹は、目の前に続く道路をまたぐようにして半円を描いておりました。
虹の根元を探してみようと、目をこらしてみたのですが、
肝心なところは、いつもぼやけてしまいます。
子供の頃は、虹の根元を目指して、懸命に自転車をこいでいたような気がします。
決してたどり着けない虹は、大きくきれいなものでした。
本日、東日本大震災から9年目を迎えました。
今日のこの日を迎えるに当たり、それぞれの心に去来するものは、
あの日の記憶と再び向き合う機会となり、
それは大きな悲しみであり、後悔であり、優しさや決意したことを思い返すことでしょう。
様々なものが入り混じった多くの感情が溢れる日でもあります。
どんなに、辛く悲しい気持ちに打ちひしがれていても、
雨の後には、当たり前のように虹はそこあるのです。
再び振り出した雨は、いつもより少し寒く寂しく感じられました。
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