4月10日 対岸の蕗の薹
今日は、晴れ間がのぞいた暖かい日となりました。
ふと、デイルームの窓から、川の流れを覗いた時に、ふと目に止まったのは、
対岸に、いつの間に沸いたのか、たくさんの蕗の薹がありました。
ほぼ毎日見ているような、風景なのに、気づいたのは、本当に今日でした。
人の話では、山に行って採ってきて食べたなんて話も聞こえていましたが、
実際に芽を出している姿は、今年初めての光景でした。
たくさん生えていれば、お昼ご飯の時に、天ぷらにして食べたいね、
などと話もしていましたが、いざ食卓に上がるとなれば、それ相応の数が必要になってしまいますね。
調理師さんにお話したら、目を細めながら、
「もう、おっきくなって花開いてないですか?」
とのこと。
天ぷらになった姿しか、あまり記憶にない私にとっては、食べられるのか食べられないのかの判断が
うまく出来ずに、遠目で眺めていることしかできないのでした。
まだ、雪が残っている斜面に顔を出した、春の味覚に、少し胸躍ったこの頃でした。
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