12月14日(金) 夫婦でのご挨拶
ご夫婦で利用されている利用者さんが、本日、笑和感での誕生会を迎えました。
ご夫婦同士、誕生日も数日違いということでしたので、この機会に
2人一緒に行うこととなりました。
羽織を羽織って、ご夫婦で広間に入場されてきます。
一緒に中央に設けられた椅子に座り、職員による紹介を受けます。
そして、花束を受け取った後に、2人一緒にケーキのろうそくの火を吹き消しました。
結婚式でとり行われるケーキカットが初めての共同作業などと言われていますが、
利用者さんご夫妻には、ケーキのろうそくの炎を消すのが共同作業となったようです。
そして、夫妻を代表して、旦那さんが挨拶をしてくれました。
椅子から立つ際に、夫婦一緒に立ち上がり、奥さんが頭を少し下げる姿勢など、
これまで夫婦で歩んできた道のりを垣間見れたような光景でした。
まるで、結婚式での挨拶のように、前を向いて、しっかりとした言葉で、
今回の誕生会に対するお礼の言葉を述べられました。
お昼時に、
「施設長、誕生会ありがとな。本当はしねくてもいいって相談するとこだったんだけどな。
指折り数えられるくらいで、もうすぐ終わるんだな。」
そうお話された利用者さんの言葉が何故か印象的でした。
当初私は、誕生日を迎えることで、自分の天命も指折りで数えられるくらいに
迫っているのだという意味で、嬉しくは感じられていないのではと感じました。
おそらくは、今年がもうすぐ終わるという意味合いであったのではと思います。
帰りがけにも、言葉を交わし、握手をして見送りました。
来年も元気に誕生会をお祝いしたいものです。
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