9月12日 色紙3
利用者さんと一緒に、送迎中の車で黄金色の田んぼの間を走っていると
「 いなご見なぐなったね・・・ 」 「・・・んだな」
と、そんな会話になります。
ちょいと昔なら、びょんびょんと飛び回るイナゴの光景が田んぼ中に見られ、
それを捕まえようとしている方の姿が、そこいらじゅうで見られました。
ですが、今では、田んぼで見かけるのは、寂しそうにボロボロの服に身を包んだ、
これまた絶滅の危機に瀕している 「 かかし 」 その人ぐらいです。
かかしは、主に稲穂を荒らす雀などから守るために設置されたのだと思いますが、
その雀自体も、数を減らし、見かけることは少なくなりました。
電線に群れをなしてとまっている姿は、子供の頃に見た記憶の中にあり、
今の群れをなしてとまっている鳥は、黒いカラスだったり、よく名前のわからない鳥だったりします。
目に見える光景は、同じ水田のままあるわけですが、それを取り巻く世界は、
大きく変わってしまっているように思えます。
いつか元に戻るのではと思っていても、自然の環境が、かつての状況に戻るためには、
私達人間の力と意思が必要です。
さて、9月号の笑和感新聞がようやく完成し、本日より皆様に配布しております。
内容は、8月の目玉行事のスイカ割りや盆踊りなどの話題が中心ですので、
ご家族様も、是非ご覧になられてください。
9月のメイン行事の紹介もあるのですが、その1つが現在行っている敬老の日に向けた色紙作成となります。
今日も、利用者さんは色紙を作ったり、色紙を飾る写真撮影に臨まれていました。
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