3月4日 親分登場
北海道では猛烈な地吹雪に巻き込まれ、9人の方が亡くなられたという悲しいニュースがありました。
車が雪で覆いつくされて身動きがとれなくなってしまうという事態、
暖を取れれば安全だと思いがちな車内に、排気ガスが流入するというまさかの事態、
慣れた土地だからと、歩いて家を目指そうとして外に出て途中で力尽きてしまったこと・・・。
日常の生活の場の中においても、襲い来る自然の前では、人間は無力であることを痛感させられます。
本当に残念で無念さだけが残る事故でした。
娘さんを抱いたまま亡くなられたお父さんの話は胸が苦しくなります。
亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
雪も一段落して、今日は青空に恵まれた一日でした。
春の陽気なのか、太陽の光が暖かく、野鳥のセキレイも、雪のなくなった屋根から
雪の後片付けをしている私を、見下ろしていました。
敷地のアスファルトも、だいぶ雪が融けて黒い地肌を見せていたので、
日陰にある雪を日向へと投げこんでいます。
笑和感では、今日も雛祭りの行事が行われています。
利用者さんが、代理のお雛様となり、着物を着て、皆さんにお披露目をしております。
凛々しく、清楚な着物姿で、頭にはお椀をかぶり、手には笏の代わりにしゃもじを持っています。
お昼ご飯は、土曜日と同じく、雛御膳が振る舞われています。
綺麗な菱餅型のちらし寿司です。
さて、今日は、新しく一人の役者が、笑和感にお目見えしております。
実は、ある男性の利用者さんに、ご本人さんの同意を得て、私が踊りの時に行う化粧を施しました。
以前から、こういう格好をしてみたいという発言が、本人様よりありましたので、
この機会に、思い切って行うことにしてみました。
もともと役者映えする顔をされていたので、化粧を施した顔も貫禄がありました。
カッパと三度笠を携えて、利用者さんの前に登場すると、皆さんから拍手が送られました。
刀を抜いて、遠くにみえるお月様に向かって、刀を向けます。
自らも、ヤクザ者の気分になったのか仁義をしながら啖呵をきりました。
なるほど、やはりお似合いでした。
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