4月4日 春
朝から雨が降り、陽の光が届かないほの暗い朝の車中でした。
昼頃から雨雲は、少しずつ薄くなっていたようでしたが、一日を通して暗いものでした。
庭をのぞくと、除雪で雪を押しのけた際に混じった砂利が、花壇に厚く堆積していました。
出来る範囲で、スコップと手を使って砂利を取り除こうとしましたが、
範囲が広く、量も多くなかなか土が見えてきませんでした。
砂利にまみれた朽ちかけた緑の葉が、とても痛々しかったです。
うちの祖父が植えたものだったので、気にはかけていたのですが、
少しでも陽の光が浴びられるように、砂利をどけたところです。
新しい芽が、春を待ちわびるように、顔を出していました。
川沿いの土手には、今年いちばんのつくしの頭も見えました。
夕方には、雨雲もだいぶ流れていき、青い空が雲よりも多く顔を出していました。
春や秋の季節の変わり目の空は、壮大な表情を見せてくれます。
広いキャンバスに描かれた絵画のように、美しいものでした。
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