6月24日 管理者の休日
日曜日は唯一ごろごろしていても許される日
と思っていたのも遠いの日ことなのか
今日は早朝から仕度をして、車で出かけています。
向かった先で待っていたのは、舞踊団の方達
1台の車に乗り込み、向かった先は、山形県最上地方
山に囲まれた自然豊かな風景が広がっています。
車が止まったのは、とある保養所
そこで、踊りのショーに出演するのです。
私は、実践経験を積むという目的も兼ねています。
宿泊可能な入浴施設の座敷間で、約2時間に渡るイベント
そこで私は、新曲の股旅と、いつものマドロスの2曲を披露しました。
順番を待っている時が一番緊張します。
ですが、一度舞台に上がってお客さんの顔を見れば、
いくぶん緊張を忘れます。
舞台の上からは、自分を見ているお客さんの表情を見ることができます。
どんな顔をして自分を見ているのか、真剣なのか笑っているのか、
つまらなそうな顔をしているのか・・・
その方達の表情を大切にし、その目に答えるように意識しています。
そこには、いろんな表情がありました。
それもそのはずです。
この場に集まっていた方は、震災で現在も宮城県内の仮設住宅での生活を
余儀なくされている高齢の方を中心とした被災された方達なのです。
最上地方の方が企画され、今回のこのようなイベントが実現したわけです。
踊りの点から言えば、自分の思い描いた姿には及ばず
単純なミスばかりが目立つ内容でした。
しかし、それでも真剣に見てくれている方達に失礼のないように、
精一杯踊ったつもりです。
今回のうまくいかなかった悔しさは、次回の発表会に活かします。
経験として有意義な舞台でした。
東北大震災から1年が過ぎ、自分には大きな悔いが残っていました。
それは、支援という意味で自分は、少しだけ財布から募金をしただけ・・・
それだけしか、この1年の間に出来ませんでした。
現地に出向いて現場を見てきた訳でもないし、
被災した方の為に、力になってあげられたわけでもなく、
何もしないまま、この1年を過ごしてきました。
それが、今日、このような形で、被災された方達に
笑顔を少しばかりでも提供出来たのであれば
少しだけ胸のつかえが取れた気がしました。
舞台がフィナーレとなり、上を向いて歩こうを皆で歌い、挨拶が始まる中
私の踊りを固い表情で見ていた男性の方が、
目頭を押さえている姿が見えました。
ハンカチを目元にあてがう女性の方も目にしました。
舞台を終え、化粧を落とし、荷物を持って施設内を歩いていた時、
見てくれていたお客さんの方が、
「化粧を落とすと普通の人でわかんないわね(笑)
これからもがんばってね」
と、声をかけてくれました。
次は、もっとうまく出来るように頑張ろうと思いました。
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