12月13日(水) ご卒業
本日をもって笑和感を卒業する利用者さんがおります。
家庭の環境と本人の状態を考慮して、入所施設へと移動されることとなりました。
本人も、家族より説明を受け、納得した上での入所となります。
笑和感を長い期間利用してくださったその方は、来所されるのをとても楽しみにされており、
ここは良い場所だと、何度も私達に話してくれたことが思い出されます。
その当人より、今日のデイの時間の終わりに、
皆の前で、自分から挨拶を行いたいと申し出がありました。
これまでお世話になったことに対するお礼と、利用の日をとても楽しみにされていたこと、
何より笑和感の美味しい御飯が食べられなくなるのがとても悲しいと話をされていました。
厨房の調理師を呼んで、自らお礼をも述べられていました。
とても聡明な方で、博識で、おしゃべり好きなその方は、
最後に指名を受けて、本日の乾杯の音頭をとって笑和感を後にしていきました。
職員や利用者の方にも、思わずもらい泣きする方がいたのが印象的でした。
私には、「今まで、いろいろと余計な口を出してごめんな。」
と、声をかけてくれました。
いざ、お互いに最後の別れと自覚できる別れは、珍しくもあり、
その感情は、しだいに感慨深いものへと、後からじわじわと変わっていくものです。
どうか、お元気で。
笑和感をご利用頂き、本当にありがとうございました。
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