10月8日(木) 3年2組の生徒さん
秋の天気は移ろいやすいもの
曇りから晴れ間、時折吹く強い風が高い空の雲を押し流していました。
雨が降ったり止んだりを繰り返しているなかで、
駐車場のアスファルトが雨で濡れて黒く染まっているのが見えました。
本日、せっかく中学生が来てくれるのに、屋外の活動に支障が出るのではないかと
心配していました。
利用者さんのお昼寝の時間が終わったころに、
近くの陵西中学校の生徒さん達が、次々と自転車に乗ってやってこられました。
天気はなんとか持ち直してくれたようです。
9月に引き続き、今日で2回目となる中学生の訪問
今日は、3年2組の生徒さん達30名が来られました。
初めに、簡単に施設見学を行った後に、
それぞれの担当に分かれて活動に入っていきました。
屋外では、熟して良い色になった柿の実をとってもらいながら、
落ち葉拾いや、周辺の清掃を行ってもらいました。
毎年、実をつける柿の木ですが、いつも中学生達に協力してもらって
干し柿や焼酎漬けの作業を手伝ってもらっています。
そのつもりは、ないのですが、これが恒例の行事となってしまいましたね。
採ってきた柿を屋内で、皮をむいて紐に吊るす作業がまっています。
慣れない手つきで、小刀で柿の皮を剥いている女子生徒達
いつも家でやっているからと慣れた手つきで柿を紐にかけていく男子生徒
そうして、だれよりも早く皮を剥いてくれたのは、利用者さん達でした。
一方、利用者さんとのレクリエーション活動では、赤ちゃんも乱入しての
なぜか保育園のような、ほんわかした空気感の中、
和やかにお話をしたりして楽しまれていました。
リハビリ運動でも、利用者さんと一緒に運動に参加したり、
マッサージの施術の様子を一緒に体験するなど、
とても貴重な体験をされているようで、真剣に生徒さんも取り組まれていました。
そしてお菓子作りでは、利用者さんと協力して、
今日は、伊賀餅の笹饅頭作りを行っていました。
女子生徒さんを中心に、利用者さんも粉まみれになって
がんばってたくさんの饅頭を作られていました。
そして、楽しくも賑やかな時間というものは、あっという間に経ち、
最後に、生徒さんから素晴らしい合唱を披露して頂きました。
お礼の言葉として、利用者さんを代表して一番高齢の方より、
大きな声で、感謝の気持ちを述べてもらいました。
生徒さん達は、最後に利用者さんとの握手をして、笑和感を後にされたのです。
生徒さんの中に、将来福祉の仕事をやってみたいという声を聞かれたのが
とても印象的でした。
みなさん、ありがとうございました。
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