10月13日 虹
今日の朝に送迎車の中から、大きな虹の輪が見えました。
虹の後方には、青空が半分見えていました。
道路をこのまま進んでいけば、虹のゲートをくぐれるような気さえするほど、鮮明な虹でした。
しかし、近づけば近づくほど、虹の位置はいつの間にか横に流れていきます。
虹の根元にたどりつきたいという子供の頃からの夢は、今になっても叶いません。
いくら急いで、虹に向かって進んでいても、やがて虹は青空の中に消えてしまいます。
本当にたどり着けるのかと、いつの間にか確かめるのを諦めてしまっていました。
その懐疑の中で、一つの答えを見つけたことがありました。
それは、虹の根元の写真を、インターネット上で見つけたことでした。
外国で撮られた写真のようでしたが、長いハイウェイの前方の地面から虹が出ている写真でした。
その写真が、本当なのか、作られたものかは判断できませんが、
虹を見る度に、その写真の光景を思い出し、運がよければいつか巡り合えるのかもしれないと、
ひそかに思いをはせているのです。
今日は、いつものように、創作活動に、利用者さんは取り組まれています。
集中できるものがあると、時間があっという間に過ぎてしまうそうです。
ただ、なかなか自分の行動が、定まらない方にとって、
職員は、何を勧めて関心を持って頂けるのかというところが、模索状態の方もいます。
必ず何かをしなければいけないという場所ではありませんが、
どうせなら、楽しみを持って過ごして頂ければと考えています。
その楽しみの時間を共有できれば、一番なんですけどね。
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