3月27日(月) 稀勢の里
昨日は、家族と一緒に大相撲の優勝決定戦を見ていました。
優勝を期待されていた新横綱の稀勢の里が、終盤戦で怪我を負い、
その後連敗を喫してしまい、出場を強行したものの優勝に暗い影を落としました。
状況は、明らかに不利な様子が見てとれました。
本人は、いつも通りの憮然とした表情を崩さずに、肩にかかったテーピングが痛々しいものでした。
側で見ていたお母さんが、「ダメだ、勝てっこないよ!」
なんて諦めの言葉を発しつつも、テレビから目を離せずに、はらはらとしておりました。
これで負ければ優勝は消滅という最終戦、
お互いにぶつかり合う力士の姿に、明らかに負傷している腕に力が入らない様子が見て取れる中、
必死に負けまいと、粘り強さと経験、最後は力と技術で押しきり、見事勝利しました。
その瞬間、テレビの前では、まさかという状況で、私達も声を上げてしまいました。
その後に行われた、優勝決定戦は、負傷した身体での連戦は無理じゃないかと
思われつつも、我々の期待は高まるばかり。
そして、皆の期待を一斉に受けた力士は、見事その期待通りの成果を成し遂げたのです。
会場の全員が総立ちして、君が代を歌い上げている中、途中で涙をぬぐい
声がつまっていた様子は、見ているほうも胸を打つものがありました。
久しぶりに、胸が熱くなる良い勝負を見ることが出来たなと、思ったところです。
コメント