3月10日 吹雪の晴れ間
テレビでは、明日の震災の日から3年を迎える日を前にして、
震災の特集番組が、数多く組み込まれています。
3年と言う日は長く感じられましたが、被災地の現場は
未だあの時から時間がゆっくりと流れているかのように、
その姿をとどめていました。
時間が経過することにより、多くの人は、その記憶が薄らいでいっています。
被災地の方は、皆が忘れていってしまっているのではないかということに強い危機感をもっています。
明日の日を迎えるにあたり、テレビなどの報道で、震災のことに触れる機会というのは、
あの時のことを、忘れかけていた私達に再び呼び起させるための
大事な時間だと思っています。
吹雪きが再び吹き荒れていました。
朝には積もっていた雪も、昼には空の太陽で融かされていました。
そして、再び吹雪が吹き荒れていました。
吹いては融け、融けなかったところに溜り、また吹雪いて溜まる。
今週一杯は、雪が続くそうで、車のラジオでも、来週には落ち着いているとのことでした。
車で15分も走れば、景色は一変しています。
除雪が間に合わなかったのか、山の道はひどく荒れていました。
車の中で、利用者さんと、3年前の地震の日に何をしていたか、聞いてみました。
利用者さん曰く、あの時は、他の施設で時間を過ごしていたとのことでした。
施設では、停電もなく普通に帰宅したそうですが、自宅は停電してしまっており、
農作業で使っていた発電機で、急場をしのいだということでした。
あの地震が、これほど凄い地震だったのだとわかったのは、しばらくしてからとのことだったそうです。
出発した時は、青空が半分見えていたのに、途中から車のライトをつけるまでに
変貌してしまった吹雪の中、送迎にも、気を付けなくてはならないですね。
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