令和2年7月29日 一夜その後
山形県内に大きな被害をもたらした雨雲は、各地に大きな被害をもたらしながら、
陽が沈むにつれその勢いを、ようやくと弱めていきました。
せせらぎ草の利用者の皆様は、安全な青空つどいの家にて、
一晩を過ごすこととなりました。
河北町全域に避難指示が発令され、私を含め多くの方が避難を行っています。
落ち着かない夜を過ごしましたが、明け方には、だいぶ水量が引いたという情報を確認しました。
笑和感前の実沢川も、カメラを設置して、状況をスマホで確認していましたが、
水量は落ち着き、施設にも被害が及ぶことはありませんでした。
朝食を終えた利用者さんは、荷物をまとめて笑和感へと帰ってくることができました。
馴染の席に戻ってこれた利用者さんは、ほっとした表情をされていたのが印象的でした。
そうして、本日は、いつも通りの笑和感が始まったのです。
ただ、今回の豪雨は、近辺に大きな傷跡を残していました。
いつも、利用者さんの送迎で車を走らせていた道路が、土砂崩れにより通行止めとなっていたのです。
山際ということもあり、ハザードマップでは、危険な場所と指定されていましたが、
その変わりように言葉を失いました。
この土砂崩れにより、電線が木と接触している箇所が見つかり、
夕方より、修繕作業の為、施設が一時停電にもなりました。
自然による猛威を改めて、思い知る機会となるとともに、
防災に対する危機管理の重要性を考えさせられる一夜となりました。
被害を被った皆様の日常が、一刻も早く戻ることを願うばかりです。
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